人を幸せにする人になろう

教員免許講習

◆昨年から実施されている教員免許更新講習で、2年目の今年、日本史の教員4名が55人の教諭に講義をおこなった。この講習、民主党はもうやらんと言って、1年で終わると思いきや、2年目の実施となり、日本史にお鉢がまわってきた次第。
◆楽しくやった。反応もよかった。まあしかし、どこの世界にもいるとはいえ、変な人もいる。見た目や雰囲気で決めてはいかんが、顔つきや格好が変だったり、最後、試験も担当したが、答案を書き上げて部屋を出て行くとき、ふつうの人は一礼して退出するが、まったく無愛想であったり・・・。どこにでもいるとはいえ、学校の先生やろ?と思ってしまう。
◆めんどうや、と思ったが、こういうのもいい機会ではあるな、と思った。うちの近世史の先生は、高校の教科書の記述の変化を取り上げていた。1992年までは士農工商えた非人、だが1995年で大きく代わり、2009年度の教科書を示して、この間の近世の身分社会についての研究の深化にともなう変化を取り上げている(テキストを用意させられるんです。それを見て・・・)。先生は、基本は習った段階の認識がベースで、教科書の変化にも対応してはいるだろうが、一般的には学校業務に忙しくなり、なかなか先端の研究を学ぶ余裕もなくなると想像する。いまはこう考えられている、というのを、こういう機会に知ることは意味があるかなと。
◆だが、教員ってアマタいますよね、全国に。当然、研修みたいなものもあるんとちゃうの。ほんとはそういうところでやるべきなんだろう、とも思う。研修って、しかし制度とか生徒のケアとかが中心で、教育内容にかかわるものは少ないのかね。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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