人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
伏見城
◆15日は、朝からドクターのM君と、3年間調査の確認作業をやり、石の略図を取ったものとか、その位置などを確認していった。記憶の新しいうちに、調査の経緯を書いてしまうことだ。それと3次元計測データなど、新たにデータ加工などの処理をしたいものは発注すること。
◆停滞していた報告書を、前に進めるため、少し時間を取って、原稿の再依頼をして、催促は同僚のN氏に引き受けていただけるので、バトンタッチをするための時間をそうそうに取らないといけない。
◆この日は、もうひとつ、中央大学から今度うちの大学院に進学することになっている学生の卒論指導をやりました。
◆停滞していた報告書を、前に進めるため、少し時間を取って、原稿の再依頼をして、催促は同僚のN氏に引き受けていただけるので、バトンタッチをするための時間をそうそうに取らないといけない。
◆この日は、もうひとつ、中央大学から今度うちの大学院に進学することになっている学生の卒論指導をやりました。
11月14日、難波宮研にハシゴ
◆京大の考古学談話会、なんとか1時間半近くしゃべり、無事こなす。橋本さん、わざわざお越しいただき、ありがとうございました。中尾先生も、佐藤さんも。これ、もう研究ノートとして書いてしまうべきですね。1週間入院すれば書けるでしょうか。
◆そのあと難波宮研、来年2月の3回目のシンポの打ち合わせもする予定なので、京都で懇親会まで出たいところだったが、大阪に戻る。16:30になってしまうが、2本目の建築の話を聞くことができた。ただし、前日の準備作業で睡眠不足、こっくりこっくり・・・、ごめんなさい。でも、前期難波宮の建築に認められる画期性を、ひととおり整理していただいて、こっちとしては、こういうのを聞きたかったわけである。改新詔の今日的点検というのも、だれか一通りやってほしいもの。ひとまず岩波講座を読んでみないといけません。
◆中国・韓国からも研究者をお招きしての第3回の仕上げのシンポ。研究会メンバーも短い時間ながらひととおり登壇することになっている。その題目をなんとか決めないといけない。ここ2日ほど、それを考えている。今年度の研究会では難波宮京の割り付けのことをやったので、それでいってもいいのだが、そういう新ネタでなくとも、6世紀中頃から7世紀前半の考古学からみた前史でもいいかなとか。中国や朝鮮3国の、とくに朝鮮3国の国家体制の勉強をして、倭も当然それを見て目指すものがあったわけで、蘇我氏を倒してからさあどうしようでは当然ないわけです。朝鮮半島は王権本拠は城なわけです。中国都城もそれに出発しているとはいえ、もはや威信を示すものになっているのに対し、フソ山城や月城を中核に、市街地を配置していく。しかし日本は倭国の枠組みは早く、王権をめぐる権力あらそいはあっても、朝鮮半島のような競合はない。一気に中国的威信を示す都城の形成へ進む。中世の山城と近世城郭との違いのようなもの。新羅王京とかほとんど知識がないが、倭は制度導入や仏教需要は少し遅れるにしても、本格都城は一気に難波宮で成し遂げた感がある。なんかそうした外形的なことながら、倭の歩みを外と比較するような作業をやってもいいかと。
◆とはいえ、まあ、まとまったことはできないと考えておくべき。いずれにせよ、すぐすぐ仮題を出さないといけない。ああ、どうしよ。
◆そのあと難波宮研、来年2月の3回目のシンポの打ち合わせもする予定なので、京都で懇親会まで出たいところだったが、大阪に戻る。16:30になってしまうが、2本目の建築の話を聞くことができた。ただし、前日の準備作業で睡眠不足、こっくりこっくり・・・、ごめんなさい。でも、前期難波宮の建築に認められる画期性を、ひととおり整理していただいて、こっちとしては、こういうのを聞きたかったわけである。改新詔の今日的点検というのも、だれか一通りやってほしいもの。ひとまず岩波講座を読んでみないといけません。
