人を幸せにする人になろう

弥生博で

◆昨日(100819)、岸和田に行く用があったので、帰りに弥生博へ寄ってマスクを見てきた。弥生博、大阪府立でなくなるかもしれない弥生博。こないだ、読売新聞の人欄で、発掘から50年たって東大寺山古墳の報告書が出たというので、金関先生が取り上げられていたが、末尾に弥生博の存続にまだ働かなきゃナラン、みたいなことが書いてあったと記憶する。和泉市からも、いろいろと聞いている。
◆で弥生博、近畿弥生の会が連続講演会をやるチラシ、また近つとも共同の出かける博物館の連続講演のチラシももらった。夏休みなので、閑古鳥というわけではなく、親子連れが入っている。でも、府知事を動かすには飛躍的に入館者を増やす必要があるのだろうが、そういう状態にはない。
◆どうしたらいいんだろう、と考えながら常設展を見ていた。注文をつけてばかりではいけないが、ひとつだけ・・・。池上曽根の部屋はもうちょっと何とかならんのか。調査の歩みの年表がある。そういうのも必要だろう。だけど、もっと、池上曽根って、こんな弥生の村なんだ、ということを打ち出すべきではないか。この部屋に来れば、池上のことは何でもわかる、主要な出土遺物も全部ならんでいる、弥生時代における拠点集落が巨大化していく有様を示す。しかし後期になると、こんなんになって、古墳時代へとつながっていく、といったことにも目を配る。とにかく、池上の村をわかってもらうために、どう構成し解説するかに、もっと腐心して欲しい。
◆つくつくぼうしが鳴いている。夏も終わりか・・・

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雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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