人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
アタカマ高原ALMAプロジェクト
◆世界不思議発見だったか、アタカマ高原の満天の星空が地球上でもっとも美しいとか。星が多く見えすぎて、星座にならないという話もよかった。5000mを越える高所、夜になったら真っ暗だろう。宇宙に近い、空気もきれい、さぞや美しいに違いない。で、生きているうちに、自分の目で見たいと思った。
◆テレビでもやってたが、いまそこで、国際協業で66基の電波望遠鏡を設置しているという。カミサンに言わせれば、いま日本でも、電波観測の第1人者はみんなアタカマ高原に行っていて、国内は人材不足で、電波観測のことでプロがいなくて困っているのだとか。
◆テレビでもやってたが、いまそこで、国際協業で66基の電波望遠鏡を設置しているという。カミサンに言わせれば、いま日本でも、電波観測の第1人者はみんなアタカマ高原に行っていて、国内は人材不足で、電波観測のことでプロがいなくて困っているのだとか。
笠置を知る
◆やはりこないだの体験。笠置、つまり木津川(三重に入ると伊賀川)をさかのぼり、笠置を抜け、伊賀上野に入るルート、これ前から関心があった。なぜか。椿井大塚山古墳のことを考えていたからだ。桜井茶臼山が初瀬の谷を押さえるのと同様、椿井は伊賀からのルートを押さえてるんじゃないかと、考えてきた。しかし、その実際のルートを通ったことがなかったわけだ。
◆感想。峡谷がある、瀬がある。大和川でいうと亀の瀬、山が川に突き出し、川には岩がゴロゴロ、だけどそんなところは限られており、それいがいは川沿いに村が展開する。つまり峡谷が長々と続いていると、そして川も瀬ばっかりだと、なかなか古い時代に主要ルートにはならないかもしれないが、まあそうでもないと思った。陸路では十分行き来できるし(国道もあるし当たり前だろうが)、船でも、一部で直接行き来できず、乗り継がなければならないにしろ、限定的だ。やっぱり逆三角形の伊賀上野盆地の北辺の(断層だろう)ルートは、伊勢から南山城に抜ける重要ルートだ、ということを確認した。
◆それにしても、峡谷部分の花崗岩の岩場は美しかった。突然、そうした風景になり、あわててカメラを出していたら間に合わなかったので、写真はない(撮ったがうまく撮れてなかった)。で、またもや大阪城の石切丁場のことを思い出した。笠置から切り出したということもよくわかる。上野を領地としていた藤堂高虎が切り出したんだっけかな、忘れた。船に乗せて、木津川、淀川、そして大阪城へ直接、横付けしたんだろうな。
◆感想。峡谷がある、瀬がある。大和川でいうと亀の瀬、山が川に突き出し、川には岩がゴロゴロ、だけどそんなところは限られており、それいがいは川沿いに村が展開する。つまり峡谷が長々と続いていると、そして川も瀬ばっかりだと、なかなか古い時代に主要ルートにはならないかもしれないが、まあそうでもないと思った。陸路では十分行き来できるし(国道もあるし当たり前だろうが)、船でも、一部で直接行き来できず、乗り継がなければならないにしろ、限定的だ。やっぱり逆三角形の伊賀上野盆地の北辺の(断層だろう)ルートは、伊勢から南山城に抜ける重要ルートだ、ということを確認した。
◆それにしても、峡谷部分の花崗岩の岩場は美しかった。突然、そうした風景になり、あわててカメラを出していたら間に合わなかったので、写真はない(撮ったがうまく撮れてなかった)。で、またもや大阪城の石切丁場のことを思い出した。笠置から切り出したということもよくわかる。上野を領地としていた藤堂高虎が切り出したんだっけかな、忘れた。船に乗せて、木津川、淀川、そして大阪城へ直接、横付けしたんだろうな。
生駒トンネル
◆こないだ河内国分駅のポスターを見ていると、近鉄のポスターがあり東大阪と奈良県生駒をつなぐのに、ケーブルによる山越え案があったが、大工事であるトンネルを断行したことが、いまの近鉄の発展の基礎になった、といった内容だった。
◆いまネットで調べると、1914年に難工事の末に開通したといある。着工は1911年明治の話だ。落盤事故で死者も出した、経費がかさみ経営難にも陥ったとも書いてある。3.4㎞、よく生駒山を掘り抜くという決意をしたものだ。ポスターを見て、ちょっと感心した次第。よくやったもんだ、と。劣悪な条件での労働に対する非難がいまでもあるということも付け加えておくが。
◆いまの近鉄奈良線は、1964年にその南に新たに掘った新生駒トンネル、というものだそうである。