◆中国・韓国からも研究者をお招きしての第3回の仕上げのシンポ。研究会メンバーも短い時間ながらひととおり登壇することになっている。その題目をなんとか決めないといけない。ここ2日ほど、それを考えている。今年度の研究会では難波宮京の割り付けのことをやったので、それでいってもいいのだが、そういう新ネタでなくとも、6世紀中頃から7世紀前半の考古学からみた前史でもいいかなとか。中国や朝鮮3国の、とくに朝鮮3国の国家体制の勉強をして、倭も当然それを見て目指すものがあったわけで、蘇我氏を倒してからさあどうしようでは当然ないわけです。朝鮮半島は王権本拠は城なわけです。中国都城もそれに出発しているとはいえ、もはや威信を示すものになっているのに対し、フソ山城や月城を中核に、市街地を配置していく。しかし日本は倭国の枠組みは早く、王権をめぐる権力あらそいはあっても、朝鮮半島のような競合はない。一気に中国的威信を示す都城の形成へ進む。中世の山城と近世城郭との違いのようなもの。新羅王京とかほとんど知識がないが、倭は制度導入や仏教需要は少し遅れるにしても、本格都城は一気に難波宮で成し遂げた感がある。なんかそうした外形的なことながら、倭の歩みを外と比較するような作業をやってもいいかと。
◆とはいえ、まあ、まとまったことはできないと考えておくべき。いずれにせよ、すぐすぐ仮題を出さないといけない。ああ、どうしよ。
今日がまた始まる
◆夜、帰ってきて、PCにむかっても、まともに仕事ができません。これはしばらく前からですが。まあ職場で仕事をめいいっぱいやっているので十分とも。が、やっぱり原稿書くのは、たとえ1時間ずつでもとは思うのですが、このところ、1日働くと疲れているのか、なかなか・・・。
◆で、朝。気合いを入れて、とにかく7:30には出て、ちゃんと出勤すること。いや、当たり前のことなんですが、日々、目が覚めると、とにかく出ること、と言い聞かせて出勤しております。今日の午前は、博物館概論の授業準備です。さあ、やるぞ。
◆博物館概論。自分の見学した博物館等の紹介を入れるようにしている。前は紀伊田辺の話をしたが、今日は神子畑選鉱場と開延鉱山の話をしようと思う。毎年変えていかないといけないが、そこは記憶の新しいフレッシュな素材で、おもしろさを伝えないと届かないだろうから。
◆で、朝。気合いを入れて、とにかく7:30には出て、ちゃんと出勤すること。いや、当たり前のことなんですが、日々、目が覚めると、とにかく出ること、と言い聞かせて出勤しております。今日の午前は、博物館概論の授業準備です。さあ、やるぞ。
◆博物館概論。自分の見学した博物館等の紹介を入れるようにしている。前は紀伊田辺の話をしたが、今日は神子畑選鉱場と開延鉱山の話をしようと思う。毎年変えていかないといけないが、そこは記憶の新しいフレッシュな素材で、おもしろさを伝えないと届かないだろうから。
さて今週も・・・
◆8日、9日はクリア。今週は木曜日に自分のプレゼン、そして土曜日に考古学談話会でしゃべらないといけない。談話会の準備はこのままいくと金曜日1日しかないようだ。
◆大阪府知事選、市長選が告示され、人材はいないんかと、嘆かわしい次第。ちゃんとした人は知事とか市長になろうなんて思わないんでしょうね。元吉本の木村氏のコメントにうなずく。橋下君は、5月の住民投票で負けを認め、こういうのは何回もやるもんじゃない言ったのではなかったか。民主主義は生きている、結果を尊重する、とも言ってましたよね。その時、ほぼ半々まで行ったことを受け止め、さらに理解をもとめ、もう1期やって実現をめざすと言ってもよかったと思うが、さばさばと引き下がる会見をやったはずだ。それがどうだ。カミさん曰く、人には厳しく自分には甘いやっちゃ、と。大阪市職員には厳しく、自分の言動については前にどういったか関係ないと。
