人を幸せにする人になろう

2018年3月21日、和泉市シンポ

◆駅前再開発事業でまとまった面積発掘した府中遺跡の再整理事業3年間の1年目で、古墳時代のマ ツリをテーマにお鉢がまわってきた。
◆この再整理事業は報告書を出すものではないらしい。が、なんといっても報告書を出す必要がある。府中遺跡は重要だが、われわれは『和泉市史』に書かれた記述でしか内容を知ることができない。和泉市史紀要で、ということだが、教育委員会の出版物には違いない。紀要といわず報告書として出せばいいと思う。和泉市の場合、いずみ中央の大住宅開発、そして駅前再開発。でかい事業で発掘に追われてきた。万町遺跡など住宅開発の報告書は出ているが、その後、報告書を出していくという筋道が、体制を含めて作り上げられてきていないように思う(和泉市に限らないが)。駅前再開発の発掘成果をまとめるのは、定年前後のあとの世代に委ねられるが、どうなるだろう。
◆定年前後の世代が、全部後始末をできないにせよ、できるだけのことをやり、かつ、掘ることに追われたにせよ、それではいかんと、後に委ねる後輩がよりよく仕事ができるよう体制を整えていくことが使命であろう。
◆古墳時代のマツリについて、にわか勉強の成果を1時間程度話をした。20日の文学部懇親会のあと、大学に戻り徹夜で資料を作り、出したのは朝方。そこからパワポを作り、なんとかこなしました。

2018年3月20日

◆今年度最後の教授会でした。いよいよ、うちの大学も90分×15回分と同等の授業時間確保に移行するようである。そのあと懇親会。退職者1名の送別会を兼ねる。

2018年3月19日、年度末清掃&追いコン

◆前から設定していたもの。経研棟の倉庫をまずは片づけ(写真)。次は301の展示室。次は127の考古学実 習室。年度末に購入したコンテナを暗室に入れるなどしてすっきり。最後は136博物館実習室。
◆これに加えてヒストリアのバックナンバーの片付けもやってしまった。これ今年の6月に2回目の廉価販売をやって、余分なものは処分する予定のもの。暗室に詰め込んでいたものをみなで整理。13時にはじめて、結局、1700過ぎまでみっちりと作業をし、各部屋ともきれいになった。いや~、2、3人でやっているとつらいものだが、人数がいるととても多くのことが一挙に片付きます。図書の登録予定のものの処理も。2回生2人もやってくれる。
◆そして3月10日の西陵の測量成果は最終的に突き合わせていなかったので、図面をならべ、みなで鑑賞する。4月に何回か出撃しようと話をする。
【追記】なお、新学科の部屋の確保のため、127考古学実習室は、3月末ないし4月初めに引っ越しをせにゃならんことになっている。
◆そこから心斎橋に追いコンにでかける。今年は卒論1本・修論1本・博論1本で した。うち2人は就職するので、その追いコン。なんと2回生をあわせると自分を入れて計9人となる(過去最多?)。地中海料理・・・。わたしの誕生日祝いのケーキが最後に出てきた。心遣いに感謝、ありがとう。まだ53歳ですが、22日に54歳になる・・・。

巨勢山323

◆それでもって昼14時には出て、巨勢山323の下見に行く。風の森峠を越え御所に入る。
◆前に調べていて、墓地のところから山を上がっていけばいいとは知っていて。どこだろうと一度通り過ぎたが、すぐにピンと来て、無事、墓地にはたどりついた。そこから山に取りつき、ここだろうというところにたどり着くも、開口した石槨は見つからず・・・。あそこでよかったのか、もうちょっといった別地点なのか、わかりません。巨勢山古墳群の看板は、山の北側のところにはあるのかもしれませんが、終末期の323はちょっと離れて西辺にあるんでしょう、とくに看板はない。ネット情報でブッシュがひどいとあり、その通りではあった。看板もとくになし。なんとかしてくれ~。

それから

◆京奈和で戻り、昼飯。背山の横の24号線沿いのいつもの店。日本の縮図みたいなところ。土日、 うちと同じように田舎を出て行った者が戻り、外に食べに行こうか、と同じようにここに集まってくる。高齢者の比率は70%くらいでしょうか。すこぶる天気よく、窓から紀ノ川そして南岸の風景を1枚撮る。
◆そのあと、かつらぎ町の趣味的な喫茶店。前から一度、と何度も通りながら行っていなかった店に立ち寄る。前にかつらぎ町のいろんなパンフレットみたいなものを手に入れており、いろんな店があり、両親だけではそういうところに行くことがないので、できるだけ初めてのところに足を運びたいと思っている。