◆いまネットで調べると、1914年に難工事の末に開通したといある。着工は1911年明治の話だ。落盤事故で死者も出した、経費がかさみ経営難にも陥ったとも書いてある。3.4㎞、よく生駒山を掘り抜くという決意をしたものだ。ポスターを見て、ちょっと感心した次第。よくやったもんだ、と。劣悪な条件での労働に対する非難がいまでもあるということも付け加えておくが。
◆いまの近鉄奈良線は、1964年にその南に新たに掘った新生駒トンネル、というものだそうである。
滋賀県湖西の石垣
◆湖西線に乗ったのは、いったい何年ぶりだろうか。小学校の時以来かもしれない。大学時代や結婚後京都にい
た時は、バイクとか車になっていた。あれなんといったっけ、北白川から比叡山の南を越えていく道、足利健亮先生が、1回生の時の授業で最初に話をしていた。そう、若い頃のことは覚えているんだ。第1回目の授業から強い印象を残した。あの道をバイクで車で越えて、どこへ行ってたのかな。なんか遊園地に行った記憶はあるな。
◆まあよい。湖西線の乗って風景を見ていて、比叡山も比良山も花崗岩で、湖西は土石流がしょっちゅうで、花崗岩がゴロゴロといった解説をカミサンにしていた。「ウザイ」。近頃、解説をしていると、娘にしょっちゅう言われる。カミサンには、「あんたは上から目線なんよ」と。反省・・・。で、湖西の地理も覚えていないが、途中越のところとか、ところどころに琵琶湖に流れ込む河川があり、平野があり、最後は近江舞子の先で比良山系が琵琶湖に張りだし、トンネルを抜けると高島に入る。で、手前の比良山東麓部を見ていたら、あるところで、田圃の区画がすべて石垣の特徴ある一画にでくわした。きっと、開墾するときにたくさん花崗岩がごろごろ出てきて、それで石垣を積んだんだろうな、と思ったが、湖西のなかでも突出しているのだろう。ほかのところではあんまり感じなかったが、その特定部分は、見事な石垣をもつ棚田なのだ。これ文化的景観として文化財になるんとちゃう。
◆まあよい。湖西線の乗って風景を見ていて、比叡山も比良山も花崗岩で、湖西は土石流がしょっちゅうで、花崗岩がゴロゴロといった解説をカミサンにしていた。「ウザイ」。近頃、解説をしていると、娘にしょっちゅう言われる。カミサンには、「あんたは上から目線なんよ」と。反省・・・。で、湖西の地理も覚えていないが、途中越のところとか、ところどころに琵琶湖に流れ込む河川があり、平野があり、最後は近江舞子の先で比良山系が琵琶湖に張りだし、トンネルを抜けると高島に入る。で、手前の比良山東麓部を見ていたら、あるところで、田圃の区画がすべて石垣の特徴ある一画にでくわした。きっと、開墾するときにたくさん花崗岩がごろごろ出てきて、それで石垣を積んだんだろうな、と思ったが、湖西のなかでも突出しているのだろう。ほかのところではあんまり感じなかったが、その特定部分は、見事な石垣をもつ棚田なのだ。これ文化的景観として文化財になるんとちゃう。
奈良盆地の水はけと田うなぎ
◆こないだのプチ旅行の時、いろいろ勉強になることがあった。奈良を走っているとき、カミサンが「水はけ悪いな」と言う。田圃に水が溜まっている。田植えのために水を張っているのとは違う、4月の雨、それが残っていてジュクジュクなのだ。むろん、エリアによって違うだろうが、確かに大和川しかない奈良盆地、地下水位は全般的に高そうだ。そんなことは考えてもみなかった。さすが、観察力が鋭い。
◆で、思ったのは、田うなぎだ。田うなぎ、は奈良で発掘するまで、その存在も知らなかった。加古川では聞いたことはない。これ、奈良盆地の水はけと関係あるのではないか、と思った次第だ。全般的に地下水位が高いからこそ、田うなぎが生息できるのではないか、と。さて、これは当たってるのだろうか。
◆で、思ったのは、田うなぎだ。田うなぎ、は奈良で発掘するまで、その存在も知らなかった。加古川では聞いたことはない。これ、奈良盆地の水はけと関係あるのではないか、と思った次第だ。全般的に地下水位が高いからこそ、田うなぎが生息できるのではないか、と。さて、これは当たってるのだろうか。
北野耕平先生がなくなる
◆北野耕平先生が亡くなられた。先生とは、玉手山7号墳を掘っているときにはじめてお会いし、それから報告書をまとめる段階で、かつての墳頂部の埴輪列の写真を提供いただいたり、知見のメモをいただいたりした。あのときの手紙を大事にもっておこう。1号墳の報告書、印刷屋によれば校正は17日だとか。1日で点検して、あとは印刷。余裕で協会に間に合うと思っていたが、こればっかりはどうしようもない。4月に入稿したときには、GWまでに校正を出して欲しいといったが、時間がかかるというので、いたしかたなし。北野先生に見てもらうことができなかった。
