人を幸せにする人になろう

草津線と麦

◆草津線を柘植から草津まで行き、豊かな耕地がひろがっていた。で麦がそこここに。昨年も、湖東へ行ったとき、一生懸命、麦の写真を撮った。今回、麦はまだ植えたばかりのところから、ある程度成長したものまで見たが、まだまだ緑で、黄色、そして茶色に色づいていない。
◆麦畑、とはいえ元は田だが、麦を見るには滋賀だ。滋賀はどうも意識的にやっているのだろうと思った。滋賀は豊かだ。出生率が2位だとか。いいところだ。
◆麦の話のついでに・・・。ウィットフォーゲルの話だ。話し始めると長くなるが、カミサンと、麦と米、ヨーロッパとアジアの話になった。オレは、稲作とは水利だと。個々人の田はあれ、それは順々に水を落としていくもので、水利紐帯で結ばれる共同体意識は強いと。それに対して麦畑は違う。日本の水田を裏作で麦を作るというのとは違う。西アジアは潅漑が発達しているだろうが、ヨーロッパの田園地帯は、日本でも北海道の畑地がそうだが、うねうねと自然の起伏があるまま麦を植えてある(たぶん)。ヨーロッパの水利を調べなきゃならんが(ウィットフォーゲルを読めばいいのだろう)、たぶん個々の天水利用なんだろう。自然の起伏のママだから、統一的な潅漑水路なんておそらくない。だから、それぞれが独自に水を調達するのだろう。なので、個々の経営体の独立度は高く、共同体的紐帯はむろんあるが、アジアとはまた質が異なるのだろう。
◆そんなことを主張したが、カミサンは納得しない。ほんまかいな、と。絶対そうだと平行線。なんでわかるの、オレの経験だ。チャンちゃん。ちゃんと勉強すべし。

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HN:
雲楽
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性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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