2018年3月17日、わかやま歴史館

◆ここも前から行きたかったもの。ほんとは、両親を連れだしてどこか足をのばし、昼ご飯を食べ て帰り、そのあと、カミさんとお城をゆっくりまわり、雑賀の町並みも、と思っていたが、朝早くに出たので、根来のあと、和歌山城まで行ってしまう。
◆学芸員のSさんがいるかなと思っていたら、建物の前でだれかの出迎えをしていたようで、いきなり顔をあわせる。足の悪い岳父は外で待っていて、結局はカミさんと2人で見学。展示室は2つあり、ひとつが和歌山城の歴史で、他方が有吉佐和子やら松下幸之助やら、南方熊楠など、県下の湯名人を取り上げた展示室となっている。どうしても待たせているので、足早にさっと見ただけ。これはよくないですね。行っただけ、に近い。入り口にビデオがあり、途中からだが見る。天守閣の再建に取り組んだ藩主に焦点をあてる形で、和歌山城を概観するものだったのかな。でも終盤に近いところだった。再建された天守は、1945年に焼失する。岡山城と同じですね。VR。
◆覚えているのが、陸奥宗光の2番目の奥さんがめっちゃ美人だ、ということくらいなのは情けない。が、写真を見ると美貌なんです、これが。前日の夜、歴史秘話ヒストリアで、平民宰相だれだっけ、2文字の人、岩手県人、、、。そう原敬のことをやっていて、原が外務省に努め、陸奥宗光と条約改正に取り組んだ、というのをちょうど見たところだった。

2018年3月17日、和歌山

◆この土日、久しぶりに実家巡りをしようとするも、加古川の方は金・土と家を空けるようなの で、今週は和歌山だけとする。金曜日の夜に入り、1泊、翌日、カミさんの両親を和歌山方面に連れ出す。
◆一つ目は一乗閣、旧和歌山県議会議場。例の根来の西を限る南北尾根に移築したもの。和歌山県が解体、修理、移築。そして重文指定。岩出町が管理している。まあ、なかなか立派です。こんなものが全国でどこまで残っているかはよく知りませんが。一画では展示もある。貸会場としても使えるとのこと。だだっ広いホール。音楽会とか、いろんな催しで使いうるだろうが、どれだけ機能するだろうか。とても丁寧に対応いただいて、車いすを借りて、一周した。
◆建造物としていいものだし、利用が図られるのはいいことである。が、まずはどれだけ見学者を 集められるかですね。隣に道の駅を設け、根来歴史資料館も併設している。根来寺を見学する際には、その見学コースのひとつに組み込まれるだろうが。
◆でもやはり、根来の景観を壊してまでここに移築する必要はないだろう。和歌山市に再設置するべきでしょう。一画には発掘調査の看板もあった。
◆根来の活性化は、根来寺遺跡を軸とするものであるべきことはいうまでもない。
◆根来歴史資料館もちゃんとした展示施設だが、現境内地の駐車場脇にあった岩出町の展示施設はどうなったんだろうか。これも残存?。そこまでは足をのばさなかったが。

2018年3月15日、高槻市

◆学内の面接(サブ)に従事する予定だったのですが、高槻市の会議が入り替わってもらう。安満と闘鶏山のふたつが議題。ナブンケンセンター長、文化庁の埋文主任調査官、高松塚の壁画室から2人が出席。
◆そのあと、記念物課が解体される話や、文化財保護法改正の話、文化庁の京都移転の話などを聞く。

2018年3月11日KR研

◆立命朱雀キャンパス。久津川に参加してくれた学部生、立命のK君はN県T町に、近大のS君はO府S市に、奈良大のIさんはO府F市に、それぞれ就職が決まった。いや~、うれしいですね。

大阪文化財研究所続報

◆3月9日の大阪市議会の教育こども委員会で、研究所にかかわる質疑があり、動画が公開されているので紹介します。
http://www.gikai-web.jp/moviefile/w_h30/20180309kyo3.html
◆20分20秒くらいからです。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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