人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
和泉黄金塚の整備委員会(2010/02/25)
◆説明をはじめると長くなるが、2008年4月以来、ほぼ丸2年、何をやっていたのか、と言ってみた。その時の議事録が今日配布されたが、そうそう宗田さんがけっこう言ってたな、とかすかな記憶があるくらい。そもそも議事録はその日のうちにまとめて送付すべきですね。2年前はどんな年次計画だったのだろうか、資料をみないとわからん。買い上げ話が難しいのはわかるが、整備をどうするかについては、要するに考えていない。
◆議事録には出てこないので言わなかったのかもしれないが、指定と買い上げは違う。指定は保護を担保する施策。いまは指定の時にどう活用するかが問われるが、即整備しなければならないものではけっしてない。普通は保存管理計画を定めて運用していくということ。逆にいえば、土地利用の制限をかけることになるが、家に住み続けることも田圃を続けることも何ら制約はなく、それでよいのだ。指定に同意するから即買い上げてほしいという要望もあれば、ここのように営農を続けたいという所有者もいる。
◆その辺は大阪府がちゃんと指導しているのだろうが、指定からはずれている区域(墳丘でない東北のところ)について、そういうことは初めて聞いたみたいな事務局の受け答えを聞いていると不安である。
◆まあ、今日、ほぼ方針は出たようにも思う。(1)墳丘本体は復元整備を行わない(現実にできないからでなく)。(2)まわりをどう維持管理していくかが大きな課題。基本は農地としての維持。これは地元上代住民の意向をベースに、教育委員会が和泉市の学校教育などの教育的側面を加味した、史跡を活かした事業プランを練ることだ。そしてこれは、5年先でなくてよい。来年度からでも試行的に実施しうるし、早めに動いた方がよい。長岡京市では地元住民に考えてもらいできることをやり始めている。参考資料として和泉市に渡そう。そして(3)アクセス。近くまで進入する道路および駐車場がいる。そして史跡地までのアプローチ。史跡地の公有化とは別に用地確保が必要なので、これも早めに決めて整備事業にタイミングをあわせて実現するよう役所内調整が必要だ。
◆平澤君がいったように、お金をかけないで(用地取得費用は別に)こんなにいいものになった、といった整備事業を実現させて欲しい。実際、上のような基本線で行くと、ほとんど現状維持に近い。新しい教育長はとくに発言しなかったが、市長を含めて、市内部ではどうなのか。なんか事業といえば、目新しい人工物をこしらえないと、という見解ならそれはそれで困る。
◆こうした基本線をまとめあげるのは、来年度、平成22年度となる。補助事業の範囲はわたしにはわからんが、金のかかることは補助事業でということになるのだろうが、それでないとコトが進まないわけではない。看板くらい、すぐ建てたらどうなのか。上代の人たちと定期的に会合をもつこと、全国の地元に管理や活用を任せている好事例などに学ぶこと、種を買ってコスモスを播くとか、なんだってできる。そういう意識をもつかどうか。
◆議事録には出てこないので言わなかったのかもしれないが、指定と買い上げは違う。指定は保護を担保する施策。いまは指定の時にどう活用するかが問われるが、即整備しなければならないものではけっしてない。普通は保存管理計画を定めて運用していくということ。逆にいえば、土地利用の制限をかけることになるが、家に住み続けることも田圃を続けることも何ら制約はなく、それでよいのだ。指定に同意するから即買い上げてほしいという要望もあれば、ここのように営農を続けたいという所有者もいる。
◆その辺は大阪府がちゃんと指導しているのだろうが、指定からはずれている区域(墳丘でない東北のところ)について、そういうことは初めて聞いたみたいな事務局の受け答えを聞いていると不安である。
