人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
喜界島と城久遺跡(2)圃場整備と埋文調査(1)
◆Mさんと話をし、いま、3月に大阪市大を卒業した照屋さんをはじめ、大規模に人員を投入し発掘しているのは何なのか、という疑問が解消する。話始めれば長くなるが、町の農業は、現在、サトウキビと白胡麻にほぼ特化している。『喜界町誌』では明治半ばでは、全農地の35%がサトウキビとのデータがあるようだが(近世から近代への変化も予想される)、その後、かなり特化が進んだのだろう。江戸時代以来の黒糖生産が、近代以降、薩摩藩のクビキからは離れるものの、産業としてはさらに進んだ。しかし島の地質上、降った雨は透水性の高い石灰岩質の土壌をすぐに海に流れ出てしまう。水不足に常にさらされ、後述する地下ダムを国が整備することになる。そしてここでも、砂糖生産の生産性を確保し、外国産に伍していくためには機械化が不可欠ということで、それまでの島の地形に応じたキビ畑を、大規模に農道を整備し規格化する圃場整備が現在進行中なのである。
◆それにともない、埋文調査が、正確な年次は不明だが、2000年代に入って、続いている状況のようである。そしてあと10年は整理を含めて続くという。
◆それにともない、埋文調査が、正確な年次は不明だが、2000年代に入って、続いている状況のようである。そしてあと10年は整理を含めて続くという。
喜界島と城久遺跡(1)喜界島に入る
◆6:30に起きるも頭がぼ~としている。8:10発。空港まで至近なので歩き7:20には着いたと思うが、8:00前後に出発便が集中しており、保安検査場はいっぱい。8:10発定刻のぎりぎりに飛行機に乗り込んだと思う。座席は残念ながら、窓のない窓側。滑走路まで行くも、不具合が見つかり部品交換のために、また駐機場に戻る。出発は約1時間ずれこんだか。9:30着予定が10:20頃になったと思う。
◆飛行機を降りて空港にむかうと照屋さんが元気な声でよびかけてくれる。レンタカー屋に行き(深水レンタカー)乗り込み、今日は休みながらMさんが仕事に出てきているということで、埋蔵文化財センターに。この4月に合併で空き施設になった滝川小学校(創立109年で閉校)。Mさん、出迎えてくれ、展示施設を案内していただく。古いモノでは縄文早期の遺跡があるという。そして城久遺跡遺跡の展示を見る。カムイ焼きとご対面。けっこうよくできた(器壁・焼き上がり・調整)焼き物である。
◆飛行機を降りて空港にむかうと照屋さんが元気な声でよびかけてくれる。レンタカー屋に行き(深水レンタカー)乗り込み、今日は休みながらMさんが仕事に出てきているということで、埋蔵文化財センターに。この4月に合併で空き施設になった滝川小学校(創立109年で閉校)。Mさん、出迎えてくれ、展示施設を案内していただく。古いモノでは縄文早期の遺跡があるという。そして城久遺跡遺跡の展示を見る。カムイ焼きとご対面。けっこうよくできた(器壁・焼き上がり・調整)焼き物である。
7月12日、陵墓懇談会
◆この日、喜界島に出発しようと考えていたところ、懇談会が入った。11時に明治大学、6:45分の河内国分準急で出発する。今年の工事および事前調査の資料は事前にもらっており、ざっと目を通してはいた。今年度の事前調査はノボノ陵、とはいえ、本体でなく、陵墓地内にある小規模古墳群の調査がメイン。まあ、無関係ではないだろうが、4世紀代の大型墓に後続し、5世紀以降にそれに接して造営されたものではないだろうか。とはいえ、ぜんぜん中身はよくわかっていないようである。
◆新幹線のなかで、これ以外に、この機会に学会連合の打ち合わせの場で確認することや話題にすること、そして懇談会の場で聞くことなどを考える。
◆今日はおとなしかった、と言われたが、ま、これまでいろいろ言ってきたし、同じことを繰り返すことも必要ながら、ほっといても同趣旨の発言は出てくるし、やりとりを聞いていた。聞いておきたいことは聞きました。
