人を幸せにする人になろう

考古学研究の本文はこれで確定としよう

◆やはり時間がかかるもので、1日を要してしまい、かつ註と参考文献も含めた本文終了まで到達しなかった。とはいえ、註と参考文献もほぼ主要なところはできあがっているので、もう半日あれば完成しよう。問題は参考文献で、いろんなものを再度、見直し、引用等が適切かどうかの点検か。なお、図は、再度、いじろうとは思ってますが、いまはやれません。もう全面的見直しは無理だと判断しているので、あくまで発表時のものでよいと考えているが、O先生にその後ご教示いただいた点は、少し反映させないと失礼かと。とはいえ、図をいじりだすと・・・。

昨日は深井で日本酒を

◆7月24日、某中百舌鳥近くにある大学の工学部の先生たちとカミサンが呑むことになっていて、誘 われる。なんでも、大阪一、日本酒がそろっているところだとのこと。これも社会勉強と出かける。
◆出入りのなじみの店みたいで、次々に、これは冷やでとか、これはヌル燗でとか、人肌でとか、各種の酒を頼んでいる。ワインと同じで、コップに水も入れてあり、ひとつひとつを楽しむようになっている模様。4日後に野辺山の天文台のアンテナに行く話とか、科研を出す話などがまとまっていく。こっちは門外漢ながら、工学のみなさんの話を聞いていると、みんなやりたいことをやっているのに、なんの違いもないということがよくわかる。新しいことを、誰もやっていないコレがやりたいんだ、という熱い語りを聞いていると、まったく分野が違っても、これがアカデミックということだろうし、そういうツーカーな人同士で呑むことの楽しさもまた、なんら変わることはないわけです。
◆いちばん年配の方は、必要な分野にもかかわらず、この人しかやっていないという先生で、特任→特命→特認と、その人のために制度が作られ、定年後も大学は手放せないのだという。

社会復帰中だが

◆西都原の資料は、期日も頁数も守らず・・・、まことに申し訳なく・・・。でアウトラインをという要 請。リュウミンなもんで。インデザでアウトラインをかけて再送したが、これで大丈夫か。で、たまったメールの処理を続けています。
◆こないだの高校の時のチレキ部同窓会に来てもらった先輩から、タイ山古墳群の報告書を送っていただく。前に先生にもらったものは大学図書館に入れたが、こちらは個人本として大切にしよう。そこに『温故知新』というクラブのニュースもはさんであり、それを挙げておきます。高校に入った年の夏、粟津遺跡の調査と、山崎城の調査に行っているんですね。その速報です。ですが、わたしは軟式テニス部に入っていて、まだ入部していませんでした。夏の終わりに、テニス部をやめてチレキ部にお世話になることになりました。同級生の勧誘です。彼はいまどこに?。ちなみに、チレキ部で学んだことは多いが、その柱とも言えるひとつはバレーボールでした。クラブボックスの前がバレーコートで、ず~とバレーボールをやってました。

ようやっと西都原の資料を出し

◆まことにすいません。今日はリポジトリで祇園原のことをまだ調べてました。あんまりしかし、 年代のこととか、古墳群のなかの順序とか、語ってくれていないように思います。最後に、橋本さんの編年図を元に、今回の検討によってちょっと動かした方がいいのでは、と思う古墳の位置を貼り替えたものを付けておきました。まあ、パワポもあるが、資料ができているので直前に。それより社会復帰をしなければ・・・、いろんなことがすべてストップしている。
◆本日、水曜日に博物館経営論の最終回の担当があり、これで前期の講義も終わり。なので、帰りに上本 町で・・・。

塚本古墳だったか

◆石舞台の奥の方墳、あれ6世紀後半ですよね。シシヨ塚より古いかも知れませんね。で調べていたら、もうひとつ先に塚本古墳というのがあって、過去の発掘風景の写真がネットで拾える。石積みの感じは、まさに石舞台。これマリセちゃうかと。

あしたの通論ラスト

◆そんなんで地域史惣寄り合いにも顔を出さず・・・、ごめんなさい。宮崎の資料は、あと2時間くらいあれば、できるかな。帰ってからが勝負。が、明日の授業の準備が・・・。今日は徹夜か。日向の古墳の話をして予行演習をやりたいところだが、今期は6世紀の話をしてきたのでそうもいかず。

なんとか資料ができそう!