◆まあ、今日、ほぼ方針は出たようにも思う。(1)墳丘本体は復元整備を行わない(現実にできないからでなく)。(2)まわりをどう維持管理していくかが大きな課題。基本は農地としての維持。これは地元上代住民の意向をベースに、教育委員会が和泉市の学校教育などの教育的側面を加味した、史跡を活かした事業プランを練ることだ。そしてこれは、5年先でなくてよい。来年度からでも試行的に実施しうるし、早めに動いた方がよい。長岡京市では地元住民に考えてもらいできることをやり始めている。参考資料として和泉市に渡そう。そして(3)アクセス。近くまで進入する道路および駐車場がいる。そして史跡地までのアプローチ。史跡地の公有化とは別に用地確保が必要なので、これも早めに決めて整備事業にタイミングをあわせて実現するよう役所内調整が必要だ。
◆平澤君がいったように、お金をかけないで(用地取得費用は別に)こんなにいいものになった、といった整備事業を実現させて欲しい。実際、上のような基本線で行くと、ほとんど現状維持に近い。新しい教育長はとくに発言しなかったが、市長を含めて、市内部ではどうなのか。なんか事業といえば、目新しい人工物をこしらえないと、という見解ならそれはそれで困る。
◆こうした基本線をまとめあげるのは、来年度、平成22年度となる。補助事業の範囲はわたしにはわからんが、金のかかることは補助事業でということになるのだろうが、それでないとコトが進まないわけではない。看板くらい、すぐ建てたらどうなのか。上代の人たちと定期的に会合をもつこと、全国の地元に管理や活用を任せている好事例などに学ぶこと、種を買ってコスモスを播くとか、なんだってできる。そういう意識をもつかどうか。
レンタルビデオ屋で
◆2008年末から2009年はじめ、朱蒙にハマッテ全作をみた。それ以降、まったくビデオ屋から足が遠のいていたが(娘の録画するテレビのサスペンスもの・刑事ものはよく見る)、久しぶりに近くの焼き肉屋に行った帰り、国分駅のゲオに行った。
◆店舗内のレイアウトがだいぶ以前と変わっていた。自然と韓流のところに行くが、まあすごいわ。店舗の棚の総延長に占める韓国映画・ドラマの割合がさらに増してる感じだ。世間では、最近はあんまり話題にならないから、いまの拡張もそのうちやや縮小し、落ち着いていくのかもしれないが。それにしても、日本でも話題になったもの、というのにとどまらず、テレビドラマのかなりのものが入ってきているのかもしれない。そしてそのなかの歴史物の多さ。
◆ち~と驚いた。で、結局借りたのは、地底旅行の現代版のやつと、ニューベルングの指輪の2本で、ともに洋画だ(オレがセレクトしたわけではないが)。映画はわりと好きだし、邦画もよいのだが、いまは、あんまりお世話になってないな。もはやHビデオを見ることもないし。しかし1作100円で採算あうのかね。
◆昔、なぜだかロバート=レッドフォードが好きだった。明日に向かって撃て、スティング、華麗なるヒコーキ野郎、大統領の陰謀、コンドル、追憶・・・。
◆映画館に見に行くこともほとんどない。最後にみたのは、カミさんと2年ほど前、なんだっけ、幻影師アイゼンハイムというやつか。その前は大学時代に飛ぶ。
◆けっこう邦画が頑張ってるみたい。面白い作品がいっぱいあると聞いている。
◆店舗内のレイアウトがだいぶ以前と変わっていた。自然と韓流のところに行くが、まあすごいわ。店舗の棚の総延長に占める韓国映画・ドラマの割合がさらに増してる感じだ。世間では、最近はあんまり話題にならないから、いまの拡張もそのうちやや縮小し、落ち着いていくのかもしれないが。それにしても、日本でも話題になったもの、というのにとどまらず、テレビドラマのかなりのものが入ってきているのかもしれない。そしてそのなかの歴史物の多さ。