◆で、世界遺産の勉強会があって、次は発表することになっていながら、日取りが決まらないまま先延ばしになっていたが、8月はじめに決まってしまう。7月26日の大歴部会例会も急遽決まり、時間がない中で8月に陵墓の勉強会で発表しないといけない。関係機関に取材にいかないといけない・・・。+整理しておきたい事項もあるが、どこまでできるやら。
◆18時過ぎの飛行機で鹿児島に飛び、いま空港ホテルにいます。明日の朝、楽しみにしていた喜界島に向かいます。
◆新幹線のなかで、これ以外に、この機会に学会連合の打ち合わせの場で確認することや話題にすること、そして懇談会の場で聞くことなどを考える。
◆今日はおとなしかった、と言われたが、ま、これまでいろいろ言ってきたし、同じことを繰り返すことも必要ながら、ほっといても同趣旨の発言は出てくるし、やりとりを聞いていた。聞いておきたいことは聞きました。
◆で、世界遺産の勉強会があって、次は発表することになっていながら、日取りが決まらないまま先延ばしになっていたが、8月はじめに決まってしまう。7月26日の大歴部会例会も急遽決まり、時間がない中で8月に陵墓の勉強会で発表しないといけない。関係機関に取材にいかないといけない・・・。+整理しておきたい事項もあるが、どこまでできるやら。
◆18時過ぎの飛行機で鹿児島に飛び、いま空港ホテルにいます。明日の朝、楽しみにしていた喜界島に向かいます。
2013年7月8日、引っ越し無事終わる
◆朝、10時頃から、文学部研究室の本棚梱包、考古学実習室の本棚撤去が始まった。うだるような暑さ、業者さんもたいへんである。パソコンや机まわりのモロモロ、段ボールに入れて、これは自分で運ぶ。
◆昼過ぎには、新しい経済学部棟研究室への本の配架も終わる。それから、研究室の机3つ、ボードなどのレイアウトを決め、パソコンをセットし、仕事ができるよう作業を進める。18時には一段落したので、大歴7月例会の準備の勉強をすこし。まあ、心機一転、がんばりましょう。サラでないが新しい研究室になることも悪くない。
◆ちなみに、こないだパソコンを入れ替えて、日常用のものをより強力なものとした。アルバイター用にメモリーを32ギガにしていたもの。サクサク動いてうれしい。
◆昼過ぎには、新しい経済学部棟研究室への本の配架も終わる。それから、研究室の机3つ、ボードなどのレイアウトを決め、パソコンをセットし、仕事ができるよう作業を進める。18時には一段落したので、大歴7月例会の準備の勉強をすこし。まあ、心機一転、がんばりましょう。サラでないが新しい研究室になることも悪くない。
◆ちなみに、こないだパソコンを入れ替えて、日常用のものをより強力なものとした。アルバイター用にメモリーを32ギガにしていたもの。サクサク動いてうれしい。
ヒレ墓の陵墓図トレース
◆兵庫県史の時、遺跡解説で丁瓢塚古墳を書けと。それ以外にも、武藤先生分だった御輿塚古墳や亀山古墳(もだったっけか)、ぜんぶで4項目くらい書くことになった。加古川・日岡古墳群のなかに、景行天皇の皇后でヤマトタケルの生母ということになっている稲日オオイラツメの陵墓、ヒレ墓古墳というのがある。これは自分の担当ではなかったが、雲部車塚古墳を含めて、提出された原稿の陵墓図のコピーが汚いので、事務局側で再トレースすることにした。たぶんトレーシングペーパーの原稿は提出したんだろうが、コピーが出てきたので、アップしておこう。
◆えらい広い範囲を測量している。日岡神社まで入っている。古墳部分は、最近、宮内庁さんが再測量して、いい図面ができている。
◆えらい広い範囲を測量している。日岡神社まで入っている。古墳部分は、最近、宮内庁さんが再測量して、いい図面ができている。
夏は来ぬ
◆太陽はギラギラ、蝉は鳴く。それと参議院選挙、大阪府は4議席に対して11人だったか?。いったい誰に入れていいのか、まったくわからない。自民党のY氏だけにはぜったい入れないが、通るんでしょうね。
最後は展示ケース
