人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
鳥取(6)馬の山4号墳
◆行きたかった4号墳にはじめて行く。感激である。約100mの前方後円墳。後円部側から登り、 前方部へと下る。写真(上左)は昔の写真で、側面がきれいに眺められる姿であるが、いまは果樹園としても畑としても放 棄され、まあ草ボウボウで、なんの手入れもされていない。上右が展望台から撮影した4号墳の位置する丘陵先端側。日本海に面している。橋津の港の原型は、古墳時代にもあったんでようか。
◆前方部が削られているのは、幕末の台場のためなんですって。とくに前方部前面は削り込まれて急傾斜となっている。メスリ山型ではないかと考えているが、そんな古くないのでしょうか。立地からすると、陵山がふさわしいのかもしれません。そういえば、メスリと陵山の墳形はほとんどよく似ているので、判定 は難しい?。埴輪は?。改めて考えてみましょう。
◆前方部の斜面にはけっこう板石が散在している。それと削れているとこ ろを見ると、黒ボクの地山の上に赤い盛土をしている。埴輪がけっこう転がっているだろうと踏んで、前方部前面の斜面を見上げると、大きい破片が3つほど目に付いた。下右が、前方部頂から後円部を見たところだが、なにがなんだかわかりませんね。下左が、前方部全面の崖面。
◆前方部が削られているのは、幕末の台場のためなんですって。とくに前方部前面は削り込まれて急傾斜となっている。メスリ山型ではないかと考えているが、そんな古くないのでしょうか。立地からすると、陵山がふさわしいのかもしれません。そういえば、メスリと陵山の墳形はほとんどよく似ているので、判定 は難しい?。埴輪は?。改めて考えてみましょう。
◆前方部の斜面にはけっこう板石が散在している。それと削れているとこ ろを見ると、黒ボクの地山の上に赤い盛土をしている。埴輪がけっこう転がっているだろうと踏んで、前方部前面の斜面を見上げると、大きい破片が3つほど目に付いた。下右が、前方部頂から後円部を見たところだが、なにがなんだかわかりませんね。下左が、前方部全面の崖面。
鳥取(5)馬の山
◆馬の山は、秀吉と吉川元春が対峙したところらしい。馬の山に元春が陣を置いたとか。結局、相 互に合戦を避け、互いに軍を引いたんだとか。
◆南のハワイ温泉側か ら入る。普通は、西側の橋津から登るようである。裏側から入ったよ うなもの。丘陵の高いところにハワイ風土記館というのがあり、入ってみた。
◆4階か5階になっていて、一番上は展望台だが、あいにくの雨であまり見通しはよくない。馬の山古墳群(橋津古墳群)の展示、秀吉と吉川の話、天文写真、民俗資料など、ごちゃごちゃとある。
◆入っていくと事務室で音がしたので、誰か詰めているらしい。しばらく前にできて、くたびれて、いまはほとんど誰も来ないのだろう。表に鳥取出身の国会議員だかの碑がでかでかと立ってい る。こんなもんに金かけるより、展示に金をかけるべきですね。ホンモノをならべる施設にはできないだろうが、馬の山とか橋津の町のガイダンス施設として再生させることはできると思うんだが。
◆南のハワイ温泉側か ら入る。普通は、西側の橋津から登るようである。裏側から入ったよ うなもの。丘陵の高いところにハワイ風土記館というのがあり、入ってみた。
◆4階か5階になっていて、一番上は展望台だが、あいにくの雨であまり見通しはよくない。馬の山古墳群(橋津古墳群)の展示、秀吉と吉川の話、天文写真、民俗資料など、ごちゃごちゃとある。
◆入っていくと事務室で音がしたので、誰か詰めているらしい。しばらく前にできて、くたびれて、いまはほとんど誰も来ないのだろう。表に鳥取出身の国会議員だかの碑がでかでかと立ってい る。こんなもんに金かけるより、展示に金をかけるべきですね。ホンモノをならべる施設にはできないだろうが、馬の山とか橋津の町のガイダンス施設として再生させることはできると思うんだが。