◆知事選、どうしても松井君には辞めて欲しいが、なんで対抗馬があの人なんでしょうね。市長選もそうだが、1期4年ほどやっただけの人を候補に立てるところに、人材はいないんかと。どことも政争とはあんなものかもしれないが、大阪をよくしようという点で一致し、力をあわせていくということがまったくない。これもカミさん曰く、大阪は組織力がぜんぜんダメ、てんでばらばら、パワーを集めるといったことができない、と。政争が話題であり続けていることに、関心が持たれていると誤解するな。都構想に賛成ですか反対ですかという論点の立て方は、単純に過ぎる話で、半々になることで和解のない政争へ突入している。わかりやすい賛否の問いが混迷を持続させている。
◆めざすところは大阪をよりよくしていくことで、無駄があれば整理する、いろいろ考えて手を打たないといけないことに対応していく、新たなことを打ち出していく、そういう問題意識に差はないだろうに。実を上げることが大事であって、どっちかの手柄にするとか、わしはこれやる、とか・・・。首長選挙が無投票の地方公共団体など、争いが表面化していないところが、保守的で前のものを踏襲しているだけとか、そういう地方公共団体もあるのかもしれない。が、そうでもなかろう。みな首長も議員も、みなよかれと思ってやっており、また行政も透明性を高めていく流れにはさからえない。産業でも教育でも福祉でも、粛々とできることをやっているのではないか。しかし大阪は、政争ばっかりやっていて、騒がれて新聞も大きく取り上げて、なにやら活発に見えるかもしれないが、実は問題を長引かせて実を上げる努力がなされていない、ということなのではないか。
◆大阪府知事選、市長選が告示され、人材はいないんかと、嘆かわしい次第。ちゃんとした人は知事とか市長になろうなんて思わないんでしょうね。元吉本の木村氏のコメントにうなずく。橋下君は、5月の住民投票で負けを認め、こういうのは何回もやるもんじゃない言ったのではなかったか。民主主義は生きている、結果を尊重する、とも言ってましたよね。その時、ほぼ半々まで行ったことを受け止め、さらに理解をもとめ、もう1期やって実現をめざすと言ってもよかったと思うが、さばさばと引き下がる会見をやったはずだ。それがどうだ。カミさん曰く、人には厳しく自分には甘いやっちゃ、と。大阪市職員には厳しく、自分の言動については前にどういったか関係ないと。
◆知事選、どうしても松井君には辞めて欲しいが、なんで対抗馬があの人なんでしょうね。市長選もそうだが、1期4年ほどやっただけの人を候補に立てるところに、人材はいないんかと。どことも政争とはあんなものかもしれないが、大阪をよくしようという点で一致し、力をあわせていくということがまったくない。これもカミさん曰く、大阪は組織力がぜんぜんダメ、てんでばらばら、パワーを集めるといったことができない、と。政争が話題であり続けていることに、関心が持たれていると誤解するな。都構想に賛成ですか反対ですかという論点の立て方は、単純に過ぎる話で、半々になることで和解のない政争へ突入している。わかりやすい賛否の問いが混迷を持続させている。
◆めざすところは大阪をよりよくしていくことで、無駄があれば整理する、いろいろ考えて手を打たないといけないことに対応していく、新たなことを打ち出していく、そういう問題意識に差はないだろうに。実を上げることが大事であって、どっちかの手柄にするとか、わしはこれやる、とか・・・。首長選挙が無投票の地方公共団体など、争いが表面化していないところが、保守的で前のものを踏襲しているだけとか、そういう地方公共団体もあるのかもしれない。が、そうでもなかろう。みな首長も議員も、みなよかれと思ってやっており、また行政も透明性を高めていく流れにはさからえない。産業でも教育でも福祉でも、粛々とできることをやっているのではないか。しかし大阪は、政争ばっかりやっていて、騒がれて新聞も大きく取り上げて、なにやら活発に見えるかもしれないが、実は問題を長引かせて実を上げる努力がなされていない、ということなのではないか。