◆3階踊り場にあった展示ケースを2階に下ろしたことを記事にしたこともある。今回、この壁も工事!。今回の耐震工事で、考古は3箇所も当たってしまったわけである!。ひとまず、工事のための空間を確保するために、ケースを手前に引くので、内容物を仮収納してくれ、というのが事務からの依頼。
◆何週間か前の博物館実習Ⅰで、1時間これに当て、大きい土器などの梱包の練習と称して、作業をしてもらった。残っていた遺物の仮収納作業である。
◆午前で考古学実習室を終えていた道上君に、午後、引き続きやってもらう。見に行くと、ほかの院生3人が手伝ってくれているではないか。道上君を入れて、彼ら彼女等が2回生または3回生の時に、展示ケースを2階に下ろしたのである。3年前?ということか。
◆さてしかし、工事期間中、これらの遺物を脇に置いておくというのは適当ではないが、なかなか収納するところはない。大きい土器などは、経済研究所棟4階の収蔵庫(発掘機材が入れてある)に放り込んだ。やっぱりここに、入れた方がいいんでしょうね。明日、係長と話をしてみよう。前に打ち合わせたときは、どうだったっけか。たぶん、自分の部屋も作業量はだいぶ軽減しておいたし、明日、業者の作業員さんに運んでもらえるなら、経研棟に入れることにしよう。
◆何週間か前の博物館実習Ⅰで、1時間これに当て、大きい土器などの梱包の練習と称して、作業をしてもらった。残っていた遺物の仮収納作業である。
◆午前で考古学実習室を終えていた道上君に、午後、引き続きやってもらう。見に行くと、ほかの院生3人が手伝ってくれているではないか。道上君を入れて、彼ら彼女等が2回生または3回生の時に、展示ケースを2階に下ろしたのである。3年前?ということか。
◆さてしかし、工事期間中、これらの遺物を脇に置いておくというのは適当ではないが、なかなか収納するところはない。大きい土器などは、経済研究所棟4階の収蔵庫(発掘機材が入れてある)に放り込んだ。やっぱりここに、入れた方がいいんでしょうね。明日、係長と話をしてみよう。前に打ち合わせたときは、どうだったっけか。たぶん、自分の部屋も作業量はだいぶ軽減しておいたし、明日、業者の作業員さんに運んでもらえるなら、経研棟に入れることにしよう。
次は考古学実習室
◆昔、3階にあり、大学に来て早い段階で下に移動をお願いし、1階に移って10年強(だったかな?、忘れた)。考古学実習室といっても、遺物の倉庫になってたんだと思うが(記憶がさだかでない)、研究室1部屋分。下に降りても、当時はまだ90人くらい教員がいた時期で、部屋は入れ替わるだけ。通常の研究室の広さのままで、整理作業を十分できるようなスペースはない。まあ、こういうところでいろいろとやってきたわけです。
◆今年度から博物館実習室ができ、これは研究室2部屋分で、考古学実習もここでやっている。博物館実習だって、受講生数から考えて、3部屋分を要求したが、そんな部屋はあるはずもない。2部屋分ながら壁があり仕切り壁のところにドアのあった大学院共同研究室を譲ってもらい、壁を抜いて2部屋分ブチ抜きを確保するのがセイゼイだった。学舎整備の会議で、どうせやったら、考古学実習室1部屋分とあわせて、3部屋分として作ってくれないか、とも要求したが、余計な工事をともなうことはでけへん、と。自分で壁抜くけどな。
◆まあ、ともかく、考古学実習室も耐震工事にひっかかる。日曜日に院生の道上君と引越準備をやろうと約束していたが、自分の部屋の片付けで余裕はなく、1人でやってもらう。考古学実習室は、片側のみ本棚で、それを工事に際し反対側に設置することになる。なので、反対側の実測道具やらなにやらの整理棚部分の中身を出してもらう作業である。本棚が付け替わり、机や整理棚等の位置が決まると、また内容物を戻すことになる。実習室としては代替部屋は要求せず、博物館実習室でやりますからという約束。実質的に博物館実習室、兼、考古学実習室ということが、これで堂々とできるわけである。要するに、考古学の部屋としても使えるのが、実質的に3部屋分になったわけである。