◆ち~と驚いた。で、結局借りたのは、地底旅行の現代版のやつと、ニューベルングの指輪の2本で、ともに洋画だ(オレがセレクトしたわけではないが)。映画はわりと好きだし、邦画もよいのだが、いまは、あんまりお世話になってないな。もはやHビデオを見ることもないし。しかし1作100円で採算あうのかね。
◆昔、なぜだかロバート=レッドフォードが好きだった。明日に向かって撃て、スティング、華麗なるヒコーキ野郎、大統領の陰謀、コンドル、追憶・・・。
◆映画館に見に行くこともほとんどない。最後にみたのは、カミさんと2年ほど前、なんだっけ、幻影師アイゼンハイムというやつか。その前は大学時代に飛ぶ。
◆けっこう邦画が頑張ってるみたい。面白い作品がいっぱいあると聞いている。
ミキティーを応援する
◆明日、女子フィギュアーSPだが、浅田真央・キム=ヨナでなく、ミキティーを応援しよう。とくに意味はない。
【追記】いま生協食堂に行くと、テレビが付いていて、ちょうどラストの安藤美姫だった。4位か。キム=ヨナが1位、さすがである。見てないが。
【追記】いま生協食堂に行くと、テレビが付いていて、ちょうどラストの安藤美姫だった。4位か。キム=ヨナが1位、さすがである。見てないが。
◆研究成果と英語での発信
◆日本史にいて、英語とかもはや無縁である。英文を読むことがまずない。仕事で国際会議に出席し、タイで発表もさせられたが、カタコト英語でコミュニケーションもろくにとれなかった。むろん、英語でしゃべっているのが聞き取れたらいいと思うし、さらにしゃべられればむろんよい、とは思う。
◆まあでも、基本的に必要ないし、英文に訳したり、国際学会で発表することからも解放されている自分が幸せだと思う。だが、しかし。そうでない世界がある。
◆ひとつは、そうした英文での投稿や国際学会で発表しなければならない人たちの不幸。自分で伝えたいことを英語に訳する労力・時間、それにもかかわらず十分にうまく表現できない感じがつきまとい、また内容でない不利な評価も働く。うちの世界史にいる先生は、英語の力は十分だが、あるとき、もうそんなことに時間を費やすことをやめると宣言していた。自分の限られた人生、そんなことに時間を割いているヒマはないということのよう。この圧倒的な不利。国際的に通用するウンヌン、だから英語を身につけよ、センター試験にはヒアリングを・・・。
◆ふたつ。上の続きだ。そういうことから解放され、独創的な研究をすることがまず大事だろうに。国際発信力より前に、発信すべき研究が大事だろうに。だが、いまの社会は、国際学会での発表何本、英文での論文発表何本といった評価基準が導入され、それを強いる。文科省が奨励し、小学校から英語を、大学院生の発信能力を高めよ、とウルサイ。なんか、今日の教授会でも、文科省の金が4000万円3年間付いて、100人近くの大学院生を送り出さなければならないそうだ。阪大では福永さんが英語での授業をさせられたと言っていたが、今日の教授会の発言では、市大でもそういうものが導入される気配がある。
◆研究内容と英語力は別物。英語ができても、発信すべき内容をもたなければ意味はない。国際的なウンヌンというなら、英語という手かせ足かせをはずし、そんな労力から解放し、研究をさせてはどうか。そうした研究と発信を分業するわけにはいかないのか。遺伝子解読とか、ips細胞とか、日々、先陣争いをやっている分野はともかく、ほかでもプライオリティの問題はつきまとうが、ふつうはそこまでの時間的競争はない。むしろ文科省は、各分野において世界的に重要な研究成果を選定し、それを迅速に英文発表する専門家集団をかかえる組織を戦略として作ってはどうなのか(遺伝子とかips細胞の研究、といったって、それは医学的進歩による人間救済かもしれないが、所詮、特許、そして儲けのためだろう。医学や薬学に特許なんて、あってはならないのではないか)。