11月9日市大文か交流センター(梅田)博学連携講座
◆パワポは80%は作っていたが、朝から追加の画像をスキャンし、本体の大坂湾岸の台場の 前の、18世紀以降の外国船来航と江戸湾防備の部分のスライドがぜんぜん不十分であったものを増強し、点検していると、16時過ぎとなる。17時に大学を出て梅田に行き、本講座1番バッターのイントロダクションの務めをなんとか果たしました。110人くらいの応募があったようだが、来てたのは70人くらいだったでしょうか。
◆大航海時代から産業革命といった背景の部分を加えました。これで1本パワポができたので、次の機会からは楽ですね。ちょっとマニアックなテーマなので、関心があり、すでにいろいろ出かけている向きも何人かはおられたようだ。そういう人にはもしかしたら物足りなかったかもしれないが、興味があるくらいのみなさんには、ちょうどの話にはなったのではないか。こっちもいろいろ勉強になった。
◆この分野のことをさらに勉強することはないと思うが、進めたい点がないわけではない。引き続き関心を持ち続け、なによりも行ってないところに行ってみたい。
◆終了後、天保山台場と堺南台場のことに関心をもっている人が話にやってきてくれ、ふつうの市民が地元の台場に興味をもって調べたりしている姿に、生涯学習(言葉はしっくりきませんが)というのは大事だし、こういう人たちが文化や文化財の応援団になってくれるものとうれしくなる。
◆大航海時代から産業革命といった背景の部分を加えました。これで1本パワポができたので、次の機会からは楽ですね。ちょっとマニアックなテーマなので、関心があり、すでにいろいろ出かけている向きも何人かはおられたようだ。そういう人にはもしかしたら物足りなかったかもしれないが、興味があるくらいのみなさんには、ちょうどの話にはなったのではないか。こっちもいろいろ勉強になった。
◆この分野のことをさらに勉強することはないと思うが、進めたい点がないわけではない。引き続き関心を持ち続け、なによりも行ってないところに行ってみたい。
◆終了後、天保山台場と堺南台場のことに関心をもっている人が話にやってきてくれ、ふつうの市民が地元の台場に興味をもって調べたりしている姿に、生涯学習(言葉はしっくりきませんが)というのは大事だし、こういう人たちが文化や文化財の応援団になってくれるものとうれしくなる。
11月7-8小豆島石のサミット2015(11)
◆ディスカッションでは世界遺産の話が振られた。世界で、その土地の伝統(例えば昔から石やレンガで家を造ってきたところ)、石材の特性、それにもとづく石の加工技術、石による高い城壁や石垣や建物を実現する文化が、それぞれの地域で発展する。
◆なので、世界一とかを競うこともあまり有益でなく、それぞれの石積み技術がとことん発達したときに、どこまでの実現がなされたか、それぞれに価値があろう。むろんピラミッドだって、古代メソポタミアの宮殿であっても、中世のヨーロッパの城にせよ、サグラダファミリアなど巨大な教会にしろ。
◆しかし、日本の近世の石垣構築の技術もまた、特異に発達し、30mを越える高石垣を実現したこと、また城郭の規模による、その石垣の圧倒的な量感。そこに反りがあり、平面的にも折れを入れ、内反りがある。あの角部が連続する日本の近世城郭は、そこにひとつの技術に裏付けられた美しさもある。ひとつの様式を確立している。世界のほかにはないもの。そして誰しもが、大阪城に足を踏み入れたとき、幅のある深い堀、そのむこうの高石垣の美と迫力、おそらくそれは空堀の底とか、天守閣の下に立ったとき、その感を強くすると思うが、そういう迫力はみな認めるのではないかと思う。
◆むろん天守が現存する姫路城が世界遺産で、日本を代表するのだろう。が、しかし大阪城は、1610年代までの築造技術をふまえ最後にして(事実はちゃうんかな)最大のものなのである。そして、上部を失っても、ジャンルは日本の近世城郭で同じでも、土木技術としての高石垣のナンバーワンとして、世界遺産になりうるものだと思っている。そう評価されておかしくないと。