◆道上君、ご苦労様でした。
◆今年度から博物館実習室ができ、これは研究室2部屋分で、考古学実習もここでやっている。博物館実習だって、受講生数から考えて、3部屋分を要求したが、そんな部屋はあるはずもない。2部屋分ながら壁があり仕切り壁のところにドアのあった大学院共同研究室を譲ってもらい、壁を抜いて2部屋分ブチ抜きを確保するのがセイゼイだった。学舎整備の会議で、どうせやったら、考古学実習室1部屋分とあわせて、3部屋分として作ってくれないか、とも要求したが、余計な工事をともなうことはでけへん、と。自分で壁抜くけどな。
◆まあ、ともかく、考古学実習室も耐震工事にひっかかる。日曜日に院生の道上君と引越準備をやろうと約束していたが、自分の部屋の片付けで余裕はなく、1人でやってもらう。考古学実習室は、片側のみ本棚で、それを工事に際し反対側に設置することになる。なので、反対側の実測道具やらなにやらの整理棚部分の中身を出してもらう作業である。本棚が付け替わり、机や整理棚等の位置が決まると、また内容物を戻すことになる。実習室としては代替部屋は要求せず、博物館実習室でやりますからという約束。実質的に博物館実習室、兼、考古学実習室ということが、これで堂々とできるわけである。要するに、考古学の部屋としても使えるのが、実質的に3部屋分になったわけである。
◆道上君、ご苦労様でした。
新しい研究室は経済学部303号室
◆7月入って鍵をもらっていたが、今日、はじめて覗き、いくつかのものも運び込んだ。どうせせなあかんのやから、もっとやりたかったが、電気がストップしてエレベーターも止まっており、階段を3階まで上がるのが大変なので、ほんのちょっと。
◆この研究室は南向き、夏はたいへんである。いまの文学部の研究室は北向きで、こっちの方がよっぽどいい。文学部は90年代後半に改装したが、経済学部棟が建ったのはそれより前で少し古く、入ってみると、机は立派だが、本棚等はあまりなく、古びた木製のものもある。文学部では両壁ともスチールの本棚だが、経済学部の先生は、そんなに本棚はいらないのだろうか。新研究室については、またいずれ。
◆まあ、仮住まいなので、机と脇の本棚くらいで、使い勝手のいいように整えよう。
◆結局、ひとつまえの写真の左手前に図面類などがあるのだが、この隅部だけが手つかずになった。本棚は左側を含めてすべてチェックして、要不要の判断をした。大学以来のモロモロについて、すべて目を通し、現時点で使わないと思ったものを捨てるなどの整理ができたのはよかった。不要なものの廃棄が中心で、いるものを置いておくことそのものが整理したことにはならないが、まあ、この時点で整理できた意義は大きい。引っ越すと、またいろんなものの配置が定まるまで時間がかかるだろうが、まあしゃーない。
◆この研究室は南向き、夏はたいへんである。いまの文学部の研究室は北向きで、こっちの方がよっぽどいい。文学部は90年代後半に改装したが、経済学部棟が建ったのはそれより前で少し古く、入ってみると、机は立派だが、本棚等はあまりなく、古びた木製のものもある。文学部では両壁ともスチールの本棚だが、経済学部の先生は、そんなに本棚はいらないのだろうか。新研究室については、またいずれ。
◆まあ、仮住まいなので、机と脇の本棚くらいで、使い勝手のいいように整えよう。
◆結局、ひとつまえの写真の左手前に図面類などがあるのだが、この隅部だけが手つかずになった。本棚は左側を含めてすべてチェックして、要不要の判断をした。大学以来のモロモロについて、すべて目を通し、現時点で使わないと思ったものを捨てるなどの整理ができたのはよかった。不要なものの廃棄が中心で、いるものを置いておくことそのものが整理したことにはならないが、まあ、この時点で整理できた意義は大きい。引っ越すと、またいろんなものの配置が定まるまで時間がかかるだろうが、まあしゃーない。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。