◆英語の勉強を努力してやっている人はいる。別にそれはそれでよい。英語ができるということで、組織の中で評価されてよい。だが、国として考えるべきコトはなんなのか。国際性とはなんなのか。本多勝一のいうように、それは英語力ではけっしてあるまい。西欧的独善を押しつけることではない。世界に通用する論理で、世界のために堂々と発言することであって、卑屈に英語でしゃべる必要はなく、日本語でしゃべればよい。国際会議で、それぞれの民族は母語で演説すべきだろう。プロが同時通訳し翻訳すればよいのだ。
◆こないだ、翻訳機はここまで来たみたいな紹介をテレビで見た。これ、結局、スーパーコンピュータで高速翻訳し、端末と高速通信し、あまりタイムラグなく英訳・和訳し発声してくれるスグレもの。外国人の旅行者に対し、それをもってれば十分にやりとりができる。そういう技術が進歩すれば、言い回しともかく、そうした機械をもっていれば内容は伝わる。実用化には時間もかかるのだろうし、どこでもというわけにはいかないだろうが。それを見たとき、別に英語がしゃべられなくてもエエヤン(英語に限らないのだが)と思った。
◆こないだ日本史で飲んでいて、成果の英語での発信の必要性が話題になった。なんか、市大文学部でも、論文の英文ジャーナルを出すという企画が動いていて、日本史T先生の論文が選ばれて翻訳にかかるという。T先生自身は、意味あるんだろうかと疑問を投げかけ、S先生は必要だろうと。しかし、なんかちょこまかしたことはどうなんだろうか。やるならやるで、意味ある効果的・効率的な発信を戦略的にやるべきだが、なんか旧帝大でないわれわれは、やっても、内部の英語ができるヤツがしこしこ努力してなんかしようとしている、といった状態。そうした尽力に敬意を払う必要があるが、なかなかそうした枠組みではどうだろうか。東大や京大ではあるまいに。それ以前に、日本のなかでの発信こそやるべきで、もっと認知度を上げて全国から学生・院生が集まる研究機関にすることの方が大事だろうし、世界に発信するというなら、もっと大胆に、家内制のような軟弱体制でなく、大学を挙げて取り組むべきだろう。
◆まあでも、基本的に必要ないし、英文に訳したり、国際学会で発表することからも解放されている自分が幸せだと思う。だが、しかし。そうでない世界がある。
◆ひとつは、そうした英文での投稿や国際学会で発表しなければならない人たちの不幸。自分で伝えたいことを英語に訳する労力・時間、それにもかかわらず十分にうまく表現できない感じがつきまとい、また内容でない不利な評価も働く。うちの世界史にいる先生は、英語の力は十分だが、あるとき、もうそんなことに時間を費やすことをやめると宣言していた。自分の限られた人生、そんなことに時間を割いているヒマはないということのよう。この圧倒的な不利。国際的に通用するウンヌン、だから英語を身につけよ、センター試験にはヒアリングを・・・。
◆ふたつ。上の続きだ。そういうことから解放され、独創的な研究をすることがまず大事だろうに。国際発信力より前に、発信すべき研究が大事だろうに。だが、いまの社会は、国際学会での発表何本、英文での論文発表何本といった評価基準が導入され、それを強いる。文科省が奨励し、小学校から英語を、大学院生の発信能力を高めよ、とウルサイ。なんか、今日の教授会でも、文科省の金が4000万円3年間付いて、100人近くの大学院生を送り出さなければならないそうだ。阪大では福永さんが英語での授業をさせられたと言っていたが、今日の教授会の発言では、市大でもそういうものが導入される気配がある。
◆研究内容と英語力は別物。英語ができても、発信すべき内容をもたなければ意味はない。国際的なウンヌンというなら、英語という手かせ足かせをはずし、そんな労力から解放し、研究をさせてはどうか。そうした研究と発信を分業するわけにはいかないのか。遺伝子解読とか、ips細胞とか、日々、先陣争いをやっている分野はともかく、ほかでもプライオリティの問題はつきまとうが、ふつうはそこまでの時間的競争はない。むしろ文科省は、各分野において世界的に重要な研究成果を選定し、それを迅速に英文発表する専門家集団をかかえる組織を戦略として作ってはどうなのか(遺伝子とかips細胞の研究、といったって、それは医学的進歩による人間救済かもしれないが、所詮、特許、そして儲けのためだろう。医学や薬学に特許なんて、あってはならないのではないか)。