◆今日のお通夜、できれば行こうと思ってたが、市大日本史の最終で、1日が終わる。栄原先生退職関係の行事の始末もなんとかついた。で、吉川弘文館にとりかかる。挿図の図や写真をGW中に全部リストアップし、GWあけに取りかかってもらう予定だったが、これもずれ込んだ。明日、一日あれば写真は終わるだろう。図はいま作成中。
◆だが、明日は北野先生の告別式にどうしても行かねばなるまい。明日朝、市大日本史の通しの念校が届けられるので、1時間で最後の赤が直っているかどうかを点検、富田林に行き、また大学に戻って仕事かな。
◆月曜日はバイトのみなさんの日。先週から2人体制としたが、さらに増強する予定。イラストレーターが使えるパソコンを3台用意しなければならん。科研で発注したデルのデスクトップは1週間前に届いたが、セットする余裕なく置いてある。明日のうちにそれをセットアップし、今のデスクトップをバイト用にして、さらにもう1台調達しなければ・・・。まあなんとかなるか。
◆今日のお通夜、できれば行こうと思ってたが、市大日本史の最終で、1日が終わる。栄原先生退職関係の行事の始末もなんとかついた。で、吉川弘文館にとりかかる。挿図の図や写真をGW中に全部リストアップし、GWあけに取りかかってもらう予定だったが、これもずれ込んだ。明日、一日あれば写真は終わるだろう。図はいま作成中。
◆だが、明日は北野先生の告別式にどうしても行かねばなるまい。明日朝、市大日本史の通しの念校が届けられるので、1時間で最後の赤が直っているかどうかを点検、富田林に行き、また大学に戻って仕事かな。
◆月曜日はバイトのみなさんの日。先週から2人体制としたが、さらに増強する予定。イラストレーターが使えるパソコンを3台用意しなければならん。科研で発注したデルのデスクトップは1週間前に届いたが、セットする余裕なく置いてある。明日のうちにそれをセットアップし、今のデスクトップをバイト用にして、さらにもう1台調達しなければ・・・。まあなんとかなるか。
5月3日放浪の旅
◆敦賀で1時間ほど時間があるので、気比大社、戻ってきたらあまり時間なく、駅弁。そこから北陸線で、近江塩津から米原へ。伊吹山がよく見える。
◆米原から新快速で大阪、環状
◆和歌山駅で駅ソバを食い、和歌山線で橋本-五條-高田、高田から王子、そして高井田へ戻ってきた。高井田駅は21:30くらいだったか。
◆実に楽しい1日であった。
よく働き人生を楽しもう
◆まあよく働く・・・。こんだけ働いていたら、落ち込むこともないわな。仕事があることはいいことだ。GW、できれば全部、大学に出勤して仕事をすれば、滞貨が一掃されるかと考えていたが、アホみたいに働くのもね~。それで死んでは、なにが幸せかわからん。働いて給料もらうのは幸せになるためであって、定年になったらあ~しよう、ではなく、稼いだ収入を自分の幸せのために使うべきだ。旅行に行けばいいし、ボーリングに行けばいいし、旨いモンを食えばよい、ガストでそう思った。人生を楽しもう。
◆今年度は博論を絶対に書かなあかんからそうも言ってられないが、すこし人生観を変えて、研究室で仕事ばっかりするのでなく、別の行き方をもちたいもの。だいたいやることは決めている。農業だ。今年は今月、和歌山に田植えに行くことも決まっている。たぶん、あとは刈り入れまで何もしないだろうが、いずれ、毎週日曜日は畑!という暮らしを導入しようと思う。いまならまだ体は動く。いまのうちに主要な畑モノについての栽培経験を積んで、一生、やっていきたい。
◆もうひとつは(前にも書いたかな)、どこか、香芝でと思っているが、古い空き屋を購入して移り住み、自分でりフォームすること。これ楽しそうでしょうーがない。京都の町屋に若者が入居してやっているのをみると、うらやましくてしょーがない。カミさんは、こないだ、京都駅南にゴッツいイオンができるので、不動産でもっているマンションはすごく便利になるから、定年後は京都に住もうか、と。だがな、オレは抵抗がある。というのもオレは大阪の人間になったと思っているのだ。地の人間ではないが、これからもずっと大阪にいるぞ~、と思っているのだ。京都の「わたし品があるでしょ」というイメージには、憧れはあるが反発もある。大阪のゴテゴテしてるのが、自分には合っている、と勝手に思っている。
