人を幸せにする人になろう

朝青龍のこと

◆カミサンがブログに書いとけと。とっかかりはアエラ。銀行員40代正社員の年収は1600万円だって。バカにしてるよな。公的資金を入れて、金利を思いっきり下げて回復を果たし、金利はそのままで、自分らは高給をハム。アエラの特集は二つあり、ひとつが不安定な40代正職(で上に上げたようなこと)というのと、もうひとつがその結婚プラスかマイナスか、というものだった。で結局、専業主婦を含め、年収ではなく、満足度だという話らしい。人それぞれのモノサシだ、ということか。
◆これが本題ではない。どうもJAXAの宇宙科学研究本部(カミさんの前の職場)の仕事のやり方、いついつが報告書が締め切りだから、持ち寄りはこの日に設定し、それにむけての打ち合わせを1週間前にやって、とか、そういうマジメ人間のやり方に「ついていけん」という話。で、朝青龍が登場する。仕事をちゃんとやるかどうかが問題で、やり方は人それぞれや、相撲に強い朝青龍がなんでやめなあかんねんと。
◆いまどこでも成果が問われ、それをキチキチやっていくためには、段取りして計画的にコトを進め、間違いのないように進める風潮が進行し、ツマランと。仕事やから、給料もらっているから、することはせなあかんが、締め切りの前の日にやってもええやん、と。顔をあわしても仕事の話しかしない、なんの面白みもないと。破天荒な生き方しとるやつ、別にそんなんでなくとも仕事はするが遊びもちゃんと入れてるヤツの方が、人間的だし魅力あるわな。
◆宇宙科学研究本部の正職は、日本ではそこしかない頭脳の集まる超エリート集団であるが、楽しそうに仕事をしていないようなのだ。でも一方、ハチャメチャナ東大の先生の話を聞くと安心もする。
◆とくに研究というのは、キチキチ計画通り成果を出すようなことが果たしてよいのか、あるいは成果が出るのか、といわれれば、積み上げ+発想や飛躍だから、どうなんでしょうね。人によってスタイルは違うから、キッチリやる人がいてもいいが、そうでない者が排除されるのはたぶんよくないんだろう。縛りのない自由さが必要だ、と。そういうことかな。
◆オレはけっこう自由にやらせてもらって幸せだ。計画性のなさはいつも反省しているのだが、それでいいんだと肯定しておこう。
◆いずれにしても、人の幸せとは何か、そのモノサシは個人のものだから、マジメだったらいかんのか、とはいえないが、カミさんの言うように、人とのつきあいや(あの人はほんまに幅広い。職場だけでなく、日銀・小学館・朝日新聞社・外務官僚、大学のテニスサークル、保育園の時の母親友達、小学校の時の母親友達、研究分野で言っても、形と構造をやっているので、折り紙研究家や、沖縄のプランクトン研究者・・・)、うまいもんを食う、そうした人間味のある生き方に共感する。おれもキチキチやる、研究史をしっかりふまえる、なんていうのが苦手で、一発屋なので、これからもチャランポランでいこう。メールを見てなくてもエエヤン。

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HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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