◆英語の勉強を努力してやっている人はいる。別にそれはそれでよい。英語ができるということで、組織の中で評価されてよい。だが、国として考えるべきコトはなんなのか。国際性とはなんなのか。本多勝一のいうように、それは英語力ではけっしてあるまい。西欧的独善を押しつけることではない。世界に通用する論理で、世界のために堂々と発言することであって、卑屈に英語でしゃべる必要はなく、日本語でしゃべればよい。国際会議で、それぞれの民族は母語で演説すべきだろう。プロが同時通訳し翻訳すればよいのだ。
◆こないだ、翻訳機はここまで来たみたいな紹介をテレビで見た。これ、結局、スーパーコンピュータで高速翻訳し、端末と高速通信し、あまりタイムラグなく英訳・和訳し発声してくれるスグレもの。外国人の旅行者に対し、それをもってれば十分にやりとりができる。そういう技術が進歩すれば、言い回しともかく、そうした機械をもっていれば内容は伝わる。実用化には時間もかかるのだろうし、どこでもというわけにはいかないだろうが。それを見たとき、別に英語がしゃべられなくてもエエヤン(英語に限らないのだが)と思った。
◆こないだ日本史で飲んでいて、成果の英語での発信の必要性が話題になった。なんか、市大文学部でも、論文の英文ジャーナルを出すという企画が動いていて、日本史T先生の論文が選ばれて翻訳にかかるという。T先生自身は、意味あるんだろうかと疑問を投げかけ、S先生は必要だろうと。しかし、なんかちょこまかしたことはどうなんだろうか。やるならやるで、意味ある効果的・効率的な発信を戦略的にやるべきだが、なんか旧帝大でないわれわれは、やっても、内部の英語ができるヤツがしこしこ努力してなんかしようとしている、といった状態。そうした尽力に敬意を払う必要があるが、なかなかそうした枠組みではどうだろうか。東大や京大ではあるまいに。それ以前に、日本のなかでの発信こそやるべきで、もっと認知度を上げて全国から学生・院生が集まる研究機関にすることの方が大事だろうし、世界に発信するというなら、もっと大胆に、家内制のような軟弱体制でなく、大学を挙げて取り組むべきだろう。
神聖王と執政王その後
◆5世紀までの神聖王と執政王、6世紀には倭国王はようやく一本化する。それはどうやら継体朝らしい。しかし、政祭分権王政は簡単に解消するものではない。
◆継体朝、ようやく倭国王は一本化する。しかし、同時に倭国王および群臣とともに王族執政者が生まれた。これが大兄である。勾大兄、これはかつての執政王。その後、欽明朝の敏達、敏達朝の大兄(用明)、用明朝の彦人、推古朝の厩戸、山背大兄王、それを排除しての古人など。
◆継体朝、ようやく倭国王は一本化する。しかし、同時に倭国王および群臣とともに王族執政者が生まれた。これが大兄である。勾大兄、これはかつての執政王。その後、欽明朝の敏達、敏達朝の大兄(用明)、用明朝の彦人、推古朝の厩戸、山背大兄王、それを排除しての古人など。
宮崎駿はだめだ
◆きのうナウシカのリメーク版をテレビでやってた。もっているDVDよりはるかに鮮明。それにしても、ナウシカやラピュタ、あるいはその前の未来少年コナンは、現代文明に対する批判、若者の一途な夢など、爽快で、また考えさせられるアニメだった。となりのトトロもまあ許す。