◆そしてまた、先に、それぞれの地域で石を積む土木技術が発達して、それぞれに評価す べしとしたが、そこは、同じような石垣の高さの比較も客観的にするべきだろう。なにも世界一でなくったっていい。高さという指標でいっても、しかしそれは世界クラスだろう。さらにはそういう高石垣が総延長○キロにわたり、運ばれた石は100万個とか、その総量、全体ボリューム、そういうものをつきあわせていくと、ざらに匹敵するものがころがっていることはおそらくないだろう。天守閣の石垣に1トン爆弾が直撃しても壊れてないですよ。
◆そしてまた、それを実現した花崗岩石割技術もまた、それとセットをなすものなのである。
◆なので、世界一とかを競うこともあまり有益でなく、それぞれの石積み技術がとことん発達したときに、どこまでの実現がなされたか、それぞれに価値があろう。むろんピラミッドだって、古代メソポタミアの宮殿であっても、中世のヨーロッパの城にせよ、サグラダファミリアなど巨大な教会にしろ。
◆しかし、日本の近世の石垣構築の技術もまた、特異に発達し、30mを越える高石垣を実現したこと、また城郭の規模による、その石垣の圧倒的な量感。そこに反りがあり、平面的にも折れを入れ、内反りがある。あの角部が連続する日本の近世城郭は、そこにひとつの技術に裏付けられた美しさもある。ひとつの様式を確立している。世界のほかにはないもの。そして誰しもが、大阪城に足を踏み入れたとき、幅のある深い堀、そのむこうの高石垣の美と迫力、おそらくそれは空堀の底とか、天守閣の下に立ったとき、その感を強くすると思うが、そういう迫力はみな認めるのではないかと思う。
◆むろん天守が現存する姫路城が世界遺産で、日本を代表するのだろう。が、しかし大阪城は、1610年代までの築造技術をふまえ最後にして(事実はちゃうんかな)最大のものなのである。そして、上部を失っても、ジャンルは日本の近世城郭で同じでも、土木技術としての高石垣のナンバーワンとして、世界遺産になりうるものだと思っている。そう評価されておかしくないと。
◆そしてまた、先に、それぞれの地域で石を積む土木技術が発達して、それぞれに評価す べしとしたが、そこは、同じような石垣の高さの比較も客観的にするべきだろう。なにも世界一でなくったっていい。高さという指標でいっても、しかしそれは世界クラスだろう。さらにはそういう高石垣が総延長○キロにわたり、運ばれた石は100万個とか、その総量、全体ボリューム、そういうものをつきあわせていくと、ざらに匹敵するものがころがっていることはおそらくないだろう。天守閣の石垣に1トン爆弾が直撃しても壊れてないですよ。
◆そしてまた、それを実現した花崗岩石割技術もまた、それとセットをなすものなのである。
11月7-8小豆島石のサミット2015(10)
◆で、そのあと11時から堺から来た鉄砲隊の火縄銃射撃、演武。昼をはさんでいよいよ本番 である。東北芸工大の北野さんに続いてわたし、神奈川の三瓶さん、石川県の冨田さん。各30分である。福田小学校の体育館。椅子は400。300弱くらいの入りか。天気もあまりよくはない。
◆まあ、あんなものというところ。数分オーバーしたかな。石切場の話は前に森岡さんがやっているし、わたしはとにかく大阪城概論みたいな基本的事項しか話ができない。
◆が、けっこうレーザーのあの陰影図はすごい、是非、全部ヤレと言われた。したいのはヤマヤマなれど。しかしそこは3年でやるとか、しかも外部委託なんだから、金を取ってくることに専心すればよく、腰を上げるとエフォートがそっちに大きく取られるというわけでもない。ちょっと真剣に考えてみよう。
