人を幸せにする人になろう

アンダルシアの旅(26)カディス城市

◆西海岸に出る。ごっつい波除ブロックがいまは積み上げているが、城壁が直接海に面してc431795b.JPGいた時もまた、その城壁を守るのに苦労したかもしれません。やや斜めだが、ま、北に1161a5f2.JPGのびる島として、大西洋の荒波を直接かぶるのが西岸である。カップル多数、ベタベタしている。
◆旧市街のある北端部の入り口には城壁と城門があり、けっこう立派に造ってある。あとはぐるりと海に面して城壁をまわす。西海岸に五稜郭風の、なんていうんだけっか、稜角式?城郭がある。角が三つ、海に張り出させている。
◆入るのは無料、入口に職員1人、観光客がぽつりぽつりと入っていく。内部の建物は、展示施設として利用してある。それはまた次で。展示物であったカディスの旧図を掲げて
46986f7f.JPGおく。イメージをもって0f94596c.JPGもらえるだろう。この地図の左上につきだした稜角式城郭のことである。
 

アンダルシアの旅(25)カディスの街を歩く

◆時間はメモしていないのでわからん。18時過ぎに着いたような記憶がある。バスを降り、街中にもぐりこむ。どことも26771809.JPG絵になる。石造りの壁を見ると、海岸の石なんだろう。多孔質でギザギザな石、とc7c3ffa3.JPGにかく硬い石を成形し積み上げ、間を塗りこめば壁になる。壁立ちの文化だ。それが何百年と継承されていく。日本の柱立ちであれば、どうせ木造で建て替えるから、都市計画で拡幅にしておき、長い時間をかけて道を広げるのだろうが、そうはできないわけだ。石造りの街の基本はできて以来、それこそ戦乱でぐちゃぐちゃにならない限り、都市内部を区画整理することはないだろう。道も広がらない。だから狭く、そこを車が走る。一戸建ての概念はないし、家に車庫を設けることもない。サd9e8aa70.JPGンタマリアでもけっこうPが目立ったが、考えてみればこれも外来者用ではなく街の住5c8daa87.JPG人用のものらしい。そして片側が車が通れるような幅があれば、基本は路駐ということになる。
◆キャシードラル。3ユーロで入ってみる。スペイン語ではカテドラル、なんて訳すんだろうか。大聖堂?。まあ、でかい。そして、儀式用に、いろんな装置が発達している様子がわかる。
◆そのあと、南海岸に出て、カディスの街を歩く。島の先端全体が城市で、城壁が取り囲んでいたわけだ。
 

アンダルシアの旅(24)タリファをあとにして

◆そこから、今度は浜辺を歩いてバスターミナルへ戻る。本格的な海水浴シーズンの直前というところか。完全な砂bc6be42f.JPG浜、あんまり貝殻はない、ごみもない。遠浅ではないんだろう。とくに風がきつい日ではあるが、こういう波を見ていると、サーファーたちは心が騒ぐのであろう。
◆バスターミナルに戻る。15:30着。タリファに3時間弱いたことになる。待合で、ビールとパンを食べる。ビールは1.5ユーロ、安いもんだ。バスは16:00発。アルへシラスから戻ってきた大勢の客を乗せている。もぐりこんで、カディスに戻る。

アンダルシアの旅(23)大西洋と地中海

◆写真をワンカット。島を出て道を戻ると、右手と左手に看板がある。よく見ると、右手(東・南)は地中海、左手(西・北)839056cf.JPGは大西洋とある。まあ、どこから海をどう呼び分けるなんざ、はっきりしているわけではないだろうが、ジブラルタル海峡の西端のこの地が境界ということらしい。
 

アンダルシアの旅(22)要塞の島に渡る

◆ここはまあ、言ってみれば潮岬みたいな突先の地点(潮岬は対岸はないが)。隅部に島があり道が取り付けてある。cd538216.JPGいまどういう所管か知らないが、スペイン軍の管理地みたいだが、もはや使ってc6d8e7a9.JPGいるわけではなさそう。灯台の管理と、一部倉庫として使っているくらいみたい。入口は封鎖をしているようではあったが、脇からは立ち入れた。
◆ともかくも、まずこの道路を進んでいくのが難儀。南からの暴風にさからって前へ突き進まないといけない。ほんとうに体が時にもっていかれる。外国人夫婦がいたが、旦那はオレと同様、島をめざして進むが、奥さんは風と吹き付ける砂粒に負け、最初のところで断念し引き返していた。天気がよければそんなでもなく、ことさら大げさに言うほどのこともないのだろうが、今日の天気ではそうなる。
◆島の内部に入る。いつまで軍の施設として生きていたんかな。まあ第2次世界大戦までなんでしょう。そのあとの
d642de81.JPG現代的な新しい施設はない。1945年でストップしているんだろう。兵舎みたいな建物eb77dad3.JPGがいくつかと、島のまわりに砲台が各所に配置されている。北側をめぐるも、南側はながめるだけにしておいた。朽ち果てた大砲が残っている。ツワモノどもが夢の跡。真ん中に、迷彩色に塗られた巨大な大砲があるが、これっていつのもの?。雰囲気的には第1次世界大戦か。
 

