人を幸せにする人になろう

福島の今日の放射線量

◆毎日毎日、放射性物質から放射能が出続けている。雨は土壌に入り、川 になり、海へも垂れ流さ れている。風評被害ではない。現実のことである。黄色いなかで、福島の人たちは暮らし続けている。
◆そして福島第1の現在の画像。

大歴編集委員長

◆先週、初めての編集委員会がありました。初めてなので、なかなか要領をえなかった。昨日、ようやくその編集委員会の後始末をしました。前編集委員長から申し送られた審査の概略のペーパーを読み、庶務委員の編集補佐最強マニュアルを読み、勉強。そして査読中の原稿、事務局移動の前後からこれまでの新規投稿などを、ようやっと整理し、全貌を把握できました。
◆一方で、柱がなかったのをつけさせ、論文頭の題目と著者名をボールドにし、註の行間が本文と一緒なので詰めるなど、印刷屋に指示。わたしとしては雑誌としてデキのよいものにするのが、この2年間の仕事と思っています。こないだの編集会議でも、やはり日本史の人は字が読めればよい、と発言。まあ、反対はないようなので、己の思うところを進めるだけ。ほんとうは図や表に行きたいのだが、それは入稿時点での関与が必要となり、自分の首を占めることになるため、まだやっていない。8月号は再校までいっているので、ひととおりのPDFを送ってもらうように印刷屋に言い、ざっと見るつもりだが、図や表は今回は手が出せない。
◆次の10月号は、編集委員長から入稿することにするかな~。いまは事務局からデータが印刷屋に行き、印刷屋が適当に組んでいる。まあ、考古の雑誌でないので、それでいいのではあるが。編集委員は、労力をかけて査読している、それがむろん何より第1。が、刊行物を仕上げる仕事も編集委員の仕事なのだが、日本史系はおよそ無頓着なわけです。しかし、印刷って、ちゃんと指示して入稿することが大事ですよね。あとから直すのは難しい。できるだけイメージ通りの仕上がりになるように、最初に指示しないといけない。労力をあまりかけず、図や表をどこにどんな大きさで入れる、くらいの仕事から始めてみるか。

試験の間中

◆2限の試験中、ず~と車塚の調査のことを考えていました。前半は遮光のこと、後半は陸橋発掘に おける注意すべきこと、です。終了後、それを整理していると既に15:30になってしまいました。

陸橋、まあ少ないが

◆誉田御廟山の空中レーザー測量図をみると、なんとなく陸橋基部があるように見える。これも水 中音波探査をやれば、さらに明瞭になろう。大仙も、後円部西側は現状ではスムーズなのに対し、東側では高い赤色調の部分のなかに、よくみると範囲が見えるような気もする。が、これはやはり埋没がさらに大きいことを考えると危ない。どこから人を入れるかを考えると、やはり海側ではないかとも思う。久津川の場合、扇状地の低い側、すなわち平野部側に取り付けているので。
◆前からの仲津山、女狭穂塚、これに市野山もありそうだが、そうは増えませんね。
◆箸墓からある以上、ず~とあるわけで、基本的に前期ははずしたが、陵山の前方部両側とか、石塚山の後円部後端に近い側とかも確実である。
◆いずれにもせよ、中期前半に、前方部2方、後円部1方で、定式化するのではないかとにらんでいる。

私大ブランディング事業

◆文科省の役人が逮捕されましたよね。あほみたいな事業を作り出し、また全国の私大で会議が開かれ書類作成が進められたに違いない。こんなことばっかりやらせる文科省。ぜんぶ見直した方がいいんちゃう。
◆最初の2016年、カケの千葉科学大学・岡山理科大学が採択され、2017年もカケ関連の吉備国際大学が採択されている。以下、ネットから。

 吉備国際大学の方は、地元の農業振興から「ブランディング」という地に足のついた企画ですが、岡山理科大は「モンゴルと提携して恐竜研究」という内容でした。モンゴルのゴビ砂漠で恐竜の化石が出るのは世界的に有名で、日本からも東大や北大が共同研究をしています。そこに、岡山理大が限られた予算で「ブランド力になるような話題作り」になるレベルまで食い込めるのかどうかは難しさがありそうです。

殺人的でなく実際に死者があとをたたない酷暑

◆80代以上の人が、畑作業とか草刈とかに出て、亡くなっている。温度の感覚がわからなくなるそ うな。このデータは、数日前に取得していたものだが、本日、あっさりと塗り替えられてしまった。
◆長らく1978年の山形・酒田の記録が日本の最高気温でした(観測の古いものは別)。亡くなった山中一郎先生が、この時山形で発掘していて、セミが落ちてきた、といった話をしていたのを記憶する。で、90年代に入ってからですね、酒田を上回るようになったのは。で、ついに41度台に。

