人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
2017年4月23日
◆誰もいない文学部棟で、ひとり仕事をしています。快晴。行楽日和。外で日光を浴びてゆったり したいものです。若葉も実に美しい。
◆こないだ新聞で、「働きすぎの高揚感の非効用」という記事がありました。そうです。ず~とやっていることの高揚感みたいなものがあり、効率が悪くなっているとは思わないが、心身には悪影響ということのよう。まあ、しかし論文なんて、高揚感がないと書けません。学生・院生らには「研究しすぎの高揚感」というところまで、行ってほしいものです。
◆昨日は、近鉄文化サロン阿倍野教室で、伝世鏡についてしゃべりました。直前にMさんの論文を読んで、大和天神山の鏡はあぶなそう、ということを学びました。概して、摩滅が著しくないものは、怪しいかもしれませんね。摩滅の著しいものについて、ほんとに年代が下がるのか、まだはっきりしていないように思う。
◆そのあと天満橋に行き、5月14日の現地見学検討会の下見をしてきました。南西の竜造寺谷は、とても面白かった。なかなか普段は歩かないところをたどり、上町台地に刻まれた谷を理解することができた。それと大阪歴史博物館、NHKのところに、難波宮の西辺・北辺の1本柱塀が表現されていることを初めて知りました。カメラをもっていかなかったことは失敗です。
◆そんなんで1730くらい?には河内国分に帰り、あじもりで呑みました。
◆こないだ新聞で、「働きすぎの高揚感の非効用」という記事がありました。そうです。ず~とやっていることの高揚感みたいなものがあり、効率が悪くなっているとは思わないが、心身には悪影響ということのよう。まあ、しかし論文なんて、高揚感がないと書けません。学生・院生らには「研究しすぎの高揚感」というところまで、行ってほしいものです。
◆昨日は、近鉄文化サロン阿倍野教室で、伝世鏡についてしゃべりました。直前にMさんの論文を読んで、大和天神山の鏡はあぶなそう、ということを学びました。概して、摩滅が著しくないものは、怪しいかもしれませんね。摩滅の著しいものについて、ほんとに年代が下がるのか、まだはっきりしていないように思う。
◆そのあと天満橋に行き、5月14日の現地見学検討会の下見をしてきました。南西の竜造寺谷は、とても面白かった。なかなか普段は歩かないところをたどり、上町台地に刻まれた谷を理解することができた。それと大阪歴史博物館、NHKのところに、難波宮の西辺・北辺の1本柱塀が表現されていることを初めて知りました。カメラをもっていかなかったことは失敗です。
◆そんなんで1730くらい?には河内国分に帰り、あじもりで呑みました。
学芸員はガン
◆見識のないアホばっかり。何を言っているのかと思ったら、これ指定された建造物が自由に使えないことへの反論のよう。コトの中身は博物館とか学芸員ではないわけだ。なので矛先は文化財保護の制度に向いている。ここから先は、本人の認識と発言の趣旨がわからないと言及は難しい。短い言葉のようだし。
◆だが、一方では理解できる面もある。指定されると、大事なもので、なにかあっては問題と、基本的には文化財側がかなり厳格に管理しているのだろう。実際には、見学対応とか、直接人を雇って配置していたり、管理を地元のグループに委ねたり、といろんな形態はあろう。そらまあ、危ないことはできないわけです。一方、五条のなんとか家住宅は、譲渡を受け、公開のための補修は市がやり、NPOが指定管理?で入っていて、解説だけでなく、いろんな会場に使用できる。古民家で、お花をやったりお茶をやったり、八木ではカルタ大会を開いている。使ってもらってこそ、という面もあるわけです。そのへんは、指定物件は建築物的に価値は高いが、入って見て回るくらい、場合によっては立ち入れないところもあるのではないか。一方で、指定物件になっていなくて、地元パワーで残し管理しているところは、いろいろ使ってもらおうと努力している。枚方宿の建物では、最初、いろいろ応じたが、問題もあって、何をするか制約も設けたという話を聞いたような気もする。
◆町並みの一画に指定物件の建造物があって、もう住んでいないところは一定の公開をしているわけだが、地域の人たちの適切な活動には場所を提供する、ということがあってもいいのではないか、と思ったりするわけです。なんとか大臣の、実際の個別案件がどうだったかは知らない(二条城だって)。「そんなこともできないのか」と、きっと何の見識もなく、管理していく側の苦労などおかまいなしで、不用意に発言したのであろう。それは褒められたものではない。が、建物への影響とか、安全面とか、そういうことはもちろんだが、より柔軟に文化財を現代社会のなかで使っていく、ということがあっていいんではないんだろうかと。いかがでしょうか。
