人を幸せにする人になろう

箸墓の側面にテラスはある!

◆岩屋のあと食事をして、箸墓を見に行く。5月に桜井線で通過したとき、裾部の木が切られ草が刈られ、内部の墳丘斜面がよく見える状態になっていて、いまのうちに観察しなければ、と思っていたが果たせず、今日行くと案の定、草がのびて観察しにくくなっていた。箸墓の墳丘復元案を最終的に決めにかかっているため、観察したかったのだ。
◆その結果、前方部の南側面を1分だけ見ただけだったが、側面にテラスがあることを確信した。これ前から相似墳のあり方、例えば西求女や備前車塚のあり方から、モデルである箸墓でも最下段は一週めぐるに違いないとにらんでいたのだが、確信をもった。幅のあるテラス面が残存するわけではないが、側面の斜面の傾斜は一様ではなく、途中に稜が入る、これが下段の肩だろう。横にのびる稜線の上(内側)にテラス面があるはずだ。
◆桜井市埋文センター、岩崎君がまた対応してくれた。「奈文研のサッカー、3対0で藤原が勝ったんやってな」と話を振ると、えんえんとサッカーの話を相変わらずしてくる。昨年の建物群の発見を承けての手作りパネルもよかった。ウレタンパネルを買ってきて、表面に色紙を貼り、パネル上辺にダブルクリップをはさみ、それにテグスを通しパネルを取り付けている。むろん、ここは桜井市で遺跡がいい、というのは確かだが、毎年掘っている成果にもとづいて、そうした最新の成果も簡単であれ、金がなくても自前の材料で掲示していく努力を見る。
◆で、纒向の桃の種がいっぱい出たという現地説明会について聞くと、2000人来た、と。

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雲楽
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男性
誕生日:
1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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