鳥取(4)倉吉でレンタカーを借り
◆朝、がっちりマンデーで大阪駅前ビルの地下の店を取りあげているのを見ながら、ぼちぼちと着 替えて歯を磨く。8時頃となり、そのまま朝食もとらずに宿を出て、松崎 駅に向かう(8:26発)。その先のコンビニでお茶とたばこを買って駅に。
◆どこでもそうだろうが、車社会の地方で、鉄道利用者の基本は高校生。単線なので、待ち合わせがあり、倉吉までもう一駅だが、20分くらいには入ってきて発車まで停車している。
◆倉吉駅に着き(8:32)、ほとんど出払っているなかで1台だけあると言われたニコニコレンタカーを探すが見あたらない。電話したら、エネオスのガソリンスタンドでやっているんだとか、で引き返す。天気は良くない。
◆山陰線で来たところをまた湯梨浜に戻り、馬の山4号墳をめざす。途中、宮内狐塚の看板を見つけた。倭文神社は時間がなくスルーしたが、立ち寄るべきでした。
◆どこでもそうだろうが、車社会の地方で、鉄道利用者の基本は高校生。単線なので、待ち合わせがあり、倉吉までもう一駅だが、20分くらいには入ってきて発車まで停車している。
◆倉吉駅に着き(8:32)、ほとんど出払っているなかで1台だけあると言われたニコニコレンタカーを探すが見あたらない。電話したら、エネオスのガソリンスタンドでやっているんだとか、で引き返す。天気は良くない。
◆山陰線で来たところをまた湯梨浜に戻り、馬の山4号墳をめざす。途中、宮内狐塚の看板を見つけた。倭文神社は時間がなくスルーしたが、立ち寄るべきでした。
鳥取(3)懇親会
◆東郷池の脇にある国民宿舎水明荘が宿泊場所(前に家族旅行で山陰を山口までまわった時に立ち 寄ったことを思い出す)。18時に入り17時から懇親会。参加者約20名。
◆隣の人は境港 市の職員なのだが、関西外大のSさんと同級生でしたと。向かいの人は、あんた大阪市大でっか、と。で、聞いてみると、大阪市大昭和31年入学、35年卒業 で、難波宮の発掘に参加していたという。1956年で18歳ということは、1938年生まれだから昭和13年。もうちょっとお年を召しているように見えた が。山根徳太郎とか直木孝次郎とか藤原光輝さんの話で盛り上がる。
◆後半は、東京の邪馬台国の会(安本氏の会)など、いろんな会の方と名刺交換。本も3冊もらった。邪馬台国って日本人を引きつけるのですね。全国組織の特別顧問になれという話が事前に来ていたが、断っていた。が、懇親会の席でじゃあやりますと返事。いろんな仕事をしてきた人が、古代史に興味をもち、集まり団体をつくり、勉強し、集会を企画し、自ら本も出す、そういうパワーはすごいものだ。
◆1冊読んでみると、寺澤さんが大和は大したことないと言っている、そこを鵜呑みにしないでほしいものだが、まあそんな調子。当日の発表の冒頭にも、弥生後期の畿内のことを、みんな馬鹿にしている、過小評価しすぎ、とアピールした通り。影響力ある人の発言が世間でまかり通るというではあるが、近畿地方で弥生後期をやっている人がそれに対抗するビジョンを打ち出せていない方が問題なんだろう。
◆とはいえ、みなさん、まじめに取り組んで勉強している。学問的にはちゃう!と高いところにいて距離を置く、というのはどうなのかと思い直した。関わらないというのでなく、求められれば喜んで、という姿勢でいこうか(でもYさんとは関わりたくないですね)。
◆隣の人は境港 市の職員なのだが、関西外大のSさんと同級生でしたと。向かいの人は、あんた大阪市大でっか、と。で、聞いてみると、大阪市大昭和31年入学、35年卒業 で、難波宮の発掘に参加していたという。1956年で18歳ということは、1938年生まれだから昭和13年。もうちょっとお年を召しているように見えた が。山根徳太郎とか直木孝次郎とか藤原光輝さんの話で盛り上がる。
