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都構想と大学統合問題

◆大阪都の構想案が府市ともに否決されたとか。住民投票に進むのかどうか、まあ難しいんでしょう。一方で、大学統合の話は、そうした政治情勢を横目で見つつ、トーンダウンしたように見えてストップはしておらず、新たな新大学プランが打ち出された。こないだの教授会で、まだ外に出すなと注意されたが、公開されたようで、新聞に小さく載っていた。
◆わたし、正直、どちらも賛成なんです。都構想にまったく詳しくはないが、基礎自治体は適正な規模で、そこに広域行政の府がある、その方がいいのではないかという一般論です。大阪府と大阪市という巨大な予算規模を擁する行政組織がふたつあって、基本仲が悪いというどこにでもある図式より、よほど役割分担が明確化し、すっきりするんでは?。大学は、先に書いた新構想案の議論が続いていたことをまったく知らなかった。昨年?から維新が選挙に勝てなくなり、今年に入り、思うように進まず、大学統合も時期尚早とされ、ストップしたと誤解していた。で、両大学が、そんな政治情勢とは関係なく議論してこそ大学と思っていた。それが、まあ関係者の間では議論が進められていたわけである。当初のタイムスケジュールのようにはいかない、今後の政治情勢により、大学側の議論なぞお構いなしに白紙になることもありうるのかもしれない。が、どうであれ大学側で、時間はかかっても議論して考えていくことに賛成である。結局どうなるかはわからないし、これまでは政治主導で上意下達で進められ、有無をいわさずという観で推し進めてきたことによる議論の未成熟はある。
◆賛成というのも、絶対的な考えがあるわけではない。やはりこれまで培ってきた、これも適正規模というのがあり、大きくなることが絶対的にいいというわけではないだろう。が考えてみる価値はあると思うわけです。が、そういう議論の機会はこれまでなかった。文学部でも全学でも。そこは議論のなかで熟していくもんでしょう、考えも変わっていくもんでしょう。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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