人を幸せにする人になろう

れきはく研究会

◆歴博の年代論の研究会。12月26日・27日、押し迫った時期の出張だ。けっこう主席者は多かった。1日目が終40fcd7ac.jpgわってホテルにいる。昨日からやってた玉1の図版の最終調整がいま終わったので、ブログを書く。今村先生のC14の話。けっこうわかりやすく面白かった。計測して較正して、さらに土器型式の相対順を加味すれば、まとまりが増す。原理はよう説明しませんが。こうした理系の統計的処理をした、わかりやすい提示を求めたい。イメージは、黒川式・山の寺・夜臼・板付と、正規分布の山が連なるような図を!。
◆まあ、みなさんよくしゃべる。ざっくばらんでよいが・・・。わたしはおとなしくしている。あんまり全体像はわからんし。初めての人も多いし。
◆16時から30分ばかり、特別展の《縄文はいつから》というのを見た。大平山元をはじめ、草創期の土器がずa43257e1.jpgらっとならぶのは壮観だ。けっこう、楽しく、また勉強になった。図録1800円はちと高いが。
◆終了後、宴会。設楽さんに関東の弥生の話を聞く。野島さんに広大の話を聞く。吉田は、愛媛大学ミュージアムというのができて、その担当になったらしい。
◆年度末には、一度、お鉢がまわってくるのかな。
◆今回は新幹線だった。千葉駅に来たのは何年ぶりだろうか。

恒例の12月23日の京都宴

◆2005年・2007年と続けてきた京都の宴会を、2009年12月231e216f24.jpg日にやった。始まりはどうだったか忘れたが、9c9385a8.jpg12月23日は必ず休みで、かつ年末で仕事も入りにくい。実は昨年は仕事が入ったのでできなかったが、今年はやれるということで、隔年ごと3回目ということになる。
◆集まるのは、うちと、M下家、S藤家、藤澤さん。1980年代に藤澤さんのいる京大考古学研究室に在籍し、それぞれ同じ頃に結婚し、子供も世代的に近いこの3組は、かわらず仲が良く、京都で集まるのだ。わたしは「今年もやろうと」電話をする役目。
◆この日、娘の誕生日が12月24日なので、まず誕生日プレゼントを買いに行き、クリスマスの分はもうええのんとちゃうかとも思ったが、本人達の希望は携帯を新しくしたい。はっきりしていた。で2台分、機種変更。自己負担分アリ、補助と言うことになった。それから京都へでかける。行く前には、ますたにでラーメンを、山本コーヒーでモカを、とか言ってたが時間なし。まず東九条の自分のマンションに行き、いま入っb1a1cb7e.jpgてもらっているN先生(京都に住んでいたときの保母さん)に挨拶をし、子供らの通っていた「ひかり保育園」と自分たちがすんでいた賃貸マンション「樹庭夢 幹」(ジュテーム幹)をながめ、下鴨に。
◆いや~、楽しく過ごしました。「論文をリライトせよ」とだれかさんにしつこく言われた。「あの頃、〓〓ちゃんが怒っていた」とか、すごく気になることを言われたが、詳しい話は聞きたいような聞きたくないような・・・。2次会含めて、気のおけない人たちとすごすが、もう酒に弱いので、ぐだぐだで、結局帰れず、またM下家に泊まり、24日は京都から出勤した。

