人を幸せにする人になろう

定北

09520dd2.jpg石室は高麗尺でいいと思います。

森郁夫さんが亡くなられた

◆5月30日とのこと。まったく知りませんでした。翌週火曜日にカミさんに教えてもらいました。昭和13年の生まれで75歳とのこと。f465cbab.jpg
◆ネットを見ると、帝塚山大学の訃報で、略歴が詳しくあった。1960年大学卒業、奈文研を経て、1985年に京博、1995年に帝塚山に移る。瓦展が1988年、倭国展が93年。倭国展の時は、奈文研の古墳関係者で内覧する機会に同行した。面識ができたのはこの頃で、職場の重なりはない。2008年に電話をいただき、帝塚山が大阪でやる講座で話をせよということで、引き受けたことがある。

たつの市北沢遺跡

◆3回生に上がる前の3月、高校時代の師匠から、たつの市の現場をやれと言われ、行く。なかなかつらい現場でした。担当者c0ea783a.JPGは常時いないので、学部2回生に任せられても掘れやしない。ベルコンも初めてだった。順番に右に左に移していくもんなんですね。ひょこひょこ場所を変える指示をして、作業員さんに怒られた記憶がある。縄文と古墳時代はじめ(庄内)である。酒津の甕があり、播磨でよく出る2重口縁の壺棺があった。排水溝にぶち当たり、溝を掘り切れと言われ、そんなこといっても元完形のものが折り重なっており、図面を書いた上で溝を掘り、あとで拡張したのだったか。
◆この袋には野帳などが入っているが、これは捨てません。
 

加古川の西山大塚と西山1号墳

◆高校の頃、よ~く埴輪を拾いに行きました。遺物もまだどっかにあるはずです。この1号墳、文化庁時代に出張で行くことに784a1678.JPGなりました。埋葬施設の底が残っており、確か鏡が出ていました。あれ開発だったのだが、残せるような話だったように思ったが、いまどうなっているだろう。
◆加古川といえば、西神吉に埴輪の窯があって、冬場に溜池の水が干上がって、あたり一面埴輪片だらけというところがある。これはもう就職していた時期だったようにも思うが、正月に田舎に帰ったときに、そこそこ拾って市教委に渡したことがある。あれ、どうなったんでしょうかね。迷惑だったかな。
 

太田天神山は?

◆太田天神山の測量、地元ないし関東方面の大学などがやってくれないものだろうか。自分が出撃しようかとも思っていたが、9c511123.JPG無理だろう。あれが津堂城山型といえるかどうか、確認したいわけです。津堂城山型といえるのは、今のところ玉丘くらいなもんなので。

尼崎の池田山古墳

◆これ前から佐紀陵山型ちゃうかと思っています。略図を見た印象だけですが。完全に削平されているか、掘れば溝が出てくるか、知らないが、もう確かめようがないんでしょうが。覚えとして。

西条52号墳

◆加古川東高校地理歴史考古学部の部室にあった略報。それを手描きで写していますね。それと2500の都市計画図、平荘ce5447eb.JPG湖ができる前の地図があり、これが大のお気に入りだった。その西条の丘陵の等高線をトレースして、略報603cc555.JPGの古墳の分布図から地形図に落とし直すような作業をしています。学部生の頃なんだろう。42e872bd.JPG
 

備前車塚のこと

◆なんでこんな記事。大学生時代の古墳や三角縁神獣鏡の資料のコピーを捨てているのである。図録も、もらったものもあるが、自分で買った購入品も多いが、いまほとんどみないもの、将来的にもあまり使いそうもないものを図書館に寄贈する作業をしている。
◆で、学部生そして卒論の時の、三角縁神獣鏡を出土した古墳の文献をできるだけ集めたコピーひとカタマリがまだ残っているわけだが、そのなかから出てきた岡山市史の部分。盗b2ec6faa.JPG掘の顛末が書いてある。これについては田中琢『倭人争乱』に、国保有になるところまで書いてある。
◆備前車塚に登ったのは、1回こっきり。その時、湯迫の村に到達するも、山のどこにあるのかもわからない。で、1軒のお宅にうかがい、「車塚はどこでしょうか、どこを上がっていけばいいのですか」と聞いた。そうしたら、そこのオジサンが「わしが連れて行ったる」というので、先導してくれた。ついでにヒトコト。「わしが掘ったんや」。へ?。盗掘者の1人らしい。とにもかくにも、古墳に行き、列石等を見て歩いた。
 

高さんと行った現地説明会

◆現地説明会に初めて行ったのはいつだったか。たぶん、高校時代、加古川の西条廃寺のゲンセツにクラブで行った時か。西74fc1d80.JPG口さんが担当だった。それと札馬の窯にも行った。中村浩氏が掘っていた。
◆大学生になって、2回生になる直前の3月、加美のゲンセツに行った。けっこう新聞に大きく載ったので。その時の資料。1984年3月のことである。あの大きな墳丘墓が出土したのは、1年後のこの下層とのことである。
 

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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