人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
2014年6月9日、宮内庁の確認調査
◆佐紀陵山古墳の西側堤にある事務所が老朽化して建て替えたいのだが(写真)、遺構の上に乗っているこ とから、場所を変えて建て替える計画で、陵山古墳前方部前面西側で遺跡の有無確認の調査が実施されており、その見学会に参加。まあ地山。段丘の粘土層と礫層からなる地山なんだけれども、南端のところがやや汚れた粘質土で、もしかして何かの遺構になるのかなとは思ったが。
◆前にこの辺で円筒棺が出ていたはずで、それを聞くがよくわからなかったが、カシコーケンの人がもうちょっと南とちゃうか、と。帰ってきてから文献を探るが見つからない。ちょうど2005のヤツだけ見つからないので、それかもしれません。ほんと前面に近いところだったように記憶するが、確かめられません。
◆熱い!。
◆前にこの辺で円筒棺が出ていたはずで、それを聞くがよくわからなかったが、カシコーケンの人がもうちょっと南とちゃうか、と。帰ってきてから文献を探るが見つからない。ちょうど2005のヤツだけ見つからないので、それかもしれません。ほんと前面に近いところだったように記憶するが、確かめられません。
◆熱い!。
2014年6月8日の日曜日
◆日曜日。この日はトリプルブッキングだが、大歴大会の伏見城企画の準備会にキャンパスプラザ京都に行く。八木まわり、近鉄特急で。京大・横田先生の話はとても面白かった。城郭側の議論とも接点がある。治部少丸とか郭に名前が付いているんだけれども、これ同時代資料に出てくる名前なんですね。ということは廃城後、山にもどっていることからすると、基本的に当時の呼称が残っており、信用できそうだ。なんで石田三成などの名前のついた郭があるのか、そこのところが横田先生の話のミソでした。
◆資料の〆切をお願いしておいたが、共通で使う部分の作成はこっちでやらないといけない。まああと2週間でなんとか・・・。これ、土曜日やってしまおうと思っていた仕事。22時までやってたら終わってるんでしょうが。
◆資料の〆切をお願いしておいたが、共通で使う部分の作成はこっちでやらないといけない。まああと2週間でなんとか・・・。これ、土曜日やってしまおうと思っていた仕事。22時までやってたら終わってるんでしょうが。
2014年6月7日の土曜日
◆朝からとにかく雑用を片付けまくって17:30。いまの賃貸マンションの管理会社から電話が入り、ひとつしたの部屋で水漏れしている、ついてはオレのところの確認をして欲しいと。ありゃたいへん。条里制・古代都市研究会の委員会用のメールを書いていたが、中断し、泣く泣く研究室をあとにして戻る。なんもなってないやないか!。大家さんも来て、見るけど、どう見ても何もわからず。カミサンも戻り、ゆっくりした土曜日になる。仕事は完結せず・・・
◆この日、日本はセネガルに4-3で勝つ。
◆この日、日本はセネガルに4-3で勝つ。
デジタル印刷
◆しばらく前のニュースでした。いまは本式の製版をしなくても、PCで組んだそのままのデジタル印刷が、印刷業界としてはノビシロで、機械も進歩し、実に簡易になっているとか。チラシとかだけでなく、ちゃんとした本だって、鮮明な写真とか線描の細かい図面とかが要求される専門的なものをのぞけば、十分という時代がくるんでしょうね。
もひとつ普及本
◆おおさかの歴史文化の研究拠点を大阪市大に!、という提言書をまとめました。が、その契機と なった上層部の要求に沿わないもので、要求した考古にかかわるメモをちゃんと出せと言われていたのですが、出さずじまい。で昨日6日、金曜日の将来構想委員会で議論されたはずです。オレの提言書はそもそも俎上に載ったかどうかも不明。
◆でもね、橋下市長がどうであれ、いまの学長がどうであれ、大阪市大として、文系は文系で、大阪に即した人文的研究を、専任教員として副専攻としてやれることをやれ、といったことは前からやるべきだと思い、教授会でも発言してきました。これはいい機会と、提言書にまとめたわけです。結果は知らない。取り上げられなかったとしても、あきらめることなく言い続けることと、そこに盛り込んだことで、やれることはやろうかなと。それが普及本なんです。