梅田北ヤードとサッカー競技場

◆国鉄が民営化されてかなりたつ。もともとは旧国鉄用地を処分して赤字を埋めるということだったろう。汐留はバンバン高層ビルが建った。梅田である。大阪駅に付属していた国鉄用地の跡地利用、数年前に教授会で話題に出たことがあった。Ⅰ区かⅡ区か、なんか区分されているのだが、そのある区画については、大阪駅至近のあの場所に大学のサテライトを出したりするようなプランがあり、名乗りをあげませんか?という話だったかどうか、まったく覚えちゃいない。
◆このたび、再度ワールドカップサッカーの日本開催をもくろみ、その時に決勝の収容人員、6万人だかなにか、FIFAの条件を満足する競技場は日本になく、梅田北ヤードに建設するという構想が持ち上がっているらしい。新聞で、大阪市長が小沢のとことに行って協力要請したとか、新聞に載っていた。
◆旧国鉄用地ってのは、いま所有権的にはどこがもっているのだろう。あんなところにサッカー競技場だって、大阪って、あいかわらずバカだよ。公が必要な施設があるなら一定部分を確保するにしても、基本は、ごちゃごちゃした都心部の計画的な区画整理を行って、民間に売却すべきでしょう。一等地について、公もむろん入手すれば便利はよいが、高い土地代に税金を投入することが適切かどうかは難しい話。基本は民間でよいではないか。大阪市には舞洲はじめ、あまたの利用されていない埋め立て地などがある。サッカー競技場を一等地にもってくる必然性は乏しい。無駄!、長居もある、ガンバのはよく知らんが吹田あたりにあるのかな、少なくとも大阪市としては長居スタジアムで十分でしょ。さらに大金を投じることはばかげている。
◆あんな一等地、いろんな思惑が渦巻き、利権がからみ、なかなかまとまらんのだろうな。拙速はいかんが、ダラダラと決められないというのも、どうなんだろう。そしてサッカーで、なんで大阪経済が活性化して復活をとげるのか、まったくわからん。それこそ、テキトーな甘い試算なのだろう。さっさと民間に売却し、国の借金返済にあてるべきだ。
◆今日のニュースで、来年度満期になる国債が106兆円あるんだって、国は返済にあてる106兆円を用意しなければならない。そのための借金が96億円だとさ。破綻している、自転車操業もいいところ。あほちゃうか。

コナベ見学会

◆12月04日に宮内庁の実施しているコナベの発掘を見に行っ79979cca.jpg0ee762d1.jpg。書くべきことは多いが、書いてられん。あんまり、遺構にからむ写真を公表したら、おこられるのかもしれないので、両くびれ部の写真1点ずつにしておこう。
◆通路状に見えるのは、墳丘第1段テラスで、ここまでは入れてくれる。ただし、内規でそうなったからといって、コナベでここを全周させてくれるわけではない。内規がかわったんだから、テラス面上は開放してくれないものか。093d098e.jpg
◆奈良女子大学に移動しての報告会は、18時から大学の用向きが入ってしまったため、16:30までで引き上げた。当てられて発言したのは、内部の残りの良さに驚いたが、対照的に外回りの残りの悪さだ。堀で洗われて崖になっているところは、だんだんちぎれ、崩落していく様子がうかがえる。写真は出さないが、ガマと呼ばれるエグレには、埴輪の底面がならんでいるところもあった。
◆こうした大規模な堀をもつ古墳の痛みはどのように防ぐのがよいのだろうか。文化庁もあまり経験はない。宮内庁がずっと悩み、工法をいろいろ工夫を重ねてきている。
◆あっしの主張は、せっかく工事をするのだから、ちゃんと古墳らしくしてほしい、現状より悪くなら93dc894c.jpgない手当、とうのでなく。そうすると、やはり墳端を確かめた上で、再度盛り土をした上で、護岸をどうするか。葺石風でない石積みでもよいのではないか。花崗岩で面をきちんとし、面を墳丘斜面にあわせて積む、人工的だが、上までとせず水面の部分とし、むしろまぎらわしくないようにしては。
◆要するに、限りなく遺跡整備に近い手法でやるということだ。コナベなど、宮内庁の土地の中だけでやろうとするとそれは無理だ。金もかかる。でも応急処置はしなければならない。計画的に、だ。それは宮内庁予算を超える話であろう。
◆個人的見解は別にして、やはり透明性と議論が必要だ。いまの現状がこんなんですとd9a4ddfa.jpgいう報告書を作成する。そこに土木工学やら遺跡整備の専門家を交えて、どういう護岸をやっていったらいいのか、手法などを研究するというのを、ちゃんとやって、方向性を出していってほしいものだ。

平城遷都1300年仕様の車両

◆平城遷都1300年、こないだ、コナベに行ったとき、近鉄から大極殿を見た。周辺は工事9b62082d.jpg現場だ。
◆月曜日、12月14日に城陽市の整備委員会に行ったとき、1300年仕様の近鉄電車を見た。びっくりした。
◆この会議の時、奈文研の小野さんと一緒になり、西大寺まで一緒に帰る。整備としては大極殿院をつくるらしいが、いまやっているのは会場整備らしく、来年4月末の1300年事業スタートまでぎりぎりのスケジュールだそうだ。
◆それと朱雀門から大極殿に行けるよう、間に近鉄線が通っているわけだが、踏切をつけるのだとか。

