人を幸せにする人になろう

京丹後市網野銚子山古墳の委員会090824

ef63228a.JPG◆丹後・網野銚子山古墳の委員会に出席してきた。追加指定のための調査3年目、追加指定の範囲の決定が主要課題でした。けっこう文化財に力を入れている。ただし赤坂今井、網野銚子山と、金をかけずに短期間で、次々に一定の環境整備を進めることが課題。赤坂今井も発見から時間がたち、銚子山も整備構想ができてからかなりたつ。生きているうちに・・・という声が聞こえるそうだ。
◆銚子山も指定の同意、報告書、土地境界の測量、申請、指定告示、買い上げと、整備までには時間がかかる。そこで赤坂今井の整備をその間にやっつけてはどうだろうか。
◆赤坂今井は、導線の階段、墳丘の貼芝などの表面処理、そして上面の埋葬施設の表示くらいだ。実施設計6ceeeec9.JPG1年、整備1年でよい。規模も大きくなく2年でできるだろう。駐車場は必要だから、土地の確保がこれに加わる。これで赤坂は一定の決着をつける。
◆次に網銚だ。しかしこれは蛭子山方式でよい。立木を整理し、大きくならない笹?を地べたにはわす。大がかりな復元整備をする必要はまったくない。あとはこの機会にどこまで墳丘の調査を実施するかだけだ。極端かもしれないが、調査も必要ない。美しい墳丘は、すこし痛んでいるところを補修するのみでよい。調査をして内容を蓄積しないと説明や発信ができないというなら、一定の調査をやってもいいが、どうだろうか。あんまり手を入れないでも、立木整理で見せることは十分だ。これにさらに労力をかけることは、時間と金がもったいなくないか。丹後に遺跡を見に来る人は、きれいになった銚子山を必ず見に来てくれる。それよりも、地元で、1年に2・3度、草刈りをしたり、解説ボランティアをしてくれる保存会を作り育てていく方が重要だ。
◆京丹後には、古墳だけでも、これ以外にいろいろあって、湧田山をどうするか、太田南をどうするか、といった課題があるので、そっちに労力をかけた方がよい。また文化庁の時にかかわった産土山も、きちんと見てもらえるようにすべきだ。長持形石棺がほとんど露出しているので、見せるようにしてもよい。
◆古墳だけでない、扇谷にしても、奈具岡にしても、なんぼでもやることはある。丹後に遺跡ツアーに来てもらって、1泊2日であちこちまわってもらえるだけの素材にことかかない。カニを食って、ブリを食って、カキを食って、海産物にもこと欠かないし、自然もある。美しい海もある。こっちも、なるべく早く神明山の測量報告を出さなければ。

この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする:

プラグイン

カレンダー

08 2024/09 10
S M T W T F S
2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索