人を幸せにする人になろう

2023年11月5日、近江国府界隈

◆条里制研の現地見学会に参加する。カミサンもエントリーしていたが、風邪をひき、寝込み、1人と なる。マニアックな、とても楽しい時間でした。が、年寄りには13時から17時はちときつい。で、こっちも風邪をうつされるている可能性があるので、おとなしく帰る。が、翌日発熱、39度。薬を飲んで38度くらいにはなったが。そんなんで、いま8日だが、まだのどが痛く、鼻をたらし、せき込み・・・。
◆さて5限の準備にかかろう。

教室旅行についていま少し

◆富山までの高速道路は、長良川沿いの郡上八幡―白川郷のルートで、そこから東の飛騨川沿いの 高山市に入る。朝から城攻め。松倉城跡。教育委員会の方に丁寧に説明をいただく。クマよけの鈴を身に着けている。城下の部分は、いま飛騨の里という観光施設になっていて、1971年にできたそうだ。まだまだ埋蔵文化財、しかも中世期の遺跡への意識はほとんどなかったのだろう。どこまで残っているのか、ほぼ壊れたのか。朝早く、駐車場に着いたときは誰もいなかったが、山から下りてきた時の様子では、観光地として成功しているよう。なので残存状況の確認調査などもできないのだろう。
◆晴れ渡ってきて北アルプスがよく見える。
◆駅前の駐車場にバスを止め、そこから自由行動。北の端から南まで町歩きをすることにする。南の方が、陣屋があり人でにぎわうが、逆から行く。ぶらぶらと公開されている町屋に立ち寄り、途中、食事もし、南にたどりつく頃には集合時間が迫っている。がしかし陣屋を見ないわけにもいかない。金を払い、10分でかけめぐる。まあ、よく残っているもんですね。日本でここしか残っていないのだっけか。そこから駅前のバス停までが距離があり、速足、途中走りを入れながら、遅れずに到達。しかし、学生らの半分くらいは遅刻していた。
◆大観光地のハイシーズンで、観光客だらけ。外国人多し。
◆そこから白川郷。なんとも言えない観光地。世界遺産というテーマパークですね。どこまで住んでいる人がいるのだろうか。あんまりいないのでは。生活から切り離された残骸。また、こんな観光地に教室旅行で行かなくてもいいのに、と思う。

次郎兵衛塚1号墳

◆さかのぼり、教室旅行で、可児市の次郎兵衛塚1号墳を見学した。見事な終末期方墳である。 川べりで、5世紀後葉くらいから古墳が築造されるという。それが7世紀にいきなりこんなものが出てくる。木曽川と飛騨川の合流点で、渡しがあったところ、地名は川合(どこかで聞いた名前と同じです)。30mあって7世紀前半と思うが・・・。

大山崎歴史資料館

◆16時過ぎにすべりこんだか。館長Fさんがいて、実に丁寧に説明をいただいた。これ、館長の思い 入れのある展示のようで、熱がすごかった。いまサントリーの醸造所になっているところに江戸時代まで寺院があったこと、その前身は古代までさかのぼることなど、とても勉強になった。

鳥居前古墳

◆これが驚き。前に来たときは(連れて行ってもらった)、山のなかを入って行ったのだが、いま やそこまで宅地開発され、その一角に残された形になっているではないか。で入れない。
◆乙訓古墳群は史跡となるも、公開していくには、安全対策なども含めた一定の整備が求められ、それが整うまでは、自由に立ち入れない、ということなのだろう。

いげの山古墳

◆子供らが、たくさん遊んでいて、それがよかった。都市部の住宅地の中に、よい緑地公園ができ た、というところ。そのへん、網野銚子山は同じようには行かないが、日常使いの遺跡になることを願う。

勝龍寺城跡

◆2回目か。内部の展示は変わっていないのかな。細川藤孝・忠興、ガラシャを学ぶことができる。この城跡、保存問題があっ たのかどうかはよく知らないが、よくぞ残してくれましたね。

長岡京大極殿

◆中心部に東西の生活道路が通っており、なかなかこれをなんとかするのは難しいのでしょう。大 極殿院の北西部方向の追加指定が進み、史跡整備され、看板も充実し、以前よりも全容がわかるようになっている。
◆住宅地に化したなかで、時間をかけて追加指定し、整備を進めている向日市さんに敬意を表したい。すぐ横を調査しているようで、この部分も追加指定に進むようである。

元稲荷古墳

◆向日神社に入る。参拝。古墳に向かう。気になるのは、封土がむき出しで、流出を止めないとい けないのではないか、ということ。写真は前方部だが、後方部もそうで、肩のあたりは封土が露呈している。

五塚原古墳

◆前に向日市が掘っている時に見学させてもらったが、行き方はすっかり忘れている。市役所に車を止めて案内されて歩いて行ったので。住宅地の街路から近いので、入口になっている公園のところまで車で行くことはできる。今回はやはり歩きましたが。
◆公園から歩いていくと(これも封鎖している形なのだが・・・)、前方部にたどりつき、そこから後円部に向かう。調査時の風景は覚えていないが、調査区のあたりは当然伐採して開けていたんだと思う。しかし、しばらく経つと、山なんで草木がかなり繁茂している。写真は後円部から低い前方部を望んだものだが、ようわかりませんよね。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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