◆考古学で言うと、新泉社の《シリーズ遺跡を学ぶ》みたいなやつ。大阪砲兵工廠でも川口居留地でも、木村ケンカ堂でも、むろん難波宮でも、A5、フルカラー本文90頁まで、平易に、というコンセプト。頒価できれば1000円。よくまとまっていて1000円ならペイするだろう。で出版社を巻き込んでと、そう考えたりするわけです。
◆事業認定されれば、やるけどな。そうでなくともと思ったりもしますが、実際にやるのはしんどいでしょうね。が、博学連携事業に載せて出発するという筋道はありうるかもしれない、とかかんとか、考えたりしております。そのうち、そのうち、「あ、定年だ」。
[追記]ちなみに提言書に書いたのは、専任教員の兼務では無理だ、マンパワーが足りない、そこは金ですよ、と。そして専任のやるべき主務はマネージメントだ、と。
◆でもね、橋下市長がどうであれ、いまの学長がどうであれ、大阪市大として、文系は文系で、大阪に即した人文的研究を、専任教員として副専攻としてやれることをやれ、といったことは前からやるべきだと思い、教授会でも発言してきました。これはいい機会と、提言書にまとめたわけです。結果は知らない。取り上げられなかったとしても、あきらめることなく言い続けることと、そこに盛り込んだことで、やれることはやろうかなと。それが普及本なんです。
◆考古学で言うと、新泉社の《シリーズ遺跡を学ぶ》みたいなやつ。大阪砲兵工廠でも川口居留地でも、木村ケンカ堂でも、むろん難波宮でも、A5、フルカラー本文90頁まで、平易に、というコンセプト。頒価できれば1000円。よくまとまっていて1000円ならペイするだろう。で出版社を巻き込んでと、そう考えたりするわけです。
◆事業認定されれば、やるけどな。そうでなくともと思ったりもしますが、実際にやるのはしんどいでしょうね。が、博学連携事業に載せて出発するという筋道はありうるかもしれない、とかかんとか、考えたりしております。そのうち、そのうち、「あ、定年だ」。
[追記]ちなみに提言書に書いたのは、専任教員の兼務では無理だ、マンパワーが足りない、そこは金ですよ、と。そして専任のやるべき主務はマネージメントだ、と。
素人による考古学の3次元計測
◆手元に『文化財のための三次元計測』と『文化財の壺』創刊号があります。3次元計測とは無縁ではなく、どちらかというと(おこがましいですが)実践組なんでしょうけど、自分で処理できるわけでもなく、外注組です。前にも書いたかも知れませんが、(1)すべて自分でやる>(2)計測は外注し自分でデータを処理する>(3)計測は自分でやり加工を外注する>(4)金を取ってきて計測・加工を委託する、という最後のところに属しているわけです。
◆機器も高いし、ソフトも高い、とはいえ最先端を行かなければ、機器も手が届くものもあるかもしれませんし、基礎的なソフトはフリーでもあるのかもしれません。そんなのもチンプンカンプンです。が興味はある。
◆わたしの出発点は遺跡の方で、赤坂天王山の石室陰影図を見せてもらうことがあり、石室研究はこれだ、と思い、その後、牧野・谷首・文殊院西とやってきたわけです。遺物の世界は、和歌山大学工学部のところで、うちの土器片やら石器を持ち込んで計測したことがあります。それっきりですが、芝が原の鏡と銅釧は続けてやりたいなと。これ機器を摂南大学工学部が購入していて、気軽にやってくれるので、いつでもOKなのですが、踏み出せていない。30ミクロンで、手ずれ→伝世鏡の証明、というのを目論んでいるわけです。現在は、大阪府の鏡、200面を撮影してきて、あと10数面のままストップしているのですが、この機械を車に積んで行脚して、大阪府の鏡の図録、ぜんぶ陰影図を添えてやるかな、とも思ったりする今日この頃です。頁数倍増、自腹の出版費もふくらむと、さてと・・・。
◆こないだ聞いたところでは、いまレーザーなどで計測せずとも写真からデジタル化する技術が急速にのびているらしい。これがトレンドだそうです。で、東北の復興調査では、掘り上がると撮影して終了。図化は内業でOKということのようです。
