人を幸せにする人になろう

ふしみふしみ

◆今日12日は国公立2次試験の後期。うちの下の娘は第1志望は残念ながら不合格・・・。で、後期の試 験を受けています。さてどうだったでしょうか。ちょっと考えるところもあるのですが、おいおい。
◆自分はといえば、金曜日から3日間鹿児島で、来週の伏見城まで日がなく、本日、せっせとその準備をしていましたが、終わらない気がします。ちょっとイメージ通りの準備は無理として、しかし待ったなし。漏れなくざっと準備する方が優先なので、大局的に課題を洗ってみたいと思います。そして当日の勝負。
◆なお、いろんな協力があり、伏見城の空中レーザー測量を既にやっています。お見せしたいところではありますが、現時点では控えておきます。画期的です!。かつての陵墓図は、ここの場合、等高線間隔2mですから、むろん大枠は陵墓図でも捉えられていますが、何段かになっている郭の斜面など、細部も的確にとらえた最新技術の成果図は、伏見城研究に大きな飛躍をもたらすだろう。これによって、きわめて高い精度で遺構の把握が可能となる。来週の最終年度は、そのアウトプット図を携えて点検できるという、理想的な運びとなった。実施に協力いただいたみなさんに感謝したいと思います。
◆まだ終わってはいませんが、思えば、伏見城の調査というと、わたしのなかでは子供の大学受験と完全に重なった記憶となっています。2011年3月10日の(震災1日前)3カ年調査前の下見(長男現役)、2012年3月(長男浪人)、2013年3月(長女現役)、そして今年。2011年3月10日は、伏見城のなかで息子の合格の知らせを実は待っていたのです。が何もなく、あかんかったか・・・、と。で、翌日、彼は後期試験に東京に向かい、新幹線で東京までは着いたのですが、そこで東日本大震災に遭遇し、鉄道が麻痺し、夜までホテルにたどり着けないという事態を経験したのでした。
[写真]旧北海道庁舎

近木郷

◆北海道の話はまた。たまたま2002年の貝塚市の図録が出てきた。郷を単位に整理していく、とい う作業は是非、ほかでも進めてもらいたいもの。小野市の好古館でも、郷ではないが、地域ごとの展示を重ねている。

終わった終わった

◆14:47スタート、15:35過ぎ終了、ほぼ50分の持ち時間でできたかな。冒頭、少しアジル。その内 容は大阪市への要望。関係者が多くいてくれればいいんですけど、そう多くはなかった。あんまり受け止められることもない、か。が、これだけ2日にわたってお客さんが来てくれ、再発掘した豊臣石垣の3日間の公開に、1万人を越える見学者が来る、そういう需要をどう受け止めるか、ということ。聴衆にはわかってもらえたかな。タテ割りの話はしなかったが・・・。
◆例によって1枚のみ。松平石見守、とか松平長門守、と普請図には出てくるが、調べないと誰なのか、わからない。午前中、なんとか調べて、われわれがやった桜門東側の石垣計測陰影図に書き込んでみたもの。
◆伏見城のことを考えないといけないのですが、改新シンポ→条里制→大坂城と3週間こういう暮らしをしていると、ええ加減疲弊してきたので、家に帰ろう。明日からは、たぶん北海道。仕事のことは水曜日以降にまた・・・。
【追記】石垣など土木工事は「普請」、建物は「作事」。

大坂城の講演準備

◆第1日目の8日の土曜日、丸1日やるも終わらず。現在110枚、多すぎ!。例によって、明日午前、 最終調整だ。まあ半日あるから、なんとか。

もひとつ教授会で

◆給料明細がネットからダウンロードして取得せよとなる(これしばらく前に職員課から通知があった)。それも申請だと。不同意はOKだが取りに来い、と。ハンコがいるとか。カッカしてもいいのだが、データにするとしても、毎月メールで通知され、URLが貼り付けてあり、クリックすればすぐそこに飛べるようなことくらいはすべきでしょう。
◆学内の研究者データベースというのがあるのです。入力せよと。このデータが国の研究者DBにつながっているのだとか。待ってくれ、こないだ詳細な文学部の自己評価調書(毎年やってきて3年分)を出したところ。基盤研究費を削ってくれてもいいから、誰かにそのデータを大学の研究者DBに入力させてくれ、頼む!。金はいいから、時間を奪わないでくれ。
◆とまあ、こんな調子。ついでに言えば、府大と市大の統合の話も、遠くなりにけり、といった雰囲気である。学長はそれとは別にガバナンス改革、というのは予定通りというか、さらに進めると、体制強化をめざしているらしい。あまり書くとさしさわりがあるかもしれません。

