人を幸せにする人になろう

イスラム国のこと

◆少し書いておこうと思ったのは、1週間前くらいか。もう忘れかかっているが、思い出して、と。
◆ヨルダンに捕まっている女性は、兄弟3人がイラク戦争で死んだとか。イラク戦争は、大量破壊兵器あるとの勝手な難癖をつけアメリカが攻め込んだもので、あとでなかったということになったもの。日本も賛同。サダムフセインのイラクがいろんな問題をもっていても、それは内政問題。スンニ派とシーア派の対立はなかったし、強権的ではあっても平和だった。それをいまの状態にしてしまったのはイラク戦争である。まずそれを押さえておかなければならない。
◆で、イラク戦争で兄弟が殺された、アメリカ憎し、当たり前である。むろんそれでアンマンの結婚式に突入することにより、多くの人名が失われ、憎悪が繰り返される。が、大国アメリカが憎くても、できることはそういうことであり、原因を作ったのはどっちなんだ、ということ。
◆これを繰り返す限り、憎悪の連鎖は断ち切れないだろう。空爆でイスラム国を叩いて、効果があったとしても、そして一時的に落ち着いたとしても、ぶりかえすに違いない。武力による決着がすべてではない。一方的優勢による休戦合意は、すぐに崩れるだろう。日本国憲法。国際紛争を解決する手段として、永遠に戦争を放棄する、しかないのである。20世紀初頭の勝手な国境の線引きで今に至る混乱を招いた西欧諸国のやるべきことは、休戦を導き、それを維持し、公正な当時者の話し合いを主催し、どこにも肩をもたず、彼らの合意による枠組みの再構築を成し遂げ、そこに民主的な手続きによりモノゴトを決めていく道筋を引き、最低50年くらい持続するまで、責任をもって社会を安定させ、人々の生活が成り立つよう援助することだと思う。

プラグイン

カレンダー

08 2024/09 10
S M T W T F S
2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13
16 17 18 19 20
22 23 24 25 26 27 28
29 30

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索