人を幸せにする人になろう

安福寺石棺のスキャン画像ができました

c3d68712.jpg◆メールで画像が送られてきた。さらに少し注文をつけた。最終版は今少し先か。できあがれば、またリーフレットを作ろう。
◆なお、こうした画像、新納先生と話をしていると、データを処理するところまでは共通するが、陰影図にするには、すこし技術がいるのだそうで、確かに仕事をお願いしている共和さんは、自分のところならではの技術をもっている、と言っていた。新納先生はそれを知りたがった。新納先生も、石室のスキャンをやっているが、牧野のような陰影図にはできないのだそうで、石室画像として牧野の画像は「いままで見てきたものでは一番」と褒めていただいた。
◆技術のことはわからんし、企業秘密というところか。
◆ちなみに、和歌山大学で技術開発をやっている計測方法がある。1ヶ月ほど前、やっぱりオレの都合がつかなくて行けなかったが、市大の遺物を供出した。廉状紋や櫛描流水紋がギトギト入っている弥生土器の破片などを提供した。そのときの計測画像を見せてもらったが、なかなかのスグレモノだった。文様面1面の画像で、これを裏側もデータを取って、破片として立体にするには、まだめんどうなのだろうが。
◆これはまだ考古の業界には知られていないと思うので、そのうちにきちんと紹介したいが、とにかく簡便なのだそうだ(和大に行けてないので、ようわからん)。で、石器なんかは、実測しようとすると素人にはまず描けないのだが、報告書で示す場合に、線描き図を出さなくても、正確な陰影図という客観的な画像を出せば、こんなのが出土しましたと報告するには十分ではないか、と思った次第。

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HN:
雲楽
年齢:
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性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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