◆後半は、東京の邪馬台国の会(安本氏の会)など、いろんな会の方と名刺交換。本も3冊もらった。邪馬台国って日本人を引きつけるのですね。全国組織の特別顧問になれという話が事前に来ていたが、断っていた。が、懇親会の席でじゃあやりますと返事。いろんな仕事をしてきた人が、古代史に興味をもち、集まり団体をつくり、勉強し、集会を企画し、自ら本も出す、そういうパワーはすごいものだ。
◆1冊読んでみると、寺澤さんが大和は大したことないと言っている、そこを鵜呑みにしないでほしいものだが、まあそんな調子。当日の発表の冒頭にも、弥生後期の畿内のことを、みんな馬鹿にしている、過小評価しすぎ、とアピールした通り。影響力ある人の発言が世間でまかり通るというではあるが、近畿地方で弥生後期をやっている人がそれに対抗するビジョンを打ち出せていない方が問題なんだろう。
◆とはいえ、みなさん、まじめに取り組んで勉強している。学問的にはちゃう!と高いところにいて距離を置く、というのはどうなのかと思い直した。関わらないというのでなく、求められれば喜んで、という姿勢でいこうか(でもYさんとは関わりたくないですね)。
鳥取(2)邪馬台国サミット本番
◆迎えの車で湯梨浜町のハワイホールにむかう。既に高島忠平氏は到着していて、昼飯をかき込 んだあと話をする。
◆本番は、高島さん、オレ、邪馬台国山陰説のT氏が、それぞれ40分しゃべり、1時間程度議論する。オレはほぼ40分で終わったが、だいぶハショった。ラストの2枚も省略。会場は300人は優に入るホールのようだが、200名ちょっとと少し 寂しい。文化の日前後のこの連休、どこでも行事があり、日が悪かったとのこと。邪馬台国の連絡協議会みたいな全国組織を作ろうとしているらしく、東京や九州や、いろんなところの会の代表みたいな人たちも集まっているようだ。
◆高島さんは(39年組)、オレが奈文研の後輩でもあるからか、親しく話をしていただいた。邪馬 台国九州説の旗頭。河内の庄内式土器を実測していた話や、だから安国寺遺跡で最初に庄内式土器を指摘したとか、むろん佐賀のことなど、バックグラウンドはかなりのもので、いろいろ勉強になる。とても愉快な方で楽しかった。佐賀城の会議(天守台を掘っているらしい)が3日にあるため、懇親会には出ず、17時代の特急で佐賀に戻っていかれた。
◆わたしの発表、けっこうパフォーマンスが受けたみたいです。吉本の芸人かも言われる(こっちはビルゲイツのつもり)。演台でしゃべるのでなく、舞台に出ていき、マイクと、ポンター兼スライド送りのリモコンをもって、てぶりなどを加えながらやる。ここ数年のスタイル。
◆本番は、高島さん、オレ、邪馬台国山陰説のT氏が、それぞれ40分しゃべり、1時間程度議論する。オレはほぼ40分で終わったが、だいぶハショった。ラストの2枚も省略。会場は300人は優に入るホールのようだが、200名ちょっとと少し 寂しい。文化の日前後のこの連休、どこでも行事があり、日が悪かったとのこと。邪馬台国の連絡協議会みたいな全国組織を作ろうとしているらしく、東京や九州や、いろんなところの会の代表みたいな人たちも集まっているようだ。
◆高島さんは(39年組)、オレが奈文研の後輩でもあるからか、親しく話をしていただいた。邪馬 台国九州説の旗頭。河内の庄内式土器を実測していた話や、だから安国寺遺跡で最初に庄内式土器を指摘したとか、むろん佐賀のことなど、バックグラウンドはかなりのもので、いろいろ勉強になる。とても愉快な方で楽しかった。佐賀城の会議(天守台を掘っているらしい)が3日にあるため、懇親会には出ず、17時代の特急で佐賀に戻っていかれた。
