人を幸せにする人になろう

御廟野古墳見学記1

◆朝、今日は呑み会になると思うので電車にしようかとも思ったが、車塚の現場の時間を確保する ために はやはり車。11時過ぎに出て、山科には12:15くらいに着いたか。腹ごしらえをして集合場所に行くと、12:30くらいだが、ほぼ集まっており、無事、順調に13時から始まる。
◆迫力があった、見応えがあった。なかなかよかったです。なぜか、まあよく残っているわけです。基底の切石や靴石などの構造物も適度にあるし、葺石がかなり見え(上)、そして8角の斜面がよくわかり、その下の方形の段も含め、あまり後世の改変なく、こっそり残っているという様子である(下)。
◆8角は、この段階は方形の4つの角を落とす形で、東西南北の面と斜めの面で構成される。なので、西南、東南、東北、西北のところは三角形状のテラス面が実に美しく見え、東西南北の辺のところでは、下の方形段とほぼ接するようになっているが、上の段の流出で狭くなってはいるもの の、犬走り状に平坦面が通る。アタシの復元でいけば、おそらく1歩1.5m幅なんだろう。
◆方形壇は高さ1m強くらいかな。で、上からの土が被りにくく、またテラス面の自然流出もいくぶんあるとして、見えてくるのはコーナーの石。4つの角すべてに、原位置を保つ凝灰岩切石がある。きっと基底石だろう。そう、基底石のみが切石で、斜面は基本的に川原石なのである。だから、貼り石ではなく、雰囲気は葺石で、天武陵のような切石をがちがちに組み上げたものでなく、古墳時代の古墳っぽい。
【註】写真はやめときます。後日また。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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