◆今年度は博論を絶対に書かなあかんからそうも言ってられないが、すこし人生観を変えて、研究室で仕事ばっかりするのでなく、別の行き方をもちたいもの。だいたいやることは決めている。農業だ。今年は今月、和歌山に田植えに行くことも決まっている。たぶん、あとは刈り入れまで何もしないだろうが、いずれ、毎週日曜日は畑!という暮らしを導入しようと思う。いまならまだ体は動く。いまのうちに主要な畑モノについての栽培経験を積んで、一生、やっていきたい。
◆もうひとつは(前にも書いたかな)、どこか、香芝でと思っているが、古い空き屋を購入して移り住み、自分でりフォームすること。これ楽しそうでしょうーがない。京都の町屋に若者が入居してやっているのをみると、うらやましくてしょーがない。カミさんは、こないだ、京都駅南にゴッツいイオンができるので、不動産でもっているマンションはすごく便利になるから、定年後は京都に住もうか、と。だがな、オレは抵抗がある。というのもオレは大阪の人間になったと思っているのだ。地の人間ではないが、これからもずっと大阪にいるぞ~、と思っているのだ。京都の「わたし品があるでしょ」というイメージには、憧れはあるが反発もある。大阪のゴテゴテしてるのが、自分には合っている、と勝手に思っている。
死ぬまで適度に働く
◆子供が増えない。年金は不安だ。医療費は増加の一途、税収は落ち込んだまま福祉関係予算が伸び続ける。少子高齢化を急激に回復させることは無理。そのためには、リタイアしたあとも、年収は大幅に減るとしても、仕事をし続けることだ。むろん65歳までの正規雇用、若者の失業率を回復させることとともに、だが。年齢に応じ、さまざまな雇用を設定する。正当な報酬は必要だが、しかしリタイア組みにとって、会社を離れ、することがない、生き甲斐がない、というよりも、安価であろうが働き、世の中のためになり、そして頼りない年金に上積みができる、ということは何よりではないか。年金を減額するわけにはいかないが、破綻はこれで回避できよう。労働によって、税収や消費ものびるだろう。
◆社会の再生産のためには、富の分配が不可欠だ。要は安心して生きることのできる社会、それによって、世代を超えて社会が継承されていく。一定の働きをして報酬を得る、それを60歳や63歳や65歳を超えても持続させるのだ。ただでさえ失業率が高く、不景気で仕事の奪い合いになるとの声もあろう。だが、ワークシェアだ。かつ、総必要労働量は一定ではない。みなが働くことで、活動することで、さまざまな付帯して諸活動が生まれ、金が各所に落ちまわっていくものだろう。総量のシェアのみならず、みなが活動することで全体として労働機会も増えるに違いない。
◆昨日、幸福度を設定して国の施策を決めていくニュースがあった。ブータンの取り組みや、国内の世田谷区だったかの取り組みも紹介されていた。なにより、リタイア組も昔と違ってまだまだ働けるのに定年をむかえ、なにか社会の役に立つことを望んでいる。
◆年寄りや元上司がエラそうにしているのは、下の者には迷惑だろう。さっと第2の人生に切り替える人もいる。それまでの仕事とは完全に縁を切る人もいる。チョイスなのだ。言いたいのは、経験を重ねた人はまだまだ社会にとって有用であり、よりよい社会の構築の上で、ともに働き継承させていく、同種の仕事でなくても、とくに子供や若者に接する職場などで、日々接することは、これから成長していく者にとっても有用だし、社会にとっても重要なことだと思う。責任のある正規雇用・役職はここまでよと一定年齢で線を引くことは必要なことだと思う。一方で、それを超えた世代は、自分の子供も独立し、自分ら夫婦が食っていける収入があればよいのだ。人によりさまざまな選択がむろんあるが、選択肢としては死ぬまで年相応に働くことのできる社会の構築、こういうものを作ってはどうだろうか。
◆社会の再生産のためには、富の分配が不可欠だ。要は安心して生きることのできる社会、それによって、世代を超えて社会が継承されていく。一定の働きをして報酬を得る、それを60歳や63歳や65歳を超えても持続させるのだ。ただでさえ失業率が高く、不景気で仕事の奪い合いになるとの声もあろう。だが、ワークシェアだ。かつ、総必要労働量は一定ではない。みなが働くことで、活動することで、さまざまな付帯して諸活動が生まれ、金が各所に落ちまわっていくものだろう。総量のシェアのみならず、みなが活動することで全体として労働機会も増えるに違いない。
◆昨日、幸福度を設定して国の施策を決めていくニュースがあった。ブータンの取り組みや、国内の世田谷区だったかの取り組みも紹介されていた。なにより、リタイア組も昔と違ってまだまだ働けるのに定年をむかえ、なにか社会の役に立つことを望んでいる。