教授会で

◆いずこも同じ国公立前期の合否判定の教授会。資料が配られる。定員は125名。入学手続き辞退者 も数名はいるので、何名か多く取るわけだが、そのあたりの合否のまさにボーダーのところは、総点が0.1点差とか0.2点差とかだったりする。それでもって当落が決まっていく。
◆今年、採点しながらその風景を見ていて、前にも紹介した新聞記事を思い出していた。これだけの教員が採点にかかわり、時に例えば国語の問題を作成した国文の先生と、この回答だったら部分点がどれくらいか(むろん目安は示されている)とか心配し、もちろん、それぞれ部分を担当する教員は同一基準で点をつけることに気を配りと、そうして採点を積み上げて比較する、なんと地味ながら手堅い評価かと。2~3名の面接官で人間性をみる、といったことの危うさに比べ、どれだけ客観的か、ということを改めて思った。
◆で、本題は別。娘のことを考えていたわけです。どうも前期は力を十分発揮できなかったようなので、第1志望は厳しいと覚悟している。彼女の受けたところを含め、いずこの国公立大学でも、昨日か今日かの違いはあれ、教授会が開かれ、合格者を決定しているわけです。そして10日の月曜に発表になる。資料の総点の微差をみながら、そんな感慨にふけってました。
[写真]去年の文学部の桜。サクラは咲くか散るか・・・。

大阪城で

◆土日の大阪城の講演会で、オレは日曜日の2番目で50分話をする。天理大にレーダーをやってもらった際にうろ うろした。本丸内の売店も徐々になくなり、そこに工事用?の壁面があっ て、そこに大阪城の復元鳥瞰図がならぶ。これは臨時的とはいえ、やっぱりこういうのが野外にも欲しいですね。いまの徳川大阪城だって、幕末に焼け落ち、そして戦災でも櫓を失い、往事のイメージはもてないわけだ。まして豊臣など。
◆同じ時に公衆トイレに行って驚く。小便器の前に壁がなく、いやあり、石垣なのである。
◆いまの天守の東に貯水池があって、そこが夏の陣で焼け落ちた豊臣天守の場所。そんなこと誰も知らない。貯水池のフェンスでいいから、この下に豊臣天守があるんだと、看板が欲しい(石垣施設ができると作られるのでしょうが)。
◆それと旧市博。これが第4師団司令部庁舎だ、ということも明示すべきですね。

戸籍抄本

◆パスポートを切らしちまった。継続でなく、また作らねばならない(GWにベルギーに行く)。 そうすると戸籍謄本または抄本がいる。運転免許証ではなんでダメなんですかね。本籍地の役所で抄本を発行してもらう意味がどこまであるんだろうか。京都市南区役所に行く時間はないので、郵送依頼を送る。
◆そうすると1通450円を定額小為替を入れて払えと。で、郵便局に行く。なんか書かされ、手数料100円を取る。ばかばかしい。自治体の証明書も、カード払いとかにならんもんかね~。
[写真]近世史の御用達、雪国です。

大県郡ですが

◆河内の条里を学部演習でやってきて、大県郡のところなんですが。平尾山の山中に3つか4つの郷が あり、氏神がある。これ河内の平野部とはぜんぜん違うわけ。こんな郷、タンボを作っていた50戸ではありえない。
◆とすれば鍛冶でしょうね。大県遺跡は6世紀後半がピークで、そのあとは消え、田辺とかの方に一部は移るみたい。大県遺跡の技術者集団は、飛鳥時代に入って、もっと広範に技術扶植のために分散した可能性はある。が、大県郡の郷からすると、大県遺跡のある平野部から離され平尾山一帯に生産地を移したに違いないと思うのだ。実際に鉄滓も出ているらしいが、鍛冶工房が明確になっているわけでなく、あんまり7世紀以降の鍛冶工房は想定されてないみたい。
◆しかし郷の存立を論理的に考えれば、そういう結論になる。
[写真]国分駅前の梅?。その右は玉1の後円部。

吉志舞

◆大嘗祭などで、安倍氏の当主等が監督して、闕腋袍等、主に武官の服装で、踊られた舞楽。だそ うです。阿倍野の安倍寺はどうなったんですかね。とうの昔に全壊か。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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