◆だが、一方では理解できる面もある。指定されると、大事なもので、なにかあっては問題と、基本的には文化財側がかなり厳格に管理しているのだろう。実際には、見学対応とか、直接人を雇って配置していたり、管理を地元のグループに委ねたり、といろんな形態はあろう。そらまあ、危ないことはできないわけです。一方、五条のなんとか家住宅は、譲渡を受け、公開のための補修は市がやり、NPOが指定管理?で入っていて、解説だけでなく、いろんな会場に使用できる。古民家で、お花をやったりお茶をやったり、八木ではカルタ大会を開いている。使ってもらってこそ、という面もあるわけです。そのへんは、指定物件は建築物的に価値は高いが、入って見て回るくらい、場合によっては立ち入れないところもあるのではないか。一方で、指定物件になっていなくて、地元パワーで残し管理しているところは、いろいろ使ってもらおうと努力している。枚方宿の建物では、最初、いろいろ応じたが、問題もあって、何をするか制約も設けたという話を聞いたような気もする。
◆町並みの一画に指定物件の建造物があって、もう住んでいないところは一定の公開をしているわけだが、地域の人たちの適切な活動には場所を提供する、ということがあってもいいのではないか、と思ったりするわけです。なんとか大臣の、実際の個別案件がどうだったかは知らない(二条城だって)。「そんなこともできないのか」と、きっと何の見識もなく、管理していく側の苦労などおかまいなしで、不用意に発言したのであろう。それは褒められたものではない。が、建物への影響とか、安全面とか、そういうことはもちろんだが、より柔軟に文化財を現代社会のなかで使っていく、ということがあっていいんではないんだろうかと。いかがでしょうか。
考古学研究会には行かず
◆そんなんで、土曜日が予定が入ってしまったので、いつもなら学生を連れて岡山に行くのですが、やめ。『市大日本史』の仕事をしていたのかな。
◆翌日は、入院の立ち合いに和歌山へ行き、紀ノ川ICから阪和道経由で出勤し、月曜日の研究会と院演習をこなしました。大雨警報の中、院演習をやっておりました。疲れがピーク。
◆とにかく、だましだまし、GWに逃げ込む!
◆翌日は、入院の立ち合いに和歌山へ行き、紀ノ川ICから阪和道経由で出勤し、月曜日の研究会と院演習をこなしました。大雨警報の中、院演習をやっておりました。疲れがピーク。
◆とにかく、だましだまし、GWに逃げ込む!
金沢蓄音器館
◆『歴博』を見ていると、こんなのがあると知りました。博物館の道も奥深し。
◆大阪城天守閣の入館者数が255万7000人で過去最高を更新した、と。外国人はその半分。がっぽり入館料収入をえて、よろしかったですね。まあ、来たら入ろか、ということで、引き付ける魅力は大阪城そのものにあるわけです。これを間違えたらあかん。で、そのままでも、城アトとして、石垣の迫力はすごいもので、国籍・老若男女問わず「すごい」と思わせるものがある。が、多くは一過性なわけです。高い石垣やったね~、で終わる。
◆いまのままで、こんだけ人が来てくれるんやから、それでエエネン。という考え方もあるだろう。が、何度でも足を運びたいと思わせる味わい、そうした魅力を付加していくことができます。質を高めていきませんか。ちゃんとした大阪城の理解とか、より歴史的な魅力を、少しづつでいい、加えていきたいものです。
◆大阪城天守閣の入館者数が255万7000人で過去最高を更新した、と。外国人はその半分。がっぽり入館料収入をえて、よろしかったですね。まあ、来たら入ろか、ということで、引き付ける魅力は大阪城そのものにあるわけです。これを間違えたらあかん。で、そのままでも、城アトとして、石垣の迫力はすごいもので、国籍・老若男女問わず「すごい」と思わせるものがある。が、多くは一過性なわけです。高い石垣やったね~、で終わる。
◆いまのままで、こんだけ人が来てくれるんやから、それでエエネン。という考え方もあるだろう。が、何度でも足を運びたいと思わせる味わい、そうした魅力を付加していくことができます。質を高めていきませんか。ちゃんとした大阪城の理解とか、より歴史的な魅力を、少しづつでいい、加えていきたいものです。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。