人を幸せにする人になろう

ほ乳類展はやめて平成館の考古資料をみる

◆久しぶりである。写真撮っていいんやね~。東博も変わったもんだ。鏡を見る。東大寺山の滑石製坩をしげしげとみる。真土大塚山の定角式銅鏃を見る。和泉黄金塚の玉類を見る。佐味田の石製剣を見る。大丸山の竪矧板短甲を見る。埴輪を見る。飾履を見る。

長谷川等伯展がなんであんなに人が入るのか

◆東博だ。むかし文化庁にいたとき、速報展をまだ東博でやっていて(いまは江戸博)、準備に通っていe950ca1d.jpgた。通勤が千代田線だったので、根津まで行き、歩いた。
◆根津かいわい、谷中のあたりの下町はよいものだ。で、根津の交差点に出たが、東博へ行くのはどっちだったか、思い出すだろうと思ったが、まったくわからん。前に通ったルートをたどることはできなかったが、まあ東京芸大のところに出ることはでき、東博へ。
◆長谷川等伯展がスッゴイ人。入場制限をして70分待ちだとか。文化的でよろしいが、なんでか理解できない。

東大に行く

◆慶長和泉国絵図を見に東大に行く。東大に行くのは3回目かな。1回目はカミさんの授業料3c1f43fa.jpg4d3e464f.jpgを納めに行った文化庁時代。2回目は、何年か前に枚方の万年山古墳の三角縁神獣鏡などを見に、総合博物館へ。あの時の学芸員は最低だった。
◆こないだの正保の絵図は神戸市博で、学芸員がついて一緒に見たが、今回は、図書館で、いちおう一般図書と区別されているが、あとは勝手に見ろという感じである。写真が撮れないのはつらい。吉田伸行氏などに口を聞いてもらったら撮れるんだろうが、まあいい。絵図を筆写し、文字を読む。7b961634.jpg史料編纂所もあった。
◆1時間くらい。東博へ行こうと思い、根津に出ることにする。構内を横切っていると、生協の食堂があったので入る。レトロ食堂という名前だったか。カレーライス230円。お盆にJTBの広告、なにかと思ったらUSJ行きのプランの宣伝だった。行くつもりはなかったが安田講堂に出る。合格したボクチャンが母親と一緒に歩いている。
◆なんか雰囲気がよかった。キャンパスが広く、建物と建物の間がゆったりとしている。建物は古く歴史を感じさせる。看板「段さ有り」、これはヘンだ。普通なら「段差あり」ではないだろうか。

佐味田宝塚

◆牧野は数年前に学生と大和西部をまわったときに訪れた。市尾墓山からはじめ北上した。その時、日没が近づいていたので、佐味田宝塚に行くのを断念した。今日、レーザースキャンしながら、ヒマなので、宝塚に行くことにした。地図ではきわめて近い。
◆すぐにわかった。三角縁神獣鏡の破片が落ちていないか、くまなく探したが、残念ながらない(笑)。埴輪はパラパラ。おっきな底部片もあった。墳丘ががたがたなのはわかっていたが、初めてである。
◆それにしてもや、牧野とは至近の距離、片や広陵町で、片や河合町。そうなのだ。牧野の説明看板だけでなく、佐味田宝塚への行き方なども示してほしい。一方の河合町。馬見丘陵の古墳の整備もいいが、佐味田宝塚についても、すこし距離があるのだろうが、環境整備をして、少なくとも説明看板をちゃんと立てるべきだ。佐味田はまったく放置状態である。そして行政界もあって、両者の行き来がしにくいし、互いを入れあった散策路の地図もない。悲しいことである。牧野に来たら宝塚にも足を運んでもらう。宝塚に来たら牧野にも足を運んでもらう。マニアは調べていくだろうが、そうではなく、普通の人にも行き来してもらうように考えて欲しい。それぞれが史跡で住宅開発の時に、公園にしたり、公園を付設したりしている。が、つなぐ発想が0なのである。

丹比郡衙が見つかったらしい

◆詳しくは知らない、聞いたばっかりだが、丹比郡衙が出ているらしい。これは保存運動になりそうな気配がする。まずは松原市の現場を見に行かないと始まらん。国府も郡衙もまともに見つかっていない大阪府下の官衙遺跡、残して史跡にすべきですね。

牧野古墳の石室をスキャン

◆レーザースキャンの文化財への利用でもらった大学の研究費。申請の3分の1しかもらえなかったので、石室ea2d00c5.jpgのほか、大阪城の石垣でデモをやろうと思っていたが、経費的には1件分となった。秋にやるべく業者と夏には相談していたが、実際は今になってしまった。石舞台をと思っていたのだが、明日香村では既に予定されている(実施済?)とのことで、次のターゲットをさがし、牧野とした。
◆で、本日、計測作業をおこなった(20100307)。陰影図の仕上がりが楽しみである。人間による図化はこれからも必要だが、タッチの差もある。石の起伏の感じはわからない。レーザースキャンだと、石材の表面のでこぼこの質感まで表現できる。これから、畿内の標式的な石室は、同じ計測によるデータを集積させたい、それによって比較検討したいと思っている。その第1歩となる記念すべき1日だった。
◆ひとまず、標準的な6面の図面を作成するが、今後は例えば玄室や羨道の斜めから見たものなども作りたい。横穴式石室の写真はどうしても引きがないので、なかなか全体の石のc06416df.jpg丸っこさなどをよく表現した写真が撮りにくい。3Dでも単純な投影図ではやはりべたっとしたものになるが、斜めで石のあり方がよくわかるようなアングルを決めて、統一的に比べたいものである。

2010年3月7日の同窓会

◆3月7日、うちの5年ほど前に卒業したグループを中心に、前後何学年かに呼びかけた同窓52693926.JPG会が行われた。わたしは喜んで参加したが、教員側も含めてそう多くはなかったかなというところだが、楽しいひとときを過ごした。考古では、竹村(下の写真)・長原・阪井田君など。彼ら彼女等、社会人になって一定の期間が経過し、いろいろ仕事の話を聞くのは楽しい。日本史で修士課程まで出た中橋さんはいま大阪府警だが、いま刑事だそうである。読売の新聞記者になっているやつは福島からかけつけていた。
◆2次会も盛り上がり解散。近鉄の最終は早いが、JR大和路線の最終は0時33分。最終の1本f0aab649.jpg前に乗れたが、酔って眠り、気がつけば高井田を過ぎ王寺だった。またやっちまった。天王寺で遅くまで呑み、最初からタクシーで帰るつもりならまだしも、帰り着ける電車に乗りながら寝過ごし、タクシーに乗るのが一番ばからしい。前に一度、奈良まで行ってしまい、1万円かけて帰ったこともある。王寺からでも4000円かかった。あ~あ、ばかみたい。阪井田の論文はなんとかせなあかんな~。

1週間で85枚書いた

◆ある原稿、これを片付けなければ、ここ2年の仕事は完結しない。1週間で85枚書いた。あと少なくとも1回は遂行し註と参考文献をつければ完了する。必要な図面や表もだいたいは作った。なお仕上げるには1週間くらいかかるのだろうが、また忙しくなる前に、決着をつけたい。

絵図を見に行く

◆和泉市との合同調査、和泉市史の関係で、池田谷の近世初頭の集落を確認するために、東大の慶長国絵図と神戸市博の正保だっけかの絵図の資料調査に行く。おれがだよ。
◆なんの因果かはわからぬが、まあ自分が見て確かめたいからしょうがない。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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