人を幸せにする人になろう

考古学研究会

◆総会報告の部分をパラパラと見る。会員が4000人を切ったんだ。委員をやってたころは5000といってたはずだ。大阪歴史学会は、規模は考古学研究にまったくおよばないが、ほとんど横ばいだが微増。
◆ある程度、しゃーないでしょうね。どこともそうである。学生・院生全体が少なくなっている、そのなかで学会誌を定期購読しようという人も。いまの学生は本を買ったり雑誌を取ったりしない。まあ、コピーですよ。
◆学会誌の内容自体、学問も深化し、それゆえ細分化し、学術雑誌の求めるオリジナリティのある研究とは、どんどん先端的な特定部分にならざるをえない。それはいたしかたないだろう。『考古学研究』に載っている論文で、自分が関心をもつもの以外も目を通しているかといわれれば、かつても怪しいし、いまはなおさら・・・。そんなんだから、学生、院生にしても、研究室にある大学が定期購読している各種雑誌から、関心あるものをコピーすればいいのである。買っても、役に立つ部分はごく限られているわけだ。
◆また、査読体制も、学術雑誌がきちんとした学術雑誌たるためには必然なんだろうし、かつての気安く読める同人誌的なものであり続けるわけにはいかない。そうすると、やっぱりある層は脱落し、一定の落ち着きどころに至るまで下がるんだろう。
◆大阪歴史学会もそうだが、学会運営はどことも厳しいですね。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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