◆最後、新田原をやっていたが、いや~研究って進むもんですね。68号墳だったか、後円部が小さく、前方部がやたら広くなる。百足塚などはやせ細ってはいるのだろうが、開きはそこまでない。百足塚など、今城塚と比べるほかなく、が合ってるとか判断しようもない。時期が時期ですからね、くらいな話。ところがです。68号、カシコーケンのこないだの図録で、橘の五条野丸山の最新図を掲載してくれて、それをすこし図化していたのですが、その時の印象が残っており、重ねてみると、実に実にぴったりです。欽明さんの墓、新田原に最新モードが行ってますよ。

大学とは何か

◆すいません、大上段なタイトルになりました。文学部のよく知った教員2人が阪和線のなかで話を したことがきっかけで、こうした企画が生まれたとのことです。文系の整理とか、こないだのオッサンの意見とか、ケイエイとかコウリツカとかエイゴだとかジツガクだとかを叫ぶ風潮に対し、大阪都構想、その一環としての大学統合の外的圧力のなかで、一方的にやられていたが、いまこのとき、中にいる人間が、大学について落ち着きある状態で自由に話をしませんか、というのが趣旨のようである。
◆こないだのオッサンの意見に対する反論でもあるが、文系の学問も、ある特定の病気に対する薬といった形でないが、間違いなく実学なのである。高校までの学力を基礎としつつ、大学は社会に出て行く手前の、特定分野における研究という営為、すなわち自分が資料や現象という生データにもとづいて証拠を集め分析を加え、妥当な理解を論理的に導く実践そのものなのである。人間の能力、理解力にしろ洞察力にしろ解決力にしろ、それは自分で考えてきたことの総量ともいえるが、それは広く学ぶだけではダメで、深く掘り下げることが決定的に重要なのである。学問の世界もバカにしたものではなく、新しい世界を切り開いていくのは相当に厳しい。大学は、専門的な研究というフィールドで勝負することを通して、深く掘り下げ本質をつかんでいくことのできる人間を育てるのである。学問分野はさまざまあれ、それぞれの分野における専門的な研究こそが、そうした力を身につけさせるのである。皮相な比較とかではない。たかが卒論、されど卒論なのである。適当にやった人、どんどん前進していった人、大学4年生での人間の成長度の差はきわめて大きく、それはその後の人生においても影響を及ぼすであろう。
◆社会で1人前の人間として働き、またこの長寿社会で死ぬまで成長を遂げるためには、社会に出てからの経験はもちろんすこぶる大きいわけだが、深く掘り下げ自分でものごとを考える人間となるため、大学で卒業論文に取り組むという実践がきわめて重要なのである。T先生の言い方でいくと「自分になる」ということ、ほかの誰が考えたものでない、自分が脳みそを使って考え抜く、それこそが自分を作り上げる基礎になるということだ。人として生きていく上で、専門学校とは異なる、きわめてプラクティカルなものなのである。

倭国王墓の系列図をバージョンアップ

◆するのに3時間を費やしてしまう。

今週そしてこの連休

◆この1週間、メールを見ていません。すいません。あした処理します。古代を偲ぶ会はクリアした が、考研と宮崎の〆切が果たせていない。宮崎の資料をなんとか、この2日で終わらせよう。なにか文字が書けるかどうか、自信はないが。柄鏡形と後期の話をつけたいのですが、すっきりとはいかないだろう。13日月曜からの週の話は、だいたいカタがついたか。
◆明日明後日、地域史惣寄合というのがありまして、桃山とうちが会場になり、2日にわたって行われます。昨日、近世史のMさんがやってきて、「市大日本史の時行くゆうてました。来てくださいね。」と言われ、ぎくっと・・・。う~ん。明日、とにかくめいいっぱいやれば、月曜日の市大会場でのセッションⅢに顔を出すことはもしかするとできるかもしれないが、こればっかりはわかりません。翌日の最後の授業の準備もあるしな~。
◆ブログを書いていないで、さっさと仕事せよ、という声はよくわかりますが、人間は合理性だけでは動かないもので・・・。
◆ところで、こんな記事(右)。ううう
◆もひとつ、世界遺産についての文化庁文化財部長をやった人でしたか、批判的な記事を書いていましたね。貼り合わせて1枚モノにしたんですが、見あたりません。それに関連して、松下村塾とか萩城下町って、きわめて危うい話です。これおかしいですよね。いわゆる近代化遺産のなかでも、特徴的なものとか、日本の特性をよく示すとか、そしてよく残るもので、近代化というくくりで群にするということはあってもいいだろう(具体の構成資産個々の問題はひとまず措く)。が、松下村塾とか萩城下町は、ヨコシマな一方的歴史観の押しつけちゃいますか。吉田松陰というのは、あかんやろ。二度と萩城下町には行かないことにします。長州なんか大嫌いだ。ついでに言うと、イコモスの予算の多くを出しているのが日本で、という話を聞く。これは事実関係を確かめないといけませんが。IOCやFIFAやらと、同じような世界かもしれませんね。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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