人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
アンダルシアの旅(45)バエロクラウディア
◆ある一室には、タリファ近くのローマ都市、バエロクラウディアのパネルが展示されていた。ひとまずローマ、アンダルシア地方のローマ都市について、もう少しわかりやすく全体像を示してくれてもいいのに、と思った。例えばセビリヤ博のイタリカ。イタリカからの展示物がほとんどを占めるが、遺跡についての情報があまりない。ま、現地に行けと言うことだろうが、やっぱり博物館なるもの、ブツの収集が中心という機能を引きずっているように思える。例えば遺跡の模型があれば、ずいぶんとローマ都市のイメージが博物館でもえられるだろう。
◆カディス自身は遺跡としては継続する都市に埋もれているわけだが、クラウディアは違うようで、平原の中にすっぽり残っているようで、写真を見ると、掘り出した都市遺構はそのまま露出させているようだ。大きい航空写真で遺跡の様子はわかるが、もっと工夫ができるだろう。まず、この地域のローマ化を示す上で、分布図が1枚あるけれど、大・中・小、それぞれの遺跡の写真や遺構図を、分布図に貼り込んでやれば、ずいぶん全体像は理解しやすい。
◆全般的に、モノ、その解説、というのがほとんどで、遺跡や歴史を理解させるための図表などのパネルは少ないように思った。そのへんは、展示の理念もあろうが、むしろ旧態依然的なのかなと。博物館が主要都市には必ずある、そのへんはむろん優れており、実物の強みはあるのだが、伝統的な博物館像にとどまっているようにも思える。
◆カディス自身は遺跡としては継続する都市に埋もれているわけだが、クラウディアは違うようで、平原の中にすっぽり残っているようで、写真を見ると、掘り出した都市遺構はそのまま露出させているようだ。大きい航空写真で遺跡の様子はわかるが、もっと工夫ができるだろう。まず、この地域のローマ化を示す上で、分布図が1枚あるけれど、大・中・小、それぞれの遺跡の写真や遺構図を、分布図に貼り込んでやれば、ずいぶん全体像は理解しやすい。
◆全般的に、モノ、その解説、というのがほとんどで、遺跡や歴史を理解させるための図表などのパネルは少ないように思った。そのへんは、展示の理念もあろうが、むしろ旧態依然的なのかなと。博物館が主要都市には必ずある、そのへんはむろん優れており、実物の強みはあるのだが、伝統的な博物館像にとどまっているようにも思える。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。