人を幸せにする人になろう

堺の環濠内はいいよ

◆前にも2部のハイキングで堺をめぐったことがある。今回、阪堺電車で南に下る。おりていないので、ハイキングの時の感想を書く。堺は国道26号線など、車がびゅんびゅん走る大形幹線道路が通る。だが、堺の環濠内の阪堺電車の通る大路は、道は立派だが、交通量は少ないでしょ。ちんちん電車が信号で止まって脇を見ても、止まっている車は2台、だったりする。かつての町屋がそのまま住宅地であり、古くからの店など、要するに、やっぱり歴史的に町として継続しているのだ。
◆そして静かなんです。これハイキングで歩いたときの感想、ちょっと横へそれれば、東西ともガンガン車が通っているが、中にはいれば、いたって静穏なのです。こんなところに住みたいものだ。
◆堺市も、かつての環濠を活かした都市計画をすればいいのに(既にやってる?)。一朝一夕にはいかないが、住宅地としての規制をかけ、環濠については、長期的に復元していく。すこしずつすこしずつ。そして、千利休も、与謝野晶子も、鉄砲鍛冶も、刃物も、黄金の日々の、歴史的遺産だ。今回、いくつかパンフレットを手にしたのだが、堺は地味なんだ。歴史にはコトかかないが、歴史的建造物などは、これもすっかり戦災で失ってしまったからなんだろう。だが、これからでも、歴史を活かした町作り、あるいは町おこし、ができると思う。過去の建物はなくなったかもしれない、それを今から作ってはどうだろうか。極端なことを言えば、全体を文化財として、すべて平屋、瓦葺きとし、往事の町並みにしてしまう、ということだって考えていい。映画のロケ地にもなるだろう、観光地ににもなるだろう、そんな町に住むことが誇りになり、積極的に歴史的景観を作り出すことに進めば、とも思う。簡単ではないが、200年くらいかかって、そこにもっていくことは可能だと思う。

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雲楽
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男性
誕生日:
1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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