◆ところがだ。その後のヤツはなんだ。みな礼賛するのかもしれないが、つまらんよな。映像はきれいかもしれないが、何が言いたいのかわからん。宮崎アニメの影響力たるや想像以上だ。だからこそ、もっと、みなに訴えて欲しい、メッセージを発信してほしい。アジテートする必要はないが、現代社会に対する警鐘など、きちんと伝えるようなもの。若い者、あるいは小さい子供、未来を担う世代に、大きな影響を与えうるmの。夢や冒険なども良い題材だろう。そうした影響力を発揮して欲しいと思うのだが、なんだっけ、もののけ姫とか、それから千と千尋とか、あんなん、なんなんだ。
◆ナウシカやラピュタなど、あそこに出てくる主人公、ああした人物像こそが、子供らに大きな影響を与えると思う。それ以降は駄作だ。
◆ところがだ。その後のヤツはなんだ。みな礼賛するのかもしれないが、つまらんよな。映像はきれいかもしれないが、何が言いたいのかわからん。宮崎アニメの影響力たるや想像以上だ。だからこそ、もっと、みなに訴えて欲しい、メッセージを発信してほしい。アジテートする必要はないが、現代社会に対する警鐘など、きちんと伝えるようなもの。若い者、あるいは小さい子供、未来を担う世代に、大きな影響を与えうるmの。夢や冒険なども良い題材だろう。そうした影響力を発揮して欲しいと思うのだが、なんだっけ、もののけ姫とか、それから千と千尋とか、あんなん、なんなんだ。
◆ナウシカやラピュタなど、あそこに出てくる主人公、ああした人物像こそが、子供らに大きな影響を与えると思う。それ以降は駄作だ。
河内大塚山古墳はやっぱり後期なのか
◆河内大塚山古墳に入って、いきなり、流布している陵墓図がぜんぜん現状を正確にとらえていないことに驚
いた。一般に陵墓図は、当時の最先端測量技術をもちいた正確な図面に仕上がっていると思うが、なぜに河内大塚山はダメなのか、それはそれで考える必要がある。
◆保存状況の良い陵墓については、立ち入っても、図面通りの古墳でしたとしか言いようがないのだが、今回は、とにかく現状を観察し、それを目分量で位置を落とし、メモを書き込んでいくという、実質的な立ち入り観察となった。河内大塚山古墳については、今後の検討に際して、あの図面しか手がかりがなかったものが、今回の立ち入りにより認識した現状を基準に考えていく必要があり、その意味で、立ち入り観察による現状把握は大きな成果をもたらしたと思っている。
◆議論の中で、わたしは知らなかったが欽明のモガリが古市で行われ、大塚山を未完の欽明墓とみる意見があることを知った。やっぱり「ごぼ石」の存在が大きい(今回、第1段から仰ぎ見て、石の上半部が見えた)。4*3mの花崗岩は横穴式石室の石室材と考えるにふさわしいわな~。じゃあ列島5番目のあの墓はなんなのか。6世紀にそれにふさわしい被葬者はいるんだろうか。
◆今城塚も3段とみられるようだし、今回観察した3段築成の状況は、なんとなく今城塚に似ているような気がした。今城塚を土師ニサンザイと比較すると、後円部がかなり小さくなっているが、大塚山の内部で見た中段・上段のあり方は、現状の後円部汀の径に比してやや小さいかなという印象がある。むろん、後円部の現状を把握したといっても、新たに図面が作られたわけではないので、正確な段の状況は復元できないが、これを機会に、再度、墳丘からどこまで迫れるのか、追究してみる必要がある。
◆保存状況の良い陵墓については、立ち入っても、図面通りの古墳でしたとしか言いようがないのだが、今回は、とにかく現状を観察し、それを目分量で位置を落とし、メモを書き込んでいくという、実質的な立ち入り観察となった。河内大塚山古墳については、今後の検討に際して、あの図面しか手がかりがなかったものが、今回の立ち入りにより認識した現状を基準に考えていく必要があり、その意味で、立ち入り観察による現状把握は大きな成果をもたらしたと思っている。
◆議論の中で、わたしは知らなかったが欽明のモガリが古市で行われ、大塚山を未完の欽明墓とみる意見があることを知った。やっぱり「ごぼ石」の存在が大きい(今回、第1段から仰ぎ見て、石の上半部が見えた)。4*3mの花崗岩は横穴式石室の石室材と考えるにふさわしいわな~。じゃあ列島5番目のあの墓はなんなのか。6世紀にそれにふさわしい被葬者はいるんだろうか。