アンダルシアの旅(21)タリファの城・旧市街

◆さて、どうしたもんか。アルへシラスに行く?どうやっていくのだ、バスか?、たとえたどり着いても、むこうのフェリea5e83d1.JPGーは動いているとしても、あっちは3時間の船旅らしい。そうなると帰ってくる自信はない。タef4a3d37.JPGバコを買い、どうするか考えるが、まあやめとこう。まずab4fdb98.JPGは、せっかくなので、タリファ自身を歩いてみよう。腹ごしらえをと思ったがカフェに寄る勇気もない。旧市街の城壁はかなり残っているようだ。フェリー乗り場からぐるりと時計回りに城の外側をまわる、途中、旧市街に入り、城郭都市の内部を味わう。街路はあんまり変わっていないのかもしれないが、そこは現代都市になっており、過去の雰囲気はない。まずそんなに大きくはない。
◆そして街の中心部をバス乗り場に戻るのではなく、海岸沿いの来た道を引き返す。
 

話変わって

◆息子はいつから東京に行くんだろうか。もう鍵はもらっており、最低限のものはネットで発注、配達日があるので、それに間に合うように、ま、行くであろう。それがいつかは知らんが、親2人はスペイン。あとは1人で生きて行け。たぶん、29日とか、30日とか、かな?

アンダルシアの旅(20)タリファでフェリーをめざすが・・・

◆バスが着いたのは完全に郊外。そう大きい街ではないので、歩いて行けるが。西側には大西洋の青い海、リゾーa6011478.JPGトマンションみたいなヤツがずらっとならんでいる。たぶん、あちこちから夏場の2か02e35f48.JPG月とか借りて過ごしたりするもののよう。
◆まあ、地図もないので、海岸に沿って進めば船着き場にぶち当たるだろう。フェリーの時間も調べていないが、日に4~6便くらいという『地球の歩き方』の情報のみ。ジブラルタルは有名だが、先端部の西側にあるタリファも先端部で、むしろアフリカとの距離は近い。タッチの差で船に行ってしまわれたらシャクなので、足早に浜辺の脇の道を南下する。岬のところに島があり灯台がある。そこまでは浜辺が伸びているので、そのむこうらしい。
◆岬に近づくと、ものすごい風。島に渡る取り付けられた道の手前、つまり陸の隅部に要塞が見えてきた。なんてい
9b363c3f.JPGうのかな、トーチカ?。コンクリートで固めた大砲の横長の砲眼が空けてある。これは1378f7e2.JPGいつのものなんだろう。その昔から砲台はあって、それが19世紀・20世紀と進化していったものかも、とにかくここまで来ると、砂が風に舞い横殴りで顔に当たっていた痛いくらい。サングラスをしているからいいが、同じような観光客の人々は顔を風上にむけられない。
◆港らしくなってきた。隅部を回り込んで東へ進むと、めざすフェリーが見えてきた。でかい。さて、何時発だろうと期待を胸に、フェリー乗り場に向かう。車のある人、ない人で窓口が違うようだ、くらいで適当に声をかけると、へ!、何て?、ない、だめ、売り切れ、いや天候悪く欠航が決定したらしい。アルへシラスへ行け、とまあ、こんなことを言われたらしい。がちょーん。
◆とういう次第で、ここまでやってきたものの、モロッコに渡ることができないらしい。ちゃんちゃん。

アンダルシアの旅(19)タリファにむかう

◆10:20カディス駅に着く。ぶらりと外に出た。「インフォメーションに行き、バスターミナルを聞いて」と思いながら歩いていくと、駅の2e4803fc.JPGすぐ横がターミナルであった。緑色のアンダルシアバスというのがある。2fa69a3c.JPG
◆窓口を見ると、行き先と時刻表がある。タリファ行きの次の便は10:15に出たばかりで、次は1時間後の11:15。無事に切符を買う(9ユーロ)。
◆すこしの間、カディスの町のはしっこをぶ~らぶら。港があり、市庁舎があり、広場があり、店がならぶ。バスターミナルに戻るも、どのバスに乗るのかわからん、バスの前には行き先は出ているのだが、だいたい乗り場でさばいている職員がいるので聞くが、わからないようで窓口に連れて行かれ、実は11:15の便が急遽取りやめになったとかそんなのかと思いきや、到着が遅れて
5cb95949.JPGいるだけのようで、乗り場のところまで連れて行ってくれる。6023fdea.JPG
◆無事に乗り込む。快適であり、景色もよい。11:25に出てタリファ着は12:50、約1時間半か。中国人?かと思う若夫婦がいたが、バスの中でゲーム音がする。あほちゃうか。こんなところまで来て、バスの中でゲームせなあかんか!あと、長距離運行もするためだろう、バスにテレビがあり、映画を流している。わかるけど、邪魔である。
◆広大な畑地や牧草地のなかに不自然な高まりがあったりする。これが石室墳などの遺跡だな、きっと

アンダルシアの旅(18)スペインの鉄道に乗る

◆カディスまでは各停で35分くらい。電車の本数は多くない。あとで知ったことだが、近郊の各停と、指定のランクがい28571370.JPGくつか走っているらしい。準急とか急行とか快速とか特急とか、ということか。サンタマリアb96cbc6e.JPGとカディス間はごく近いので、あんまり差はないが、本数が少ないので、来た電車に乗る感じ。
◆直前にカディスをグーグルで見ていた通り、低湿地が広がる。そこに無数に溝が掘ってあり、水が溜まっているのだが、あれは何をしているんだろう。干潟というほどでもないのかもしれないが、干潟みたいなもんに手を加えようとしているのか、よくわからん。
◆車両に自転車が3台、各停の車両には自転車置き場みたいな空間がある。これ、日本にはない文化ですよね。
◆カディスはもとは島、それに細い砂嘴状の陸地が取り付き(自然のもんか人為か)、いまは陸続きになり、道路や
f407152e.JPG鉄道が続いている。イメージしたのは石川県の能登半島基部西側の砂浜。その向こうに青い海が広がっている。大西洋である。
 

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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