久津川車塚古墳の調査2018

◆今年度も1か月半の現場のシーズンが近づいてまいりました。サウンディングの調査成果を 踏まえ、城陽市教育委員会により今年度調査計画がまとまりましたので図示します。8月1日から9月14日まで、カレンダー通りで、平日は毎日やっております。お近くにお寄りの際は、是非、見学ください。
◆城陽市第8集にもとづき、周堤の調査区を落としてみました。埴輪列の出ている第5次は、里道と思われる線が入っており、いまの史跡地北辺にある2列のフェンスがそれとみて合わせてみました。道路沿いの、拡幅?埋管?の工事の立会も入れましたが、こっちの肩部は、さきほどのものと位置がスムーズに続きません。そうすると、2018-3区をもうすこし広くし、より長く肩部の検出をしておいた方がいいように思ってきました。

KR2018での周堤確認

◆カラー概報で、主だった過去の調査をまとめた(道上)。こないだの7月KR研で、サウンディング成果をふまえ、今年度の調査区についても相談。その際に、周堤のいくらかと、そこから周濠へ落ちていく部分が、現在の史跡地の隅部に引っかかってきているので、それをどうするかという話にもなる。
◆本日、周堤の検出レベルを原図で確認してもらった。その時の、該当部の第8集の報告書の図を示しておく。史跡地外側で堤が捉えられていて、ほぼミエミエで史跡地内をどう横切るかをほぼ推測できることを改めて認識する。しかし昔の調査で、調査区は国土座標でなく不動点からの位置決め。大きな狂いはないのだろうが、今回、遺構面は浅いので、トレンチで周堤肩と落ちを確認する方向で考えることにする。
◆それと陸橋については、池田の事例からも、周囲堤側の取りつき部を最終的に溝を穿って切り離している可能性を考えておくべし、ということになる。まあ、楽しみですね。陸橋の全体像を露呈させ、かつ周堤側の基部を切断しているかどうか、見ものである。
◆明日から機械掘削である。陸橋上面を削り込むわけにはいかないので、安全を確保し、やや上で止めることになろう。人力掘削の手間が多くなるのはやむをえない。ばっちりの礫敷面と、そこから落ちる礫葺き斜面と、水鳥5羽を検出してやろう。
◆文化庁に言っときますが、大学と城陽市が、いい調査をするために知恵を絞っているのですよ(またこう書くとおこられるのでけど)。

2018年7月22日、カコイ接合

◆6月のKR研で、立命館で基本的な接合作業が進められた久津川2016谷部のカコイについて、長辺 も短辺もわからないなか、図上復元しかないとの報告に、再度、全部広げて、多くの人間で寄ってたかって接合し、ほんとにもう限界なのか、ダメ押しした方がよいと、本日の設定となる。
◆9:30城陽市整理事務所(上記の作業を経て城陽市に移動してある)。9人が集まってくれる。城陽市担当者・・・、長友、阿部、大澤・園原、安藤・泉、田口、中谷・山崎・上野。室内に広げることができないので、ブルーシートを持っていき、屋外での作業。あじ~。
◆17:30までやって、再収納。カコイ内部の家形埴輪は、パーツはそろわないが、おおむね屋根や基部の様相は捉えることができ、図化作業に進むものをセレクト。
◆さてと、カコイ本体。おおむね、上トゲ・横トゲのある上部辺と、基部の下部辺の2グループにお おむね分かれ、接合を進める(その前に取り上げ袋をとっぱらい、全部の破片をむき出しにして、同一部位にまとめた)。そこそこ接合が進んでいく。これは、まだやめるわけにはいきません。谷部途中に平坦面を設け、カコイを配置していた車塚。破片が90%そろっているかというと60%くらいなのかもしれないが(どこへ行った?)、まだ接合を進める必要がある。本日もそこそこ接合したが、本日の作業で部位ごとにまとめた認識をもとに、箱に収納し、次回は現場終了後の9月末くらいに、第2回目を、ということで区切りとした。
◆埴輪屋を何人も含む、それなりにわかっているこれくらいの人間で、だべりながらも作業する姿はとてもいいものである。

ミライザ

◆ミライザって、わかります?。旧第4師団司令部、旧大阪市立博物館。いまの大阪市歴史博物館ができてから、建 物はあと地利用されず封鎖されていた。レストランとかに使うには耐震工事など金がかかり、そのままとなっていた。どうなんでしょうか。大阪城公園が指定管理?に出され、MPO?なんとかになってからなんですかね、よくわかりませんが大改修がなされ、ほぼ全体が店舗となったらしい。これがミライザ。
◆そうなってから行ったことがなかった。どんなもんかいなと思ったが、外観をいじることはない し、景観をそこねるものではない。1・2・3階に飲食店が入り、なかなか繁盛しているように見えた。期間限定で屋上はビアガーデンとなっている。
◆サウンディングが午後開始、夕方から夜にかけての作業なので、夕食時の休憩時に、1階のタリーズに入った。その奥に簡単な展示施設が造られている。壁面のパネル展示主体だが、中央には展示ケースがあり、鬼瓦・金箔瓦各1点が実物展示されている。鬼瓦は徳川大阪城のものだが、巨大で迫力がある。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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