◆年寄りや元上司がエラそうにしているのは、下の者には迷惑だろう。さっと第2の人生に切り替える人もいる。それまでの仕事とは完全に縁を切る人もいる。チョイスなのだ。言いたいのは、経験を重ねた人はまだまだ社会にとって有用であり、よりよい社会の構築の上で、ともに働き継承させていく、同種の仕事でなくても、とくに子供や若者に接する職場などで、日々接することは、これから成長していく者にとっても有用だし、社会にとっても重要なことだと思う。責任のある正規雇用・役職はここまでよと一定年齢で線を引くことは必要なことだと思う。一方で、それを超えた世代は、自分の子供も独立し、自分ら夫婦が食っていける収入があればよいのだ。人によりさまざまな選択がむろんあるが、選択肢としては死ぬまで年相応に働くことのできる社会の構築、こういうものを作ってはどうだろうか。
少子化対策など
◆いつも車のカーナビで報道番組を流しているが、今日のフランスの少子化対策の話は面白かった。GDPの3%を子育てに注ぎ込み、さまざまなサービス、そして手当、この2本建てで、1.6%だった出生率を2%に回復させたフランスの紹介だった。日本政府もそれくらい調べてるんでしょうね。テレビ番組の企画の方が進んでいるのでは悲しいぞ。
◆1ヶ月くらい前、子供の医療費無料を打ち出した、どこかいなかの自治体に移り住む若い家族が増えているとの番組も見た。24時間体制もセットだったかな。ともかくも医療費の心配がないというのが、幼い子供をかかえる母親には、たいへん心強いことであるのだ。こうした制度を導入している自治体がわずかだが増えつつあるという。
◆その前、朝日のグローブでカナダの特集があり、興味深く読んだ。大国アメリカの隣国として、どう生きるかという話だった。確か多民族国家を作り上げているという話があった。アメリカはとにかく大国で、いろんな民族がやってくるが、アメリカナイズする、アメリカに従え、というのに対して、カナダは、学校での外国語教育を含めて、出身の地域の言葉や文化をそのまま持ち込むコミュニティが成り立つ制度設計をして、それに成功しているという話だったように思う。
◆それと外交的には、調整役としての役割に努めているという話だったか。NPOの活動も活発だということだったか。不確かです。それを読んで思い出したのは、かつてユネスコの水中文化財保全の条約制定の会議にパリに行ったとき、いちばん感銘したのがカナダの態度だったことを思い出した。アメリカはユネスコから撤退しているくせに会議に出席し、いろんないちゃもんをつける。そうしたまとまりにく状況を打開するような提案を次々打つ積極的な発言をするのがカナダ代表だった。
◆1ヶ月くらい前、子供の医療費無料を打ち出した、どこかいなかの自治体に移り住む若い家族が増えているとの番組も見た。24時間体制もセットだったかな。ともかくも医療費の心配がないというのが、幼い子供をかかえる母親には、たいへん心強いことであるのだ。こうした制度を導入している自治体がわずかだが増えつつあるという。
◆その前、朝日のグローブでカナダの特集があり、興味深く読んだ。大国アメリカの隣国として、どう生きるかという話だった。確か多民族国家を作り上げているという話があった。アメリカはとにかく大国で、いろんな民族がやってくるが、アメリカナイズする、アメリカに従え、というのに対して、カナダは、学校での外国語教育を含めて、出身の地域の言葉や文化をそのまま持ち込むコミュニティが成り立つ制度設計をして、それに成功しているという話だったように思う。
◆それと外交的には、調整役としての役割に努めているという話だったか。NPOの活動も活発だということだったか。不確かです。それを読んで思い出したのは、かつてユネスコの水中文化財保全の条約制定の会議にパリに行ったとき、いちばん感銘したのがカナダの態度だったことを思い出した。アメリカはユネスコから撤退しているくせに会議に出席し、いろんないちゃもんをつける。そうしたまとまりにく状況を打開するような提案を次々打つ積極的な発言をするのがカナダ代表だった。
プラグイン
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
最新記事
(02/12)
(02/05)
(02/05)
(01/27)
(01/16)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。