◆今城塚も3段とみられるようだし、今回観察した3段築成の状況は、なんとなく今城塚に似ているような気がした。今城塚を土師ニサンザイと比較すると、後円部がかなり小さくなっているが、大塚山の内部で見た中段・上段のあり方は、現状の後円部汀の径に比してやや小さいかなという印象がある。むろん、後円部の現状を把握したといっても、新たに図面が作られたわけではないので、正確な段の状況は復元できないが、これを機会に、再度、墳丘からどこまで迫れるのか、追究してみる必要がある。
恵解山の委員会(2月15日)
◆これから3月まで、いくつか会議が入ってきた。大阪府、和泉市、高槻市、堺市、城陽市・・・(まあ、そんなに多くはない)。で、恵解山古墳の会議だった。委員長は中尾先生で、都出先生もメンバー。都出先生とお会いできるのが楽しみな会議だ。高瀬さんは、紀伊風土記の丘に週2通っているとはじめて聞いた。いま発掘してるから見に来いと。
◆現場は面白い。まあ、ここはしつこく掘ってます。このあと現地説明会があるし、詳しく書くことはシンドイしやめておくが、やっぱりくびれ部、造出、の調査区が派手である。自分としては、周濠の隅と後円部の調査区の掘り方が気になった。下げ足らんのとちゃうか、と。去年は雪降るメッチャ寒い日にぶちあたり大変だったが、この日も雨だった。けど、おれは雨男ではありません。
◆いよいよ、来年度、上半期に補足調査は入るが、基本設計に進む。おおよその絵はできあがっており、あの傷んだ墳丘をどのように復元するのか、また墓地との住み分けをしていくのか、基本線はあるが、この日の会議でも話題になった。新しく古墳を作るに近い、かなりの土量を入れることになる。心合寺山もこれに近かったのかもしれないが、それ以上のように思う。
◆さて、この日の会議の収穫は、委員である元文化庁同僚M氏との会話だった。たばこは医者にやめろと言われたが、それにしたがうのは癪なので、「やめてない!吸ってないだけだ!」そうだ。あのM氏もついにたばこをやめたのか(いや、吸わなくなったのか)。やっぱり、なにかないとやめれないものだ。オレも時々、自覚症状がある。で、その日はそうした感慨で、やめようと決意したわけだが・・・。
◆現場は面白い。まあ、ここはしつこく掘ってます。このあと現地説明会があるし、詳しく書くことはシンドイしやめておくが、やっぱりくびれ部、造出、の調査区が派手である。自分としては、周濠の隅と後円部の調査区の掘り方が気になった。下げ足らんのとちゃうか、と。去年は雪降るメッチャ寒い日にぶちあたり大変だったが、この日も雨だった。けど、おれは雨男ではありません。
◆いよいよ、来年度、上半期に補足調査は入るが、基本設計に進む。おおよその絵はできあがっており、あの傷んだ墳丘をどのように復元するのか、また墓地との住み分けをしていくのか、基本線はあるが、この日の会議でも話題になった。新しく古墳を作るに近い、かなりの土量を入れることになる。心合寺山もこれに近かったのかもしれないが、それ以上のように思う。
◆さて、この日の会議の収穫は、委員である元文化庁同僚M氏との会話だった。たばこは医者にやめろと言われたが、それにしたがうのは癪なので、「やめてない!吸ってないだけだ!」そうだ。あのM氏もついにたばこをやめたのか(いや、吸わなくなったのか)。やっぱり、なにかないとやめれないものだ。オレも時々、自覚症状がある。で、その日はそうした感慨で、やめようと決意したわけだが・・・。
監視社会
◆昨年来、新大阪駅に行くことが多い。カミサンの迎えだ。相模原に住んでいて週1回、大阪に戻るたび、金曜日
の最終新幹線で帰るのを迎えに行っていた。10月からそれは解消されたが、前職の関係や研究会など、いまなお週2回東京に行ったりしているので、その都度、遅いときは車で迎えに行く。