◆石の規格化は、北野さんは天下普請による短期間実現、しかも各大名の技術もまちまちな半熟練 工がなしとげるには、石を巧みに組み合わせるプロの技術でなく、技術の平準化のため、という話は勉強になった。江戸城所用の伊豆半島から箱根近辺にかけての石切丁場研究もずいぶん進んでいることを知る。そして金沢城の戸室。石の積み方がどんどん変わっていく様子を知ることができたし、やろうと思えばぴんぴんの直方体に仕上げてブロック状に積むこともできるのであって、どんな石垣にするのかは上に立つ建物の格によるという話も面白かった。ディスカッションの時の士分で穴太をかかえていることも。
◆まあ、あんなものというところ。数分オーバーしたかな。石切場の話は前に森岡さんがやっているし、わたしはとにかく大阪城概論みたいな基本的事項しか話ができない。
◆が、けっこうレーザーのあの陰影図はすごい、是非、全部ヤレと言われた。したいのはヤマヤマなれど。しかしそこは3年でやるとか、しかも外部委託なんだから、金を取ってくることに専心すればよく、腰を上げるとエフォートがそっちに大きく取られるというわけでもない。ちょっと真剣に考えてみよう。
◆石の規格化は、北野さんは天下普請による短期間実現、しかも各大名の技術もまちまちな半熟練 工がなしとげるには、石を巧みに組み合わせるプロの技術でなく、技術の平準化のため、という話は勉強になった。江戸城所用の伊豆半島から箱根近辺にかけての石切丁場研究もずいぶん進んでいることを知る。そして金沢城の戸室。石の積み方がどんどん変わっていく様子を知ることができたし、やろうと思えばぴんぴんの直方体に仕上げてブロック状に積むこともできるのであって、どんな石垣にするのかは上に立つ建物の格によるという話も面白かった。ディスカッションの時の士分で穴太をかかえていることも。
11月7-8小豆島石のサミット2015(9)
◆8日。本番の朝。前日、お酒が入り、部屋に戻ってパワポを作り、寝て、朝、5時くらいに 目が覚めて再びやり、朝ご飯を食べに行く7:30頃にはひととおりできあがったか。100枚越え。しゃべるのは30分。これではダメ。食事後、石割の実演までの間で、80枚まで減らして、もうこれでよしとする。
◆この日のイベントは、山に上がって山の神にお祈りをするところから始まる。10時20分に福田の港で、用意された石を割る。石はほかから提供された自然の転石で、表面がかなり風化している。これだと石の目が見えないので、叩いてフワフワの表皮を落とすのだそうです。矢穴のところに幅のある浅い溝状になっているものは、そういう石の目を見るためのものだそうです。石工さん(藤田さん)曰く(若いですこの方は)、石の目が正しいか100%の自信はないと。しかし、そこを決めて、その方向に矢穴を入れ る。そこまでのセットがしてあり、参加者が鉄の楔、すなわち矢を打ち込むことから始める。それが終わると、いよいよハンマーで矢を叩き込んでいく。亀裂が入った時の音という解説があり、わからなかったが「きてるきてる」という反応。そうこうしているうちに、次の打撃を待たずに、ぱっくりと割れた。
◆この日のイベントは、山に上がって山の神にお祈りをするところから始まる。10時20分に福田の港で、用意された石を割る。石はほかから提供された自然の転石で、表面がかなり風化している。これだと石の目が見えないので、叩いてフワフワの表皮を落とすのだそうです。矢穴のところに幅のある浅い溝状になっているものは、そういう石の目を見るためのものだそうです。石工さん(藤田さん)曰く(若いですこの方は)、石の目が正しいか100%の自信はないと。しかし、そこを決めて、その方向に矢穴を入れ る。そこまでのセットがしてあり、参加者が鉄の楔、すなわち矢を打ち込むことから始める。それが終わると、いよいよハンマーで矢を叩き込んでいく。亀裂が入った時の音という解説があり、わからなかったが「きてるきてる」という反応。そうこうしているうちに、次の打撃を待たずに、ぱっくりと割れた。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。