法学部棟11階からの風景

◆文学部の横に11階建ての法学部棟があり、月1回、教授会がある。エレベーターホールから二方に窓があり、天気の良い日はながめがよい。73e06bef.jpg8a2a7d18.jpg
◆右が北をながめたところ。むこうは高槻か。左は真東というよりやや南を振ったところ。大和川の地狭部が左端にあり、二上山は高いマンションで邪魔されているが、右には葛城山・金剛山、間の水越峠がよく見える。

インデザイン

◆きのう、たまった仕事をこなそうとしたが、玉1ですべてつぶれた。前半は、学生の部屋のパソコンの修復。
◆和文と欧文の間にカーニング処理をする。印刷屋に指示されたようにやるのだが、半角数字の両側があく。どうしてだろうと思っていたが、やっと解決した。和欧間を0%にするのだ。これ指示をもらっていて処理したつもりだったが、なってなかった。これで、半角数字もきれいに1マスにおさまる。あとは、いろんな記号など、文字間が空いている、逆に詰まっているという、目立つところは、原則をもちつつも、それは文字によって印象が違うので、違和感があるところは一個一個処理するほかはない。
◆それと柱、セクションに分けるというのをやって、これで柱もきれいに出た。そんなこんなで、第1章から第6章まで、新規に打ち出して終わってしまった。
◆原稿をそろえるだけでは本がでない。インデザインでぜんぶこっちがやるとなると、たいへんな労力だが、これはこれから生きてくる技術なので無駄ではない。

テレビ3題

◆NHKのグランジュデ、時々見ている。女性だから、ではない。いろんな分野でのプロ、こんな世界があるのかという驚き、その人の信念や根性、成功譚であるが、功なり名を遂げたというのでなく、信念をもってやってきた人の言葉は勉強になる。見たのは和紙を新たな装飾や建築材として再生した、という方だった。
◆知っとこ。前にも紹介したが、いろいろ職人の紹介がある。土曜日にやってたのは、革の鞄作り、そして紙の沓、なんとか織り(これ和泉市にあるらしい)。あんな鞄ほしいよな。頑張って高いけど買ったら一生モンなんだろうが・・・。
◆河村名古屋市長。住民税減税、議員のボランティア化、予算配分を決める住民から選ばれた委員会を作ること。市長と議員が対立し、議員があくまでも反対するなら、議会解散の住民の署名を集めようという動きもあるようだ。その志、よし。これができれば火葬場へ行く、という信念。言葉はアラっぽいように聞こえるが、めざすことは、国民主権の理にかなっている地方自治である。市民分権というのだそうだ。
【追記】その後、住民税減税可決へというニュースが流れた。気になるのは、テレビの影響力。報道系番組を見方につけた市長に、議会は抗しきれなかった、ということではないのか。よかったのではあるが、報道で取り上げられなかったらどうだったのか、ほかのところの例もあろう。テレビの影響力が大きかったのでは?と思う反面、結局、住民運動みたいなものも、うまくニュースリリースをするかどうかで決まる、みたいなのは嫌だ、と思う。

無題

◆夕刊で自殺のシリーズが始まった。『完全自殺マニュアル』の著者が取り上げられていた。最近では「自死」というそうだが、本人の主張としては、自殺を奨励しているわけでは無論ないのだが、「生きよ」、「頑張れ」、だけでなく、死ぬことを選ぶ権利が尊重されてもいい、ということにあるようだ。
◆今日、12月17日だが、遺品片づけ業者の特集第なん弾かで、春に離婚し、秋に自殺した年配の男性が取り上げられていた。分かれた妻、その子ども(実の子でない)が、結局は後始末をするのだが、以前住んでいた家の荒れ果てように驚いたという。1人残された男の生活力のなさ、をよく示す。そこの業者の社長は孤独でなく「孤立」という言葉を使うのだとか。

朝日新聞の社説

◆12月16日の朝日新聞。1面は「普天間先送り 米に伝達」とあり、社説「鳩山外交に募る不安」、「展望欠いた政府方針」、「同盟の重要性認識を」だって。傲慢な社説である。何も決められず、先送りしたみたいな言い方で、無責任だと。
◆まったく反対だ。よくやった、と言いたい。年内くらいに返事せなあかん、別の手段は無理、辺野古移設を飲む、といった筋書きが十分ありえたなかで、圧力に屈せず、つっぱね、時間をかけて検討することを公式にアメリカに伝えることを実現させた、これ立派な態度だと思う。評価してやれよ。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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