◆22時に大学を出て、新大阪駅のロッテリヤでパソコンを開き、時間を待つ。金曜日最終の23:47分で着き、柏原の家に戻る時間帯は、ちょうど探偵ナイトスクープの時間で、ETCのテレビで流している。
◆それはさておき、こないだ行ったとき、改札のひとつひとつに向けて監視カメラが設置しているのに気付いた。これ、前にあったかしらん。ともかくもそういう社会になってしまっているわけである。
◆22時に大学を出て、新大阪駅のロッテリヤでパソコンを開き、時間を待つ。金曜日最終の23:47分で着き、柏原の家に戻る時間帯は、ちょうど探偵ナイトスクープの時間で、ETCのテレビで流している。
◆それはさておき、こないだ行ったとき、改札のひとつひとつに向けて監視カメラが設置しているのに気付いた。これ、前にあったかしらん。ともかくもそういう社会になってしまっているわけである。
とほほ・・・
◆昨日(2月17日)、やっと卒論・修論の試問が終わった。例年以上にピンチで、よく間に合わせた。うちは日本史で、世界史ともミックスする。とはいえ最近は世界史の卒論がまわってくる本数は少なくなったが。学生の作品、きちんと読んで評価してやらなければならない。またそれがこちらの勉強になる。今回で言えば、古代史の、大兄、風土記、任那復興などは、面白かった。また修士論文は事務的には主査1+副査2だが、日本史では全員が読むことになっており、古代でも中世でも近世でも近現代でも、すべてだ。
◆試問は苦手だ。ちゃんと読んで、メモを作り、とはいえ、主査とのやりとりを聞きつつ、質問などをセレクトしたり順番を考えたり。これいまだ慣れなくて苦手意識がある。考古の卒論は少ないから多くは副査なわけだが、本論に即した適切な質問が求められる。また、内容そのものは主査とのやりとりがあるから、入り口のところとか、周辺とか、その論文内容の位置を確かめるために、主題となっている時代の前や後のこととか、むろん、資料の収集や分析方法とか、そういうことも意識している。よくできた論文はきちんと褒めるべきだし、そうでないものも評価できるところは指摘しつつ、言うことはいわなければならない。要するに指摘しておきたいことや印象や感想を的確に言うことが求められるが、なかなかうまくしゃべれないものである。その点は栄原先生はさすがた。話す内容、話し方、きき方、また和やかな雰囲気を醸し出す、あのしゃべり。
◆大学は一番忙しい時期で、大学院入試もあるし、後期の試験の採点や成績提出、すぐに大学入試と、あわただしい。ともかくも、試問を乗り切って、ほっと一息。帰って、2部の後期試験の採点を今晩中にやらんといかん。
◆試問は苦手だ。ちゃんと読んで、メモを作り、とはいえ、主査とのやりとりを聞きつつ、質問などをセレクトしたり順番を考えたり。これいまだ慣れなくて苦手意識がある。考古の卒論は少ないから多くは副査なわけだが、本論に即した適切な質問が求められる。また、内容そのものは主査とのやりとりがあるから、入り口のところとか、周辺とか、その論文内容の位置を確かめるために、主題となっている時代の前や後のこととか、むろん、資料の収集や分析方法とか、そういうことも意識している。よくできた論文はきちんと褒めるべきだし、そうでないものも評価できるところは指摘しつつ、言うことはいわなければならない。要するに指摘しておきたいことや印象や感想を的確に言うことが求められるが、なかなかうまくしゃべれないものである。その点は栄原先生はさすがた。話す内容、話し方、きき方、また和やかな雰囲気を醸し出す、あのしゃべり。
◆大学は一番忙しい時期で、大学院入試もあるし、後期の試験の採点や成績提出、すぐに大学入試と、あわただしい。ともかくも、試問を乗り切って、ほっと一息。帰って、2部の後期試験の採点を今晩中にやらんといかん。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。