人を幸せにする人になろう

大阪砲兵工廠

◆大阪砲兵工廠のうち、残った建物はほぼ1棟。化学分析場というもの。城の西北にある。門があり敷地を囲7875d70e.JPGうレンガ塀なども残り、そして建物。033caf1f.JPG
◆この建物、実は、難波宮第1号瓦を採集した置塩章さんお設計したもの。置塩さんは、そのあと兵庫県に出て、設計した建物は、だから兵庫県内の方が多く残るんではないか。あんまり知りませんが・・・。で、兵庫県もやめて、個人事務所で設計をやり、各所の公共建物などを手がけた人である。
◆さて、文化庁の戦争遺跡の史跡指定候補として、詳細調査のリストに、大阪府では3箇所が挙げられていたはずだ。うちひとつが大阪砲兵工廠跡。その化学分析場。なんか悲しくなる。公園整備の資材置き場みたいなものになっている。ここが砲兵工廠のかつての建物の中で、唯一残るものなんですよ、といった扱いになっていないのである。国の史跡になろうがなるまいが、大阪市としては、あるいは大阪府としては、文化財として整備すべきですよね。土地利用上、そういうように公開物として整備したとして、人がどれくらい来てくれるんだろうか、という問題はあるんでしょう。砲兵工廠のなかでも本体部分というより端っこ、ということもある。
◆建物は使ったらどうなんでしょう。ただし、見学者も入ってきて、玄関先あたりには、しっかりと砲兵工廠としてのアナウンスがしてある、といった使い方もできるように思うが・・・。
 

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プロフィール

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雲楽
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男性
誕生日:
1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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