◆考え方はいろいろでしょうが、大学で考古学実習をやっていて、土器の図化をやるのですが、図化は理解の上で必要だと思ってますが、その計測作業が簡易で正確なら、三角定規を立てる必要はありませんよね。屋外作業でも、もう平板を持ち出すことはないわけです。基礎は必要だが、自分らが身につけたことは彼らには時代遅れということです。むろん、現場というのがある。現実に市町村でやっている世界は、方眼紙に図面を書くし、三角定規を立てて土器の実測はすると。そのへん、実習をどうするかは現実問題としてある。
◆いや、実は書き出しにあるように、オレは多少かじっているのだけど、まったく専門ではないし、専門になるつもりも今はない。だから、その立場から、自分の勉強として、あるいは具体の研究に即してこうできないかとか、こんなんできますよとか、そういう面の紹介はできるかなと。要するにつなぎ。それで、役に立つかどうかはわからないけど、身近の世界での発信をやってもいいかなと、こないだフト思ったわけです。《素人による考古学の3次元計測》とか。イメージはA4で2枚くらいで1話題、くらいで書き継いでいく、それをHPで公開するというものなんですが・・・。そのうち、そのうち。あれ、定年や、ということになるかもしれません。
◆機器も高いし、ソフトも高い、とはいえ最先端を行かなければ、機器も手が届くものもあるかもしれませんし、基礎的なソフトはフリーでもあるのかもしれません。そんなのもチンプンカンプンです。が興味はある。
◆わたしの出発点は遺跡の方で、赤坂天王山の石室陰影図を見せてもらうことがあり、石室研究はこれだ、と思い、その後、牧野・谷首・文殊院西とやってきたわけです。遺物の世界は、和歌山大学工学部のところで、うちの土器片やら石器を持ち込んで計測したことがあります。それっきりですが、芝が原の鏡と銅釧は続けてやりたいなと。これ機器を摂南大学工学部が購入していて、気軽にやってくれるので、いつでもOKなのですが、踏み出せていない。30ミクロンで、手ずれ→伝世鏡の証明、というのを目論んでいるわけです。現在は、大阪府の鏡、200面を撮影してきて、あと10数面のままストップしているのですが、この機械を車に積んで行脚して、大阪府の鏡の図録、ぜんぶ陰影図を添えてやるかな、とも思ったりする今日この頃です。頁数倍増、自腹の出版費もふくらむと、さてと・・・。
◆こないだ聞いたところでは、いまレーザーなどで計測せずとも写真からデジタル化する技術が急速にのびているらしい。これがトレンドだそうです。で、東北の復興調査では、掘り上がると撮影して終了。図化は内業でOKということのようです。
◆考え方はいろいろでしょうが、大学で考古学実習をやっていて、土器の図化をやるのですが、図化は理解の上で必要だと思ってますが、その計測作業が簡易で正確なら、三角定規を立てる必要はありませんよね。屋外作業でも、もう平板を持ち出すことはないわけです。基礎は必要だが、自分らが身につけたことは彼らには時代遅れということです。むろん、現場というのがある。現実に市町村でやっている世界は、方眼紙に図面を書くし、三角定規を立てて土器の実測はすると。そのへん、実習をどうするかは現実問題としてある。
◆いや、実は書き出しにあるように、オレは多少かじっているのだけど、まったく専門ではないし、専門になるつもりも今はない。だから、その立場から、自分の勉強として、あるいは具体の研究に即してこうできないかとか、こんなんできますよとか、そういう面の紹介はできるかなと。要するにつなぎ。それで、役に立つかどうかはわからないけど、身近の世界での発信をやってもいいかなと、こないだフト思ったわけです。《素人による考古学の3次元計測》とか。イメージはA4で2枚くらいで1話題、くらいで書き継いでいく、それをHPで公開するというものなんですが・・・。そのうち、そのうち。あれ、定年や、ということになるかもしれません。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。