人を幸せにする人になろう

市民とともにつくる博物館

◆レポートを読み終えた。とても面白かった。なんとかハートは伝わり、自分なりに考えて、本やネットで調べもしながら、思い思いのことが書いてあり、博物館の人に見てもらえばヒントになるようなことも書いてある。全コピーをして、協力してもらっている大阪市の博物館協会に届けるのもよいかと思った。紙でなくファイルでもらうようにすれば、ネットに載せることも容易ですね。
◆読んでいる側もいろんなことを考えたが、いくつか。例えばある企画展をやったとしよう。どれだけ面白かったか、こういう工夫もしてほしいなど、満足度にかかわる意見募集をすると。家帰ってからネットでファイル送付でよい。一般的な書き込みアンケートもあってよいが、そうでなく。意見を寄せてもらった人全員に常設無料券をお礼として返信するとともに、もっとも館としてためになる意見を選び、記念品と1年間(期間は自由)フリーパスを渡す。同じく企画展を通して、そのテーマにかかわる研究論文を募集し、学術的にも十分なものについては優秀賞とし、紀要に掲載する。初めて訪れた人を対象として、印象をやはり募集する。撮影フリーを前提に、館内風景や展示物の写真コンテスト。中学生・高校生による展示。小学生の連れてこられた見学でなく、中学生・高校生くらいが、展示物から学んだこと、それを同世代に伝えることを目的とする。難しいことでなく、基礎的なことが伝わっているか、ということにもかかわる。学童保育の場としての開放。100円カフェ。子供の人気が高い科学館で、火とか、石を割るとか、土器の発明とか、鉄とか、まさに科学なわけで、考古、歴史、自然史、いろんな分野の初歩的な展示も散りばめられるのでは。ミュージアムへの入り口として、科学博物館と連携する。
◆学生の書いてきたことは、列挙しているときりがないのでやめる。整理しておきたいところではある。自分でアイデアを考えるということを通じて、タメになったと書いてくれているのはうれしい。まあネットでちょこちょこ拾って構成した安直なものも混じっているに違いないが、それを詮索しているヒマはない。多くは、授業をふまえつつ、一定の調べをしつつ、自分で考えて書いてくれていることは伝わった。たぶん、教養の考古学の授業より、意識ある集団が集まっているのだと思う。いろんなところで市民参画が進んでいる事例を知ることもできたし。1人、考古学志望の1回生がいることも把握できた。
◆さて修論にむかおう。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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