人を幸せにする人になろう

「0勉」って知ってますか

◆学校に行く、授業に一応は出る、この拘束時間以外、一切勉強しないこと。高校生で半分強だったか。小学生の0勉は少なく、中学校、高校と高くなる。方や、学校の先生は、いろんなことをやらされ、書類も書き、疲弊している。こないだ、過労寸前の人が多いという新聞記事があった。
◆ほんとは逆、小学生こそ、無限の時間があり、塾など行かず、自然のなかで過ごすことが大事。カミさんいわく、小学生に必要なのは時間と自然!。で、外界のさまざまなことに興味をもつ、関心の芽を育てるというのが大事なんでしょう。だんだん、中学生、高校生と、自分の原型ができてきて、それぞれやらされるのではない学びをするようになっていく、これがあるべき姿。だんだん勉強するようになっていくべき。それが逆なわけです。
◆小学生時代に、まわりのものを飽きずにながめ、いろんなことを目にして感じたりする、という時期に、そういう外界に触れる時間をなくし、いろんな関心の芽が芽吹くことが阻止される。これにはゲームの影響も大きい。そして、中学校、高校と、次第に自分の好きなもの、面白いと思うものなどが育っていき、勉強するようになるべきところ、逆に、ぜんぜん勉強しなくなる。一方で、先生もまったくフォローする余裕がない。
◆こうした真逆が進行し、それを持ち直させべき学校の体制もまた逆、という事実はデータから明らか。これを放置する文科省。義務教育は国の義務、だが教育も自己責任と、義務を放棄している。

微動アレイ探査

◆というのを、同僚N氏の継続する豊臣大坂城の調査で、こないだの10月 16日に実施しました。応 用地質さん、です。この前のサウンディングでは(2日のうち1日だけの参加でした)、豊臣の本丸に食い込んでいる空堀を、けっこう捉えることができました。
◆これらの成果は12月15日の研究会で発表される予定です。

兵庫県の埋蔵文化財調査

◆2011年に、まちづくり技術センターというのが公益財団法人化され、2012年に埋文がこのセンターに移管されたのですね。恥ずかしながら、ち~とも知りませんでした。いま市町村は、かつて事業量が多い時期にいくらかできた財団も、直営に戻しているところが多くなっている。市町村は基礎自治体として、行政の1部門として、環境が良いかどうかは別にして、行政の仕事として発掘している。それに対して広域の都道府県は、やはり大規模調査の処理機関という意味が大きいということか。

文化財の活用、その前に

◆文化財の「活用」、あまり好きではない言葉ですね。では何といえばいいのだろう。すぐには出てきませんが。
◆20世紀までの緊急調査に追われる埋蔵文化財保護から、21世紀的な把握・管理・活用ということが叫ばれて久しい(1990年代後半)。現代社会における地域の拠りどころにということは、地域社会の持続のためにも正しい方向だろう。その一方、20世紀的ではあるが、工事で遺跡が壊されるのに、ノーチェックというのであれば、順序が違うだろうとも思う。両者はだいたいパラレルで、ちゃんと開発対応をちゃんとやっているところは活用もやっていると思っている。そうでもないのに、活用・活用と言っているところも、あるんでしょうね。やってこれなかったことが、活用をやってれば、それでよし、ということになってはいけないだろう。遺跡を壊す工事について、むろんその内容で対処もいろいろあるとはいえ、一定規模のものは、せなあかん。それができなければ、体制を整えるべし。できないのに活用だけやるな、これも正しいと思うわけです。
◆兵庫県のある市の話を聞いて愕然とした次第。

久留米

◆行ったことはありません。カミサンが学会で行っておりまして、話を聞かせてくれました。お城 にも行ったそうです。有馬氏というのが17世紀前半に入部して幕末までいたそうです。記念館というのがあるらしく(ブリジストンが建設・寄付。大きな工場があるそうな)、その入館者用の配布リーフレットを見ると、播磨の赤松氏だそうな。それが有馬郡に入封され、三田城に入り、福知山城を経て、久留米にきたそうです。筑後川の川べりに城跡があるが、タクシーの運ちゃんも「何にもないで」と。で、実際、人は2人くらいだったとか。元に比べれば、本丸のまわりは変わってしまっているのかもしれません(スマホの画像で城跡を一応確かめました)。が、写真では立派な石垣と水掘も残っているところは残っている。
◆市民がみな、何にもない城跡と思っているようだ。確かに古城とは、そんなものだったのかもしれない。しかし、久留米は、市町村制の最初の50いくらかの市のひとつだそうで、それだけ筑後地域の中心だったわけで、それは有馬の殿さんの城下町が原点なんだろうし、自分たちの住む久留米市の歴史・文化の原点みたいなもんであるはずだ。が、なんとも思われていないらしい。

やっとこさ改新の原稿を書き上げました

◆疲れました。
◆事務処理能力なく、後片づけがついていないものが累積していきます。やれ外国の大学との協定に基づく昨年の交流実績の数字を出せだの、来年の共通教育の時間割を出せだの、次は専門科目の担当者を出せだの、といったものは、〆切日が翌日ぐらいまでに何とか出し、と。メールが・・・。処理済みのは消していくが、未処理のものが累積していく。すぐに対処が必要なものは、何とかこなしているが、後回しにしてもいいと思ったものは、その後の堆いメールの山の堆積で、下へ下へと押されていき、そのまま沈殿している。
◆まあ、ぼちぼちと。ブログはペースメーカーでもるのですが、遠ざかっております。

2018年10月21日(日)石室見学会

◆考古の見学会。3回生の1人が横穴式石室をやりたいというので、それをテーマとする見学会を開 催。1鉢伏山西峰→2観音塚→3オーコ8→4大平塚→5平林→6・7二塚(石室2)→8艸墓(封鎖)→9谷首→10文殊院西→段の塚→11ムネサカ1→12ムネサカ2→粟原寺跡*→13赤坂天王山→14秋殿南*→山田寺跡→15打上*→16都塚→17石舞台→18菖蒲池→五条野丸山→19岩屋山、終了17時前。石室・石槨を19見た。
◆2名を橿原神宮前駅で下ろし、残りは河内国分まで、解散。

博物館は減っている

◆博物館概論の調査のために、社会教育調査のデータをダウンロード、それを入力して表を作った りと。昨年までのパワポ、データが古かったので、最新のものを参照したわけですが、なんとH27、博物館数が減少に転じています。

日本の林業と木の国

◆4月の新聞。切り取っていて、そのへんにたまっていたもの。日本は豊かな森林があり、林業があ り、製材屋があり、大工がいたはずだ。これぞ循環型産業。アジアの森林を伐採し、山を荒れさせ、輸入する必要はない。もっと木を使うことに法的な措置を講ずるべきでは。安かろう、という話ではない。

こういうの、どこかで常設してほしいもの

◆なぜだか柏原市に居住して、だいぶ経ちます。その柏原市が市政60周年だそうです。広報で11月3 日に、その頃の写真展を1日限りでやるそうです。こういうの興味あります。3日、足を伸ばすかどうかはわかりませんが。でも、1日ってもったいないですよね。大津市博には、どこかの壁を使ってそういうコーナーがありました。市役所とか、リビエールホールとか、一定の壁があれば、恒常的に掲示してもいいのではないでしょうか。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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