◆わたしの発表、けっこうパフォーマンスが受けたみたいです。吉本の芸人かも言われる(こっちはビルゲイツのつもり)。演台でしゃべるのでなく、舞台に出ていき、マイクと、ポンター兼スライド送りのリモコンをもって、てぶりなどを加えながらやる。ここ数年のスタイル。
鳥取(1)11月2日邪馬台国サミットにむかう
◆O大のM氏、T大のH氏も講師に立ち、お鉢がまわってきたらしい。事前に資料を出し、1日はパ ワポを作っていた。11月2日、9時24分だったか、スーパーはくとで倉吉 に向かう。
◆自分よりやや上だがほとんど同世代のグループと乗り合わせた。話を聞いていると、大阪教育大学の同級生で、多くが教員で、毎年1回、温泉巡りをしているようだ。大阪から乗り込み、三宮とか姫路とかで1人また1人合流し、既にビール三昧で声大きくしゃべり続けている。楽しいんでしょうね。鳥取で降りていった。
◆途中、パワポを直していたが、それも終わり、外を眺める。佐用の洪水被害のあとの河川改修が進んでいる。智頭、郡家、鳥取。川が北向きに流れるようになる。とてもきれいな水で、また今日は晴れ渡って、すこぶる天気がよい。倉吉着は12:31。
◆自分よりやや上だがほとんど同世代のグループと乗り合わせた。話を聞いていると、大阪教育大学の同級生で、多くが教員で、毎年1回、温泉巡りをしているようだ。大阪から乗り込み、三宮とか姫路とかで1人また1人合流し、既にビール三昧で声大きくしゃべり続けている。楽しいんでしょうね。鳥取で降りていった。
◆途中、パワポを直していたが、それも終わり、外を眺める。佐用の洪水被害のあとの河川改修が進んでいる。智頭、郡家、鳥取。川が北向きに流れるようになる。とてもきれいな水で、また今日は晴れ渡って、すこぶる天気がよい。倉吉着は12:31。
ロンドン・ケンブリッジ(4)シベリア
◆山地なのだが、樹木がなく森林とはいえず、はげ山風の表情。草地といったところか。
ほぼ人の手が入っていないような自然そのままの風景。そういうもののな かに、傾斜に直交する直線的縞模様と、傾斜に平行するような同心円的縞模様のあるものがあり、なんでこういう縞模様になるのかわからないが、面白かった。これはそこそこ傾斜のある山地の場合。
◆それが高低差のない平原的なところでは、川はとにかく蛇行し、またそちこちに窪みに水の
たまった湖が無数にある。これ、最大の印象やった。水たまりになって、水が抜けないんだと。
◆河床沿いの緑地、緑地のすこしのびる谷、あとはハゲ山。寝て起きる15:30(日本時間、あと6時間24分)。
◆まあとにかく、行きは日中のこともあって、ず~と外を見ていた。
【追記】直上のようなメモは残るが、帰国直後だと、画像を見て、ここのことと思い出せたであろうが、もはや忘却。
ほぼ人の手が入っていないような自然そのままの風景。そういうもののな かに、傾斜に直交する直線的縞模様と、傾斜に平行するような同心円的縞模様のあるものがあり、なんでこういう縞模様になるのかわからないが、面白かった。これはそこそこ傾斜のある山地の場合。
◆それが高低差のない平原的なところでは、川はとにかく蛇行し、またそちこちに窪みに水の
たまった湖が無数にある。これ、最大の印象やった。水たまりになって、水が抜けないんだと。
◆河床沿いの緑地、緑地のすこしのびる谷、あとはハゲ山。寝て起きる15:30(日本時間、あと6時間24分)。
◆まあとにかく、行きは日中のこともあって、ず~と外を見ていた。
【追記】直上のようなメモは残るが、帰国直後だと、画像を見て、ここのことと思い出せたであろうが、もはや忘却。
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HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。