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駒澤大学で開催された陵墓シンポ091123

9d27d021.jpg◆駒沢大学で、陵墓問題16学協会「陵墓限定公開」30周年記念事業シンポジウム《陵墓公開運動30年の総括と展望》が開催された。
◆朝、事務局は9:15というので、前泊した。渋谷から東急田園都市線で「駒澤大学」駅で降りる。同じ車両に今尾さんが乗り込んできて、駅を降りると森岡さん、高木さん、福島君がいる。15分ほど歩いたか。立派なホールだ。
◆日本考古学協会の菊池徹夫会長の挨拶のあと、以下のような報告があった。茂木雅博「陵墓公開運動30周年の歩みと展望」、高木博志「近代の陵墓と「国史」像」、谷口榮「教科書のかなの陵墓」、今尾文昭「埋蔵文化財行政と宮内庁陵墓」、大久保徹也「記念物指定制度と陵墓」。そして約二時間のシンポジウム《陵墓公開運動30年をふり返って》が行われた。
◆チラシが配信されたのは直前で、ほとんど宣伝もできず、人数が心配だったが、東京方面の宣伝はある程度なされたのだろう、150人ほどは集まった。いちおう専門家むけ、研究者の間で議論するというのが趣旨だが。
◆発表はなかなかマニアックで、ちょっと議論はかみあいにく感じであった。この運動そのものがそうだが、それぞれが、業務のかたわら、学会活動をし、そんでまたこうした課題もやっていて、これ専属でやるわけでない。自己犠牲を払ってでもやるという人は別だが、いまのサラリーマンはそうはいかない。そんななかで、リーダーシップをとって、ぐいぐいというわけにはいかないのだ。議論を重ねるにも、相当な労力がいる。わたしも、7月の懇談会、事前調査、立ち入りなど、その時々は準備して望んでいるが、そればっかりというわけにはいかない。
◆当日、司会の森岡さんから意見を求める振りが予告されていて発言したが、最後のところでも、どうにも我慢ならず、さらに発言した。最後に言ったのは、カクアルベシという話も必要だが、学会連合にそう大きな力があるわけではない。文化財保護法を変えよといったって、どうともならん、もっと地道なことをやりましょう、といった。以下、昨日の2回の発言を項目を改めてまとめよう。

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雲楽
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男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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