人を幸せにする人になろう

2024年3月27日 慶州2

◆金冠塚のドームに入る。これは再発掘成果にもとづき、確認した組み上げられた柱の様子を再現し、積石の実物、それを覆う盛土などを、ドームで覆って、最先端の展示が行われている。構築プロセスを映像でふんだんに再現しつつ実物遺構を示した、積石木槨の最先端の展示である。
◆けっこう長くこの中にいました。それだけ学ぶことが多い。積石木槨墓なるものは、こんな風に作り上げるのだ。
◆その横に古墳情報館というのができている。イメージ映像中心だが、おばさんが「荷物を預けて行け」と、コインロッカーの場所を教えてくれた。そこに荷物を詰め込み、大陵苑に入っていく。

2024年3月27日 慶州1

◆釜山駅発KTX8:05発。16号車の3Aと3B席。改札がないのにも驚く。慶州までは30分程度と近いが、まあトンネルが多い。天気よく、慶州の盆地を含めて霧。ところで、タワマンばっかりです。20年前も建設ラッシュでしたが、その後、建て続けているんでしょう。わたしの感覚では、20年まえくらいのはガラス窓が青く、いまは透明になっているのではないかと思う。新慶州駅は、片田舎だったが、少し行ったところにニョキニョキのタワマンが林立するインダストリアができあがっていたりする。洛東江から釜山市側を見ると、タワマンが右から左まで林立している。これだけ集合住宅化が進むと、きっと昔ながらの戸建ての家屋はさぞ空き家が多いのだろうと予想する。
◆慶州駅(かつての旧駅でなく郊外の新駅)。駅を出て、バス乗り場に行く。移築した横穴式石室?あり。50番のバスに乗り、古墳群近くのバス停で降りる。路西里古墳群の北端から入っていく。有名どころの古墳がならぶ。

2024年3月26日 福泉洞古墳群

◆福泉洞の博物館は特徴的な建物で、記憶が明瞭。最初に来たときは、若くして亡くなられた館長さんとお会いし、一緒に写真を撮っていただいた記憶がある。ここは観覧は18時まで。
◆そのあと遺跡を縦断して下りていく。昼ご飯は食べていないので、駅に近いあたりに飲食店がたくさんあったので、帰りに店に入ることにする。
◆洛東江を越えて釜山からはスマホでの撮影となったが、その日の夜、画像を移す時にヘマをやり、画像を失った。挙げているのは、サムネイル画像なのかな。なんとか生き残ったものを挙げておきます。
◆上は福泉洞博。したは飲食店。いまは画像で取り込み翻訳することでメニューが確かめられるのですね。奥の座敷に入り、最初はビール、次は焼酎を飲みながら、楽しく食事をしました。
◆釜山駅に行きホテルに入る。

洛東江

◆金海博のあと、釜山の福泉洞古墳群に向かう。軽鉄道の大渚駅で釜山地下鉄3号線に乗り換える。洛東江を渡る。渡ると亀浦駅。この駅には20年前に降り立った記憶がある。なんか遺跡を見に行った記憶があるが、忘却の彼方である。3号線から美南で4号線に乗り換え、トンネのひとつ先の寿安で降り、福泉洞古墳群に歩いていく。まあ、坂道です。
◆カメラのバッテリーが、フル充電で1日持たないのはどういうことなんだろう。福泉洞はスマホで。

国立金海博物館

◆大成洞古墳群の博物館のあと、川沿いに北上すると国立博物館。リニューアルオープンしたばかりのようです。手前には子供博物館ができあがっている。国立博物館を充実させるだけでなく、子供博物館を併設している。また基本は入館無料。今回、博物館なるもので入館料が必要だったのは、ほとんどなかった。遺跡展示館などでは3000ウォン程度が標準。
◆展示は、資料の充実をもとに、展示手法など含めて一新され、盛り沢山。福泉洞に17時前に入る必要があり、1530までという限られた時間で見るにはボリュームがありすぎ。少なくとも半日は見るべし。少しもったいないが、いたしかたなし。直前に福泉洞に行くには時間がない、金海で見るところを加えることはできないかと相談があったが、いや福泉洞は見るべし、そういうプランにしてくれと注文した。

金海2 大成洞古墳群

◆まずはテソンドン。博物館駅の南に出て、道路を越えるとすぐに大成洞古墳群の史跡地になっている。頂部にある覆い屋は、29号墳と39号墳だっけか。南北尾根を南に抜け、博物館へ。
◆まあ、ええもん並んでますね。けっこう殉葬が確かめられているらしいですね。写真はその1例なんでしょう。副槨の脇に2体。殉葬の認識をほとんどもっていなかった。素通りしていたのでしょうか。日本でもありうると思っていますが、テソンドンの事例を忘れてはいけませんね。

2024年3月26日 金海

◆10:40関空発。実質の飛行時間1時間10分で釜山金海国際空港着。いまは、釜山の地下鉄と接続させる形で、軽鉄道なる路線が、空港を通り、金海市と結んでいる。空港内のコンビニでT-moneyという交通系カードを購入し、いくらかをチャージ。これが間違ってました。コンビニのプリペイドで、T-moneyではなかった…。まあしかし交通関係はおおむねOKです。
◆むかし空港線はなく、最初に来たときは申先生に迎えに来ていただいた。2回目はどうしたんだろう。バスか。まったく記憶にない。
◆学生らがちゃんと調べてくれているので、連れて行ってもらう感じである。軽鉄道の博物館駅が、国立金海博物館と大成洞古墳群の間にでき、実に便利である。

2024年3月24日 研究費の申請書を書こうか

◆26日(火曜日)から韓国に久しぶり行きます。例年の研究室旅行が、今年は海外となったわけです。年度末にやることは、3月27日〆切の金研報告書、3月31日〆切の教員評価の書類作成、4月10日〆切の学内研究費への申請。なんとかやってしまわないといけません。

2024年3月23日 還暦パーティ

◆60歳となりました。昨年5月以降、卒業生が企画を進めてくれ、OBPのホテルを会場に、晴れがましくも還暦パーティをやっていただきました。最初の相談は「断らないでくださいね」。わかってます。こういうのは、還暦をネタに、関係者が集まる機会とするところに意味がある。最終講義もそう。退任する先生はやりたくなくとも、それは研究室儀礼としてやるところに意味がある。が、近年は、退職される先生の最終講義の案内はほとんど見なくなってしまっている。
◆50人ものみなさんにお集まりいただき、楽しい時間を過ごすことができた。ありがとうございました。人に幸せにしてもらっていることに感謝です。わたしも、ブログのタイトルの通り、人